無垢な存在が作る穏やかな世界への憧れと、それが壊される現実。結末は悲しくやるせないものですが、主人公の心の動きが丁寧に綴られることによってただ「バッドエンド」の一言では片付けられない不思議な充足感があります。主人公の素朴な感じの語り口調も魅力的で、繰り返し味わいたくなる文章です。