第4話 投稿者名 長谷川友紀

昔からある話して

『こっくりさん』って聞いたことありますよね?

紙に鳥居の絵、『あ』から『ん』までの言葉と『はい』『いいえ』を用意する。

参加者全員が、十円玉に人差し指をのせて唱えるっていう方法

そうすると、十円玉が動いて、何でも質問に答えてくれるっていうものです。


ルールとして

・途中で指を離さない

・怒らせない

・終わる際に帰ってもらうように告げる

っていうのがあります。


私、前友達2人とやってみたんです。

そしたら勝手に指が動いて、『こっくりさん』ですかと言ったら『はい』って答えてくれたんです。

それで私達、色々質問してみたんです。

『どんな質問でも答えてくれますか?』

『はい』

『私のこと好きな人いますか?』

『はい』


恋愛の話で、私たちは盛り上がりました。

そこからもいろいろ質問をしてみました。


『同級生ですか?』

『いいえ』

『先輩ですか?』

『いいえ』

『後輩ですか?』

『いいえ』

『先生ですか?』

『いいえ』


『その人の名前を教えてください』

『す』『ず』『き』『と』『し』『や』


全く知らない人でした。

私はだんだん怖くなってきて

でも、友達はさらに質問を


『その人はどこにいますか?』

『こ』『こ』


放課後だったため

教室には私たち以外、誰もいませんでした。

怖くなって、そこで終わりにしました。






質問をしないで良かったことがあります。

もし『その人は死んでいますか?』と質問をしたら・・・。

どうなっていたのでしょうか。

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