聖龍王国の”魔法”使い
十神 礼羽
魔法使い誕生編
第1話 魔法使い誕生
(★が更新を続けて行くためには一番重要ですので、ぜひぽちぽちと★★★をいれていただけるとうれしいです)
ここはどこだろう。
気が付いたら僕は白い光の中にいた。
「あなたは残念ながら亡くなってしまいました。」
突如として僕の頭の中に声が響いてきた。
その途端に真っ白だった世界の中に急に大きな人のような姿が浮かび上がる。
「私はとある世界の女神アルターです。」
声は優しく響く。
「本来であれば地球で輪廻転生をするところですが、不幸な事故で亡くなってしまったあなたには別の選択肢があります。」
事故にあって亡くなったとの事だったが、なぜか僕にはその記憶は無い。思い出せない。
「あなたの生前の記憶は封印されています。特に死の直前の記憶は」
そうなのか。
……まぁ、事故にあって苦しんだ記憶なんてなくてもかまわないだろう。
他の記憶もおぼろげにしか残っていないようだ。
それよりも別の選択とはどんな選択なのだろうか。
「その選択というのは新たな世界に転生するという選択です。私の治める世界。剣と魔術の冒険の世界。地球のある世界とは異なる次元に存在する世界です。」
異世界転生というやつだ。それは面白い。生前の僕もそんな話を好んでいた微かな記憶がある。ぜひ、転生してみたい。
「その世界に転生するあなたには一つ何かの力を授けてあげることができます」
力 ときた。これはあれだ。転生特典というものだろう。
何がいいだろう。強力な武器や剣の才能なんかも悪くないだろうがせっかく異世界に転生できるのであれば魔法が使ってみたい。
魔法の才能でお願いします。
「魔法の才能ですか…。その力であなたは何をしたいのですか?」
なぜだろうか。女神さまから一瞬戸惑ったような雰囲気を感じた。
もちろん冒険をしたい。ダンジョンに潜ったりドラゴンと戦ったりしてみたい。
才能を生かして魔法使いの弟子なんか作ったりできるのだろうか。
「……わかりました。あなたがそれを望むのであればその力をあなたに授けましょう。魔法を使い、冒険をしたい。その願い、女神アルターの名において叶えましょう。」
そういうとその大きな人影は今まで以上に真っ白に輝き始めた。
「あなたの新しい人生に幸福が訪れることを願っています。」
その声を最後に僕の意識はまた遠ざかっていったのだった。
★切実なおねがい★
カクヨムでは★や♡がとても重要なので、ブックマークのついでに★★★と各話の♡をぽちっと押していただけますと幸いです。
それによって新たな読者が増えることで、更新のモチベーションに繋がりますのでよろしくお願いします(切実)。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます