危うさと純愛が交差する、年の差主従BLの極点
- ★★★ Excellent!!!
年の差BLがお好きな方……この作品は、間違いなく“刺さります”
むしろ刺さらないわけがないです!
主従、年の差、片想いのすれ違い、静かに膨らむ執着……その全部が絶妙な温度で絡み合って、気づいたら物語の中に深く引きずり込まれていました!
物語の中心にいるのは、王子・アルトと、その護衛兼世話役のレオル。
この二人の関係性がもう本当にたまらなくて……最初は、主従としての距離感がちゃんとあるはずなのに、視線ひとつ、言葉ひとつで、心の距離だけ妙に近いのが分かるんです。
レオルの静かで深い忠誠心と、そこににじむ抑えきれない独占欲。
アルトの幼く見えて芯の強い感情と、拗らせ気味の甘えと信頼。
この二つがぶつかったときの感情の温度差が本当に最高なんです!
しかも、ただ甘いだけじゃなくて、ふっと影が差すような描写があって、その危うさが作品全体に特別なエッセンスをつけています。
このバランス感覚が本当に見事で、読んでいると自然と胸が詰まったり、息を飲んだり、頬がゆるんだりと忙しくなります!
そしてこの作品の魅力は、距離が縮まる瞬間の描写が圧倒的に美しいだと思うんです。
視線の揺れ、息遣い、心のざわつき……それらが丁寧に紡がれていて、読者の方が先に赤面してしまうレベルです(*ノェノ)キャー
とくにレオルの感情の動きは、大人だからこそ深くて、真っ直ぐだからこそ危険で、読むほど惹かれていきます!
全体的に、静かな作品なんです。
でも、その静けさの奥にある「熱」がすごいんです!
派手な衝突ではなく、心と心のぶつかり合いが物語を動かしていて、その芯の強さが読後にもずっと響いています!
年の差の尊さ、主従の緊張感、隠しきれない愛……そして、それらが溶け合う瞬間が好きな方には、迷いなくおすすめできます!
気づいたらアルトとレオルの世界に囚われ、そのまま抜け出せなくなるはずです。
ですので、ぜひ読んで、この二人の特別な愛を味わっていただきたいです(๑•̀ㅂ•́)و✧