君との大切な思い出

@kiz4649

君との大切な思い出(2人〜7人用台本)

エピソード0:モノローグ


花音「君がいてくれたから、今の私がいるんだよ?透也。」


花音「私に出会ってくれて、構ってくれて、笑わせてくれて、本当に、本当にありがとう…。」




花音【君との大切な思い出】





エピソード1:思い出の始まり


《教室にて》


花音「はぁ、今日から新学期か…嫌だな。」


透也「はぁ…今日から新学期か。嫌だな〜。特にクラス替えっていうのがほんとに嫌!!仲良い友達がみーんな別のクラスとか何!?俺、なにか、しでかしました?ってレベルだよほんと!」


透也「あれ?あの子は確か…。」


《透也、花音の場所へ行く》


透也「ねぇ!ねぇってば!」


花音「はい。なんでしょか?」


透也「はい。なんでしょうか?って、反応うっす!ほら、去年同じクラスメイトだった、清水透也だよ!覚えてない?」


花音「いや、全く。」


透也「(まじかよ…反応薄くて、こんな暗い感じなの?)」


花音「何か言った?」


透也「いや、何も?」


花音「反応薄いとか?暗い人とか言ってませんでした?」


透也「はぁ?!聞こえてんのかよ!!お前って、地獄耳!?」


花音「反応薄くて、地獄耳で悪かったですね。で?なんの用?」


透也「用は別にないけど…」


花音「用はないのに話しかけてきたとか…君、もしかして、かまってちゃん?」


透也「はぁ?誰がかまってちゃんだよ!むしろ俺が君に、かまってあげてるんだよ!!感謝しろ?」


花音「はいはい。感謝します。」


透也「………。」


花音「ごめんね?私、人と関わるのが苦手なの。」


透也「…そっか、そうなんだね。なんか…ごめんね?」


花音「いや、急に謝られても…」


透也「よーし!!友達になろう!!」


花音「はい?」


透也「よろしくな!えっと…名前は?」


花音「え?えっと…琴乃瀬花音。」


透也「琴乃瀬花音…か。良い名前だね!」


花音「そ、そうかな?」


透也「うん。すごくいい!改めてよろしくな、花音!!ちなみに俺は透也でいいから!」


花音「え?あ、うん。よろしくね?し、清水くん。」


透也「だから、透也だってば!!」


花音「話したことない人に下の名前は恥ずかしいよ…。」


透也「そっか…それもそうだね!じゃあ、まずは苗字からでいいよ!」


花音「うん。ありがとうね!清水くん。」


透也「おう!」


透也「ってかお前、笑った顔かわいいな!」


花音「え?!何?ナンパですか?そういうの嫌なんで、他行ってもらえませんか?それに、女の子にお前は嫌ですぅ!」


透也「わりぃ、わりぃ。ってか、その返し、めっちゃ面白いんだけど?」


花音「そうなの?」


透也「うん!めちゃんこ面白い!!花音って、友達いないの?」


花音「うぅ…痛いとこつくなぁ。さっきも言ったけど、いないんだよ。」


透也「そうか。なんか、もったいないよなぁ。面白いのに…」


花音「もしかして、清水くん私のことからかってる?」


透也「からかってないよ!ただ花音が面白いって思って言ってるだけだよ!」


花音「ほんとに〜?」


透也「ほんとだってば!」


花音「……ぷっあはははは!」


透也「……くっ…あはははは!」


花音「もう!!清水くん面白い顔しないで!」


透也「はぁ?面白い顔なんかしてないし!花音が勝手に笑ってきたから、笑っちゃっただけだろ?」


花音「清水くんのせいだからね?」


透也「はいはい。俺がわるうございましたぁ。」


花音「その言い方ずるい!面白すぎ!あははは!」


透也「笑いすぎだろ!あははは!」








エピソード2:予想外!?


《ある日のHRにて》



担任教師「え〜。この中から生徒会委員を決めたいと思うが…誰が良いとかあるか?」


担任教師「なんだ…誰もいないのか。じゃあ、去年やってた清水!お前やれ!」


透也「はぁ!?なんで、俺なんですか?」


担任教師「誰も手をあげないし、お前だとクラスみんなをまとめるのが上手いって、去年の担任からも聞いたからな!」


透也「(あのハゲおやじ…ぜってぇ許さねぇ)」


花音「(清水くん声、聞こえてるよ。)」


透也「(え!?まじ?)」


花音「(うん。まじだよ!)」


透也「(ありがとう!花音!!)」


花音「(どういたしまして。)』


透也「いやぁ、去年の担任。よく見てんすねぇ〜さすが頭がピカイチ!!」


担任教師「し〜み〜ず〜!お前、後で職員室に来なさい。」


透也「そんなぁ〜。」


花音「(どんまい!清水くん。)」


透也「(笑ってんじゃ、ねぇよ。花音!)」


花音「(ふふふふ…。)」


透也「(このヤロウ!!)あ!そうだ、先生!!」


担任教師「なんだ?清水。」


透也「生徒会委員なんですけど?琴乃瀬さんを推薦します!」


花音「はっ?!えっ!?」


花音「せ、先生!私には無理です。生徒会委員なんて!!」


透也「先生!琴乃瀬さんは俺以上にしっかりしてるんで、良いと思います!!」


花音「え?えぇぇ…。」


担任教師「……よし!じゃあ、決まらないから、多数決で決める!みんな、それでいいか?」


《担任教師に言われたことに生徒全員「はーい」と返事をする》


担任教師「全員顔を下にしていいなと思うやつに手を上げろ!それじゃ、名前を言っていく。」


担任教師「安藤がいいと思うやつ……琴乃瀬がいいと思うやつ……渡辺がいいと思うやつ。」


《女子生徒の名前を順々に言っていき、生徒達はその中から1人に手を上げる》


担任教師「よし!決まった!!」


担任教師「ってことで、生徒会委員は清水と琴乃瀬だ!よろしくな!」


透也「(よろしくな!花音!)」


花音「そ、そんなぁ……」


花音「(もうホント最悪…)」


透也「(あははは…)」


担任教師「はい!じゃあ、HRを終わりにする!今日も勉学や部活に励めよ!!」


《先生は教室から出る》


花音「ちょっと、清水くん!」


透也「ん?」


花音「ん?じゃないわよ!どうするの?」


透也「どうするのって?」


花音「生徒会委員だよ!」


透也「あぁ。まぁ、大丈夫っしょ!」


花音「いやいやいやいや、やったこともないのに推薦されるなんて、荷が重すぎるって!」


透也「あ〜…うん。どんまい!」


花音「え?それだけ?」


透也「うん。それだけ!」


透也「じゃ、俺、先生に呼び出しくらってるからバイビー!!」


花音「あ、コラ〜!!」


《透也は教室から逃げるように出ていく。》


花音「ったく。逃げ足だけは一丁前に早いのよね…。しかもモテるし!なんかムカつく。」








エピソード3:雲


《生徒会委員会後にて》


花音「ねぇ、清水くん?」


透也「ん?なに?かの…ん!?え?もしかして怒ってる?」


花音「そうだね。大丈夫って全然だいじょばないじゃない!何?この仕事量!半端ないじゃない!!」


透也「それ去年、俺が頑張ってたんだぜ?偉いだろ?」


花音「それは清水くんが『いいよ、やるよ!』ってなんでも引き受けちゃうからでしょ?」


透也「あぁ…それもそうかも!」


透也「なんかさ?困ってる人いたら助けたくなっちゃうんだよ。」


花音「そういう優しいところは素敵だと思うよ?けどさ…」


透也「大丈夫、大丈夫!俺が何とかスっから!な?」


花音「こんな量をどうやって?」


透也「大丈夫だって!」


花音「なに?その根拠の無い自信。」


透也「ん?『俺には何も出来ない』って思うより、自分なら出来るって信じてあげた方がよくない?」


花音「まぁ、そうだけどさ。もし出来なかったら?」


透也「マイナスなことは考えない!」


透也「出来なかった時は、自分はここまではできたんだって褒めてあげる!」


透也「で、みんなに助けを求める!」


花音「前向きですごいね。清水くんは」


透也「そうか?」


透也「それにマイナスに考えてたら、なんか勿体なくない?」


透也「だからこそ、人生楽しく生きなきゃ!!でしょ?」


花音「…そんな簡単にプラスに考えるのは難しいよ。」


透也「そっか〜。じゃあ…」


《透也、空を指さす》


花音「ん?なに?空?」


透也「雲だよ!雲!!」


花音「雲?雲が何?」


透也「雲を見て、何も思わない?」


花音「もふもふしてて、乗ったら気持ち良さそうだなぁとは思うよ?」


透也「うんうん!」


花音「それに、わたあめみたいで、食べたら美味しいとかだったらいいなぁとか…」


透也「うんうん!」


花音「………?」


透也「え?それだけ!?」


花音「あ、うん。」


透也「気ままでいいな〜とか思わないの?」


花音「あぁ〜、それは思うけど…」


透也「でしょ!?」


花音「う、うん。」


透也「俺らもあんな感じで、雲のように気ままでいいんだよ!」


花音「そんなんでいいのかな?」


透也「いいんだよ!」


花音「なんで?」


透也「え?」


花音「なんで、そんなんでいいの?」


透也「じゃないと、荷が重くなるでしょ?」


花音「まぁ、確かにそうだけど…」


透也「気ままな気持ちで捉えていけば、気持ちも軽くなって、プラスになってくよ!」


花音「…そうかな?」


透也「そうだよ!」


花音「どうして、そんなふう言い切れるの?」


透也「え?」


花音「どうして?」


透也「…どうしてって、言われてもなぁ…」


透也「気ままに生きた方が楽だなって、感じたからであって…」


花音「それは清水くんだからでしょ?」


透也「まぁ、そうだけど…」


花音「誰もが…」


透也「ん?」


花音「誰もが、清水くんみたいに明るくなれるわけじゃないんだよ?」


透也「………。」


花音「清水くんはいいよね!何でも、そつなくこなせて。私だって、そつなくこなしたいよ!」


花音「でも、出来ないんだよ。私は…」


透也「花音は十分、一生懸命やれてるじゃん!」


花音「一生懸命やったって、些細なことで、人間関係ってすぐに壊れるのよ!!」


花音「だから私は、中学の時や去年のクラスで、裏切られて、ハブられた。」


透也「………!!」


花音「わかる?この気持ち?」


花音「クラスの人気者で、仲間外れになったこともない君が、わかるわけないよね?!」


透也「………。ごめん。そんなこと、知らなかった。」


透也「(だから去年、花音を学校で見かけるのが少なかったのか。)」


透也「…辛かったよね?」


花音「同情なんかいらない!!」



透也「………。」


花音「………。」


透也「でも…今は今だろ?」


花音「え…?」


透也「今は違うじゃん!」


透也「だってさ?今は生徒会委員もやって、クラスの事まとめようとしてくれてるじゃん!」


花音「だってそれは…清水くんが頑張ってるから」


透也「俺が頑張ってたって、頑張ろうとしない奴いるよ?」


透也「そんな中で花音は、頑張ってくれてるじゃん!」


透也「それってすごいことなんだよ?」


花音「そうかな?」


透也「そうだよ!」


花音「…そっか!ありがとう」


透也「どういたしまして」


透也「だから雲のようにまったり気ままにやってこうぜ!」


花音「清水くんって、ほんと、雲が好きなんだね!」


透也「うん!大好きだよ!!」


花音「なんかいいな…そういうの。」


透也「いいでしょ?」


花音「うん!」


透也「花音もいつか何かを好きになれるといいね」


花音「そうだね!」


透也「あ、雲のことなら任せてね?」


花音「雲はもういいって!」


透也「あはははは!」


花音「あはははは!」







エピソード4:最悪…

《体育祭に向けての競技決め》


担任教師「今年もやってきた体育祭!!みんな盛り上がってるか!?」


担任教師「なんだ?みんなテンション低いなぁ…。青春しろ!青春!!」


担任教師「ってことで、去年と同じようにクラス内で話し合って、競技を決めてもらう!」


担任教師「あとは清水、任せた!」


透也「えぇ…いつも面倒事は俺じゃないっすか?先生…」


担任教師「まぁ、頼んだよ!」


透也「ったく…。はい!じゃあ、競技を決めていきたいと思います!」


透也「ちなみに公平に決めてくから、文句とか言うなよ?」


《透也以外のクラスメイトは返事をする》


《各々クラスメイトが出る競技を言っていき、それを透也が黒板に書いていく》


透也「最後はクラスリレーか…。」


透也「あっ、先生!!50m走の記録もってる?」


担任教師「もってるよ!ほい…」


透也「ありがとう!」


《クラスの50m走の記録を透也は見る》


透也「………。」


透也「へぇ〜。意外!!」


透也「よし!」


《みんなが静まり返る》


透也「じゃあ、順番言っていきます!」


透也「1番渡辺さん、2番鳴瀬くん、3番琴乃瀬さん、4番は俺!!」


透也「よし!これで全競技は決まったな!!」


《クラス内で各々競技について安堵する声や嫌がる声が聞こえる》


透也「さっきも言ったけど、公平に!って言っただろ?」


《透也の言葉で花音以外の皆は納得して返事をする》


担任教師「競技も決まったことだし、これで終わりにする!各々頑張れよ!」


《担任教師に生徒は各々返事をする》


《担任教師は教室を出ていき、クラス内は賑やかに話す》


《透也は花音の場所へ行く》


透也「ってことで、花音!クラスリレー3番目になったから、よろしく!!」


花音「はぁ?」


透也「決まりだから。」


花音「いやいやいや…無理無理、むりぃぃぃぃ!!!」


エピソード5:急接近!?


《体育祭にて》


花音「………はぁ……最悪…。なんで、クラスリレーで走らなきゃいけないの?」


花音「私、自信ないよ…」


透也「花音!!今日は頑張ろうな!」


花音「なにが、『頑張ろうな!』よ!」


花音「私はね?障害物競走と玉入れ、2つの競技に出てるのよ!」


花音「これで3つ目!!わかる?」


花音「もう私、へとへとだよ。」


透也「それは、ご苦労様です。」


花音「…他人事みたいに〜」


透也「だって花音、全然手を上げないし、しかもくじ引きで、当たるから。」


花音「はぁ…そうなのよね。なんで、こういう時に引くのって思ったもん。」


透也「でも偉いじゃん!」


花音「え?」


透也「そうやって言う割には、参加した競技全て頑張ってくれて、クラスのみんな『琴乃瀬さんすごい!!』って褒めてたぞ?」


花音「え?そうなの?」


透也「そうだよ!だから最後のクラスリレーも頑張っていこうな?」


花音「う〜ん。」


透也「自信持てって!」


花音「そんな簡単に言わないでよ…」


透也「ま、何かあったら助けてやるから安心しろ!」


花音「あ、うん。」


透也「じゃあ俺、位置に戻るから!」


花音「うん。わかった!」


花音「(清水くんって、ああやってみんなの気持ちを整えてるんだ…なんかすごいなぁ…)」


花音「よし!頑張らなきゃ!!」


《皆、リレーの位置に並ぶ》


ハゲ教師「位置について、よーい!どん!!」


《合図がなり、走り始める》


《生徒たちが応援をする》


《バトンは渡辺さんから鳴瀬くんへと渡る》


《鳴瀬くんは次々と抜かしていき1位となる》


《鳴瀬くんからバトンを渡され走り始める花音》


花音「(よし!頑張らなきゃ!!このまま…え?!)」


《花音がつまづき転ぶ》


花音「いっ…。もう最悪…。」


透也「花音!!」


花音「え?」


透也「頑張れ!!」


《同じクラスの子達も花音のことを応援》


花音「そうだ!まだ、競技は終わってない!頑張らなきゃ!」


《花音は立ち上がり、足を引きずりながら走り続けるが3~4人に抜かされる》


花音「渡辺さんや鳴瀬くんが頑張ったのに…」


《透也の近くまで走りきる》


花音「ごめん、清水くん!」


《花音、透也にバトンを渡す》


透也「大丈夫!任せろ!!」


《透也、全速力で走り1位に返り咲きゴールする》


透也「っしゃあああああ!!」


《クラスのみんなも歓声をする》


花音「清水くん…ありがとう。本当に…」


透也「なに泣いて…」


《透也、花音の足の擦り傷に気づく》


透也「乗れ!」


花音「…え?」


透也「いいから乗れ!」


花音「なんで?」


透也「足、怪我してんだろ?乗れ!」


花音「いや、でも…」


透也「いいから乗れって!」


《花音、透也におぶられる》


花音「…え?!…え!?ちょ…ちょっと、ねぇ、はずかしいんだけど…」


透也「怪我してんだろ?」


花音「まぁ、そうだけどさ?」


透也「怪我してる時は、じっとしてろ!」


花音「え、でも…」


透也「いいから!」


花音「あ、うん。ありがとう…」


《2人は応急室に入る》


透也「失礼しまーす!」


花音「あれ?誰もいない?」


透也「あぁ、そういや、閉会式の準備で抜けてんのか…しゃあねぇ…」


《透也、応急室の中にある救急箱を取り出す》


花音「え?できるの?」


透也「俺の事バカにしてんの?」


花音「ううん。してない、してない。」


透也「じゃあ、消毒とかしてくからな?」


花音「うん。」


花音「いっ…た、!!」


透也「大丈夫か?」


花音「あ、うん。ちょっとしみただけ」


透也「そっか。悪かったな。」


花音「ううん。謝らないで?むしろ、こっちこそごめん。」


透也「なにが?」


花音「転んじゃって…」


透也「別に。それに、1位取れたんだから問題ない!」


花音「ありがとう、清水くん。」


透也「………。」

《透也、ムッとした表情をする》


花音「ん?どうしたの?」


透也「…いい加減さ。」


花音「う、うん。」


透也「清水くん呼び、やめてくんない?」


花音「え?」


透也「前も言ったけど、透也って呼べって、言っただろ?」


花音「そうだけど、恥ずかしいし……それにほら、他の女の子も清水くん呼びしてるじゃん?」


透也「他は他!俺は、花音に透也って呼んでもらいたいんだよ!」


花音「え?」


透也「透也って言うまで、ここから出させてやんない!」


花音「えぇぇ…。」


透也「………。」


花音「(どうしよう…言わないと絶対出してもらえなさそう……)」


花音「……と、と…とう、や…くん?」


透也「『くん』はいらない。」


花音「恥ずかしいのに…。」


花音「(えぇい!もう、こうなりゃ、やけだ!)」


花音「とう…や?とうや?とうや。とうや!透也!透也!!透也!!!」


透也「……え?なんか、めっちゃ呼んでくれるじゃん。」


花音「透也が呼べって、言ったんでしょ?」


透也「いや、そうなんだけど…さ?」


花音「(はぁ、何回も呼んだおかげで、恥ずかしさ無くなったわ!良かった!)」


透也「………。」


花音「え?なに?もしかして…透也って呼ばれて、照れたりしてる?」


透也「は!?べ、別に照れてねぇし!!」


花音「ふぅん。本当に?」


透也「ほ、本当だし!」


花音「ふぅ〜ん。」


透也「な、なんだよ?」


花音「別にぃ〜。」


透也「はぁ!?なんだし!気になるじゃん!」


花音「えぇ〜、どうしよっかなぁ?」


透也「なんだよ、それ…。」


花音「ん〜。内緒!」


透也「はぁ!?内緒とかずりぃじゃん!!」


花音「内緒は内緒だも〜ん!!」


透也「ムカつく…」


花音「ねぇ、透也?」


透也「ん?」


花音「手当してくれてありがとうね?」


透也「お、おう!」


花音「あ、もう閉会式だ!ほら、透也行くよ!!」


透也「おう!」






エピソード6:突如


《生徒会委員会後にて…》


透也「今日もお疲れ様。疲れたね…」


花音「うん。疲れたね…」


透也「しっかし、随分遅くなっちゃったな。時間大丈夫そ?」


花音「うん。親に今日生徒会で遅くなると思うって伝えてあるから」


透也「そっか、なら良かった」


花音「うん。心配してくれてありがとうね!透也」


透也「いえいえ〜」


花音「あ、いっけな〜い!鍵返すの忘れちゃった!!」


透也「じゃあ、俺が鍵返してくるよ!」


花音「ううん。いい!私が忘れたのが原因だし…」


透也「そっか。」


花音「うん。だから先に帰っててもいいよ?」


透也「いや、いい。待ってるよ!」


花音「うん、わかった!じゃあ、待ってて!」


花音「すぐ戻ってくるから!」


透也「おう!わかった!待ってるよ!!」


《透也、待っている間、鼻歌を歌う》


透也「………っく……」

《透也、胸元を抑え始める》


透也「…またかよ……」


花音「ただいま!お待た…せ?」


透也「………。」


《透也、倒れる》


花音「…………!?……ぇ…?……と…透也?透也!?透也!!」







エピソード7:驚きの真実


《透也の病室のドアを開ける》


花音「しつれいしま……!?」


《目の前に綺麗な女性がいて眺める花音》


花音「(うわぁ〜。すごく綺麗な人…)」


《綺麗な女性が微笑みながら花音に会釈をする》


花音「あ、どうも…」


《綺麗な女性は透也の病室から出る》


花音「(しかも、めっちゃ美人だったなぁ…)」


透也「…?なにしてんの?」


花音「へ!?」


透也「入れよ!ずっとそんなとこにいないでさ。」


花音「あぁ。うん!」


花音「ねぇ、さっきの人、すごい綺麗で美人じゃなかった?」


透也「え?あぁ、あれは…」


花音「あの人って、もしかして、透也のお姉さん?それとも彼女?」


透也「いや、違うよ!あれは俺の母さん。」


花音「お、お母さん!?」


透也「そ!母さん。」


花音「美人すぎない?」


透也「そうか?」


花音「そうだよ!いいなぁ…あんな女性になりたい!」


透也「まぁ、俺の母さんは昔、ミスキャンパスに選ばれたことあるとか言ってたかも。」


花音「…!?てことは、誰もが認める美人ってことだよ!!」


透也「まぁ、そうなるな。」


花音「なに、その冷静さ?はぁ…親が美人なのに、この反応とか…」


透也「は?!なんだし!」


花音「はぁ…。今日は綺麗で美人な人に会えたし、最高な気分だなぁ!」


透也「………。花音?お前、なにしに来たの?」


花音「え?もちろん、透也のお見舞いだよ!!」


透也「本当か?ただ、綺麗で美人な人に会えたから今からでも帰ろうとしてるんじゃなくて?」


花音「ちがう。違う!」


花音「(まぁ、確かに?満足ではあったけど…)」


透也「おーい。目が泳いでるぞ〜」


花音「え?そんなことない…よ?」


透也「ぎこちなさ半端ねぇ〜あははは。」


花音「な〜んだ!『あれから何日も入院してる』って聞いてたから、相当悪いのかなと思ってきてみたけど…全然元気そうじゃん!」


透也「おうよ!元気よ、元気!バリバリ元気!!」


花音「良かった。」


透也「うん。みんなも心配してきてくれるから感謝だよ。」


花音「みんなってクラスの?」


透也「そうそう。特に貴也はいつも来てくれててさ。」


花音「貴也?」


透也「あぁ…鳴瀬ね?鳴瀬。」


花音「鳴瀬くんだったのね!」


透也「そうそう。あいつとは腐れ縁?みたいなもんでさ。」


花音「そうなんだ!」


透也「そうだよ〜」


花音「ちなみにさ、なんの病気なの?」


透也「え?」


花音「だって、病室って普通4人部屋でしょ?」


花音「なのに個室って…」


透也「特別に配慮してもらったんだよ!」


花音「寂しがり屋の透也が?」


透也「そうだよ?」


透也「人に気を使うの疲れちゃうからね〜あはは…」


花音「うそ、ついてるよね?」


透也「なんの?」


花音「無理してたりしない?」


透也「してない、してない。」


花音「じゃあ、なんの病気か教えてよ。」


透也「………。」


花音「透也?」


透也「あんまり、言いたくないんだよね…」


花音「そっか、ごめんね?」


透也「あ、ううん。いいんだ!」


花音「………。」


透也「俺の…病気はね?心疾患、いわゆる心臓病なんだ。」


花音「………。」


花音「それって、急にそうなるものなの?」


透也「ううん。」


透也「昔から持病持ちでさ。一時は良くなってたから問題なかったんだけどね…」


透也「ぶり返しちゃったって感じ…」


花音「そう…だったんだ。」


花音「死なないよね?」


透也「え!?」


花音「死んだりしないよね?透也。」


透也「大丈夫だよ!また復活すっから!」


花音「本当に本当?」


透也「本当だよ!」


花音「絶対にまた学校に戻ってきてね?」


透也「おう!任せとけ!!」


花音「じゃあ、信じてるからね?」


透也「おう!」


花音「あ、そうだ!」


花音「はい、これ!!」


透也「お、サンキュー!!」


《花音から受け取った紙袋の中身をとる》


透也「あ、これ、俺の好きなリンゴ!!」


花音「そう!透也がよく、『りんご食べたーい』って言うから持ってきた。」


透也「ありがとな!花音」


花音「いーえ!」


花音「さて、もう時間だから私、帰るね!」


透也「え?もうそんな時間?」


花音「うん。もうそんな時間なの!」


透也「もうちょい、いてもいいじゃん!それに一緒に食べてけよ!」


花音「ううん。全部食べちゃって!」


花音「家に帰らないと親に怒られちゃうからさ。ごめんね?」


透也「そっか、ううん。大丈夫だよ。」


花音「ありがとう!また来るね!」


透也「うん、わかった。またね!」







エピソード8:復活?!


医者「いいかい?くれぐれも薬のおかげで一時良くなってるだけだからね?」


医者「勘違いはしないように…」


透也「…とは言われたけど、いてもたってもいられなくて、病院黙って抜け出しちゃったぜ!」


透也「みんな、驚くだろうなぁ〜。」


透也「よし!行くぞ!!」


《教室のドアを開ける》


透也「みんな、おっはよー!!」


《みんな唖然として透也を見る》


透也「清水透也、ここに復活!!」


《みんな透也のところに集まる》


花音「本当に復活したんだね!良かった!」


透也「だから言ったろ?元気になって戻ってくるって!」


花音「うん。約束通りだね!」


透也「約束を破らない男なんで!」


花音「なにそれ!あははは!」


透也「あれ?移動してる奴もいる。」


花音「あぁ、今日の一限選択科目だからねぇ。」


透也「選択科目!?なんの?」


花音「え?物理と生物だよ?」


透也「まじかよ!!」


透也「ってことは、俺物理だから移動教室じゃん!だるぅ…」


花音「しょうがないよ。」


透也「はぁ…。じゃあ、行ってくるわ!」


花音「はーい。頑張ってらっしゃい!!」


透也「ほいよ〜!」


《移動中の廊下》


透也「教室から物理室まで意外と長いんだよなぁ…」


透也「…うぐっ!!……また…かよ。やっぱ…薬のおかげ……だったんだな…くっそ………」


《透也、廊下で倒れる》




エピソード9:約束


《病室にて…》


花音「ねぇ、透也?死んじゃ…嫌だよ?ねぇ、とうや…とうや!!」


透也「ばぁ!!」


花音「………!?」


透也「死んでませ〜ん!まだ生きてま〜す!!」


花音「………!!」


透也「あれぇ?何この空気感…」


花音「………。」


透也「あれれ?もしかして、花音さん。僕が死んじゃったかと思って、泣いちゃったりしてましたぁ?」


花音「うっさい、ばか!」


透也「いった!殴ることないじゃんかよ!」


花音「とうやが悪い!」


透也「なんでだよ!」


花音「死んじゃったふりとかするから…」


透也「…悪かったって。」


花音「もう、透也なんか知らない!」


透也「あ、おい!どこ行くんだよ!!」


透也「って、言っちゃった…。」


透也「まぁ実際、意識が戻ったら、花音が悲しい表情して、あんな言葉を言ってるから、あぁやって振る舞うしかなかったんだよなぁ…」


透也「ほんと、俺って不器用でバカだよな…。」


《外にて…》


花音「はぁ…怒って、病室を飛び出しちゃうとかホント私バカみたい…」


花音「でも?元はと言えば、透也があんなふざけたことするからいけないんだし?」


花音「私は悪くない!そう!悪くないも〜ん!!」


花音「………。」


花音「あぁ、もう!!」


花音「はぁ…謝りにいくか。」


《花音、病院へと戻る》


《透也の病室で立ち止まる花音》


花音「………。よし!」


《透也の病室のドアをノックする》


透也「はい?」


花音「し、失礼しま〜す。」


透也「あ、花音…」


花音「………。」


透也「さっきは、ごめん!」


花音「え?」


透也「ほら、心配してくれたのにあんなことして…」


花音「ううん。こっちこそごめん。透也なんか知らないって言って、出てっちゃって…」


透也「いいよ、花音は悪くないから。」


花音「…うん。ありがとう。」


透也「おう。」


花音「………。」


透也「………。」


花音、透也「あのさ…」


花音「………!」


透也「………!!」


花音「えっと、透也、なに?」


透也「いやいや、花音からどうぞ?」


花音「ううん。透也から言って!」


透也「え?あ、うん。」


透也「あのさ?俺が元気になったら…その……」


花音「うん。なに?」


透也「…どっか、出かけない?」


花音「どっかってどこよ〜」


透也「花音が、行ってみたい場所とか?」


花音「私が行きたい場所?」


透也「うん。そう!」


花音「じゃあ、水族館行きたい!!」


透也「水族館か!いいね!」


花音「うん!私、泳いでる魚とか動物見るの好きなんだ〜」


透也「わかる!いいよね!」


花音「うん!!」


透也「よーし!じゃあ、俺が元気になったら、水族館に行こうな!」


花音「うん!!」


透也「あ、そうだ!」


花音「ん?」


透也「花音の言おうとしてたのは、なに?」


花音「あぁ。透也と一緒で、『元気になったらどこ行きたい?』って聞こうとしただけだよ。」


透也「そっか!」


花音「うん。」


花音「透也は行きたいとこある?」


透也「俺?俺は、花音とならどこでも!」


花音「なにそれ!ばっかみたい!」


透也「はぁ?なんだし!」


花音「私とならどこでもとかなに?あははははは!」


透也「うっさいなぁ…別にいいだろ?」


花音「はいはい。」


透也「なんかあしらわれたし…」


花音「べつにあしらってないよ?」


透也「ほんとか?」


花音「うん。からかってるだけ!」


透也「はぁ?タチ悪!!」


花音「だって、透也、面白いんだもん!!」


花音「あははは!!」


透也「そりゃ、どうも!」


透也「さて、花音と約束しちゃったわけだし、頑張って治しますわ!」


花音「うん!無理せず頑張ってね!」


透也「おうよ!」


花音「…え!?もうこんな時間!?私、帰らなきゃ!!」


花音「またね、透也!」


透也「おう!!またな!」









エピソード10:新事実


花音「やっほ〜!透也」


透也「おう!花音!!」


透也「いつも学校終わりに来てくれて、ありがとうな!」


花音「ううん。来たいから来てるだけだよ!」


透也「それでも、ありがとう!」


花音「どういたしまして」


花音「あ、ねぇ!さっき鳴瀬くんとすれ違ったけど、なんの話ししてたの?」


透也「貴也?あぁ、あいつ渡辺さんのことが好きなんだってさ!」


花音「え?ゆりのこと好きなの!?」


透也「ゆりって…花音、渡辺さんと仲良いんだ!」


花音「うん!!なんかね?」


花音「前に雑誌とかの話で盛り上がって、それで意気投合するようになったの!それからは大の仲良し!!」


透也「へぇ〜そうなんだ!」


透也「なんか雑誌とかの話って、The女子だね!」


花音「そりゃあ、女の子ですから!」


透也「だな!」


透也「でも、良かった!花音に仲良い友達できて」


花音「うん!!」


花音「それにね?ゆり、すっごい優しい子なんだよ!!」


透也「そうなんだ!」


花音「そうそう!」


花音「一緒に出かけたり、プリ撮ったりとかしてめっちゃ楽しかったの!」


透也「そっか!よかったね!」


花音「うん!」


透也「で、その…渡辺さんは貴也のことどう思ってる?」


花音「え?ん〜。どうなんだろう?」


花音「でも、よく鳴瀬くんと2人っきりで話してたりしてるよ?」


透也「そうなんだ!結構仲良い感じ?」


花音「うん。まぁ、私とゆりの仲良しさと比べたら負けると思うけどね!」


透也「なに?その対抗心みたいなの…」


花音「私にとって、ゆりは大切な友達だからね!」


透也「そっか!」


花音「うん!そうなの!」


透也「もし、その2人が結ばれたらどうする?」


花音「ん〜。まぁ、ゆりが幸せなら私は別に構わないよ?」


花音「それに、彼氏が出来だからといって私たちの関係が壊れる訳でもないから問題なし!」


透也「そっか!」


花音「うん!!」


花音「あ、そうだ!」


透也「ん?」


花音「見てみて〜!」


花音「今度、隣街に新しく水族館が出来るんだって!」


透也「へぇ〜!そうなんだ!いいね!」


花音「でしょ?」


透也「うん!」


花音「しかも、日本一でかい水族館だって!」


透也「日本一!?」


花音「そう!しかも、ジンベイザメも見れるらしいよ!」


透也「うわぁ、行きてぇ!!」


花音「絶対いこうね?」


透也「おう!絶対な!」


花音「もうこんな時間か…早いなぁ」


透也「時が過ぎるのは早いよなぁ。」


花音「なんか、おじいちゃんみたい!あははは!!」


透也「若者よ!時を大切にしなさい。」


花音「おじいちゃんボイスやめてよ!あははは!!」


透也「あはははは!!」


花音「じゃあ、明日も来るから!またね!」


透也「おう!またあした!!」







エピソード11:その日は突然に…


《病室にて…》


透也「………。くっ………あっ…はぁ…はぁ…はぁ………」


透也「ち……きっ………しょう……!!」


透也「……おれ…まだ………やり残した……こと…あんだよ!!」


《透也、ナースコールを力いっぱい押す》


透也「死ぬ訳には…いかねぇんだよ!!」


透也「はぁ…はぁ…」


透也「元気に…なったら……水族館…行こうって…約束…したんだよ…俺は!!」


透也「…くっそ……」


透也「俺は……まだ、あいつ…に…伝えなきゃ…いけない…ことが…あん…だよ!!」


透也「大好き…だよ。って」


透也「か…の…ん…」


《学校の授業中にて…》


花音「……………!!」


《窓の外を見る花音》


現文教師「どうした?琴乃瀬。」


花音「先生…私、行かなきゃ!!」


現文教師「え?どこに!?」


花音「失礼します!!」


《学校を飛び出し病院へと向かう花音》


花音「はぁはぁはぁ…す、すいません。し、清水、清水透也くんと面会したいんですけど…」


看護師「あぁ、清水透也くんね。さっき病状が悪化して、緊急オペ室にいるよ。」


花音「…………?!透也が?緊急オペ…!?」


花音「だ、大丈夫なんですよね?」


看護師「……そこまでは分からない。」


花音「…………。」


《花音、顔を青ざめる》


看護師「だ、大丈夫ですか?顔色が…」


花音「だ、大丈夫です。ただ、びっくりしちゃっただけなので。」


看護師「……手術室前に行かれますか?」


花音「はい。お願いします。」


《手術室前に行く》


看護師「ここです。それでは、失礼します。」


花音「あ、はい。ありがとうございます。」


花音「(あ、あれは…透也のお母さん?それに…)」


《手術室前にて医者と透也母が話していた》


医者「それでは、失礼します。」


《透也母がその場に立ち尽くす》


花音「お母さん、こんにちは」


《透也母、花音に会釈するをする》


花音「あ、あの……と、とうや、透也くんは?」


《透也母は顔を俯き、無言で首を振る》


花音「…………ぅ……うそ……でしょ?そ…そんな……と、とうやが………うそ……だって、ぅ……うぅ……うわぁぁぁ…」








エピソード12:告白


《霊安室にて》


花音「透也…頑張ったね。もう、ゆっくり休んでいいよ。」


花音「君がいてくれたから、今の私がいるんだよ?透也。」


花音「私に出会ってくれて、構ってくれて、笑わせてくれて、本当に、本当にありがとう…。」


花音「大好きだよ…透也。」







エピソード13:君との思い出


《透也の墓前》


花音「透也、久しぶり!!元気してた?」


花音「私?私はねぇ、あれから生徒会長になったり、実行委員をやったりとまあ、いろいろ忙しかったけど、楽しく元気に過ごしてたよ!」


花音「1年間も待たせちゃってごめんね?」


花音「…もしかして、拗ねたりしちゃってる?」


花音「私に会えなくて、忘れられたんじゃないかって思って寂しかったんでしょ?」


花音「透也って、かまってちゃんだもんねぇ…」


花音「大丈夫だよ!君のことは忘れてないから。」


花音「それにあなたが言ってくれたこと、残してくれたもの、大切な思い出は、今でも私の胸の中に生き続けてる。」


花音「もう、私のことは大丈夫だよ!心配しないで?」


花音「君は心配性だから、今でも空から雲になって、私のこと見てるのかな?」


花音「それだったら、相当なストーカーだね!ストーカーは、お断りです!!…っふふ。」






エピソード14:新たな旅立ち


花音「透也?これから先も、頑張るから、ずっと私のこと応援し続けてね?」




End

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