人間と魔獣の血を引く彼女は、かつて牢に繋がれ、魔力の供給源として、さらには暗殺の道具として扱われていた過去を持っています。
そんな彼女が出会ったのは、高い理想を掲げる高潔な男・アルベルト。
彼と共に暮らし、共に理想を抱き、たくさんの優しい愛情に包まれるなかで、ユーフォリアは少しずつ変わっていきます。
一貫して描かれる耽美な筆致と、読みやすい地の文が、物語の世界へ自然と引き込んでくれます。
ユーフォリアの成長していく姿も、アルベルトの高潔さも本当に魅力的。
ときおり挟まれる二人の逢瀬は、もうただただ美しいです。
高潔な男と耽美な世界観が好きな方には、ぜひおすすめしたい物語です。
大好きです!!
血と獣の衝動に縛られた少女ユーフォリアと、理想を掲げる王国騎士団長アルベルト。
ふたりの出会いは、剣が交わった暗殺の夜から始まります。
牢に繋がれた過去、制御できない魔力、幾度も迫る陰謀と死。
彼女は人として歩むか、それとも獣として堕ちるか。
その答えを導くのは、隣で「共に理想を見たい」と願う男の存在でした。
ユーフォリアは血に濡れた剣を握りながら、愛を知り、理想を学び、仲間を得て――ついに「人として選び取る」道を歩み出す。
アルベルトもまた、彼女の純粋な愛に触れて、理想を絵空事ではなく現実にする力を得ていく。
これはただの恋愛譚でも、ただの騎士譚でもない。