休載

 用語説明を兼ねて今週は休載とさせていただきます。


紫藤しとう

 通座つうくら神籬みづがき磐座いわくらの三宮から成る国。

通座つうくら

 闇皇の地。月光柱を掲げる。闇皇の死後、誰も立ち入ることはない。

神籬みづがき

 桜皇の地。花の街であり、芸を売る花柳かりゅつ、花を売る花街はなまち、芸花の流れ着く先花外かがいなどの地区に分かれており、中心街以外は農耕地となっている。各区は大橋で繋がっている。

磐座いわくら

 光皇の地。日輪鏡があり、昼間は紫藤の半分を照らしている。


月光柱つきのみはしら

 通座にあり、紫藤を照らしている。かつては一本の柱であったが、現在は砕片となっており、明光が弱い。

日輪鏡にちりんきょう

 磐座にあり、月光柱の光を反射して他の地を照らす鏡。夜になると力を失う。

ぎょく

 各宮に伝わる宝玉。神籬の玉は現在菖蒲が所持している。

宮師ぐうし

 各街の宮に仕える者。

闇師あんし

 宮師のひとつ。紫藤に現れる鬼を唯一滅することができる。実態は噂止まりで目撃した者はおらず、何人いるかも不明。


闇皇あんのう

 通座の皇。民を鏖殺し、神々によって消滅させられたとされる。

桜皇おうこう

 神籬の皇。闇皇の死後、所在不明。桜宮姫とも呼ばれる。

光皇こうごう

 磐座の皇。闇皇を捕え、紫藤を救ったとして、民に尊ばれている。紫藤の統括者。


そら

 親無し子。黒兎のハクと共に育った。鬼を倒す修行を幼い頃から課せられている。闇師として育てられていないため、自身の修行と世間で云われる闇師が同一という認識が薄い。

ハク

 脚の長い黒兎。口調が古めかしい。そらが物心つく前から傍にいる。主人はヨミ。

ヨミ

 空の師に当たる。ハクの主人。感情の起伏が乏しく、蔵面で顔を覆っているため人相は不明。鬼を倒すことが出来る。

桔梗ききょう

 花街と花外を治める。草火そうびのひとり。大層な美人で火を操る術を持つ。ヨミと昔馴染みだが、快く思っていない。空の母に仕えていた。

菖蒲あやめ

 草火そうびのひとりだが、街の者が草火と呼ぶ場合、菖蒲を指すことが多い。ヨミの死に首を狙っている。

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