愛というカタチをさがして
ましろ。
プロローグ
雨は降り止まない。
コツコツと乾いた音がビニールを弾く。
無情にも吐く息は白く、体に染みるその水は、現実なのだと私の体の熱を奪っていく。
空をぼんやりと見てもどこまでも灰色の雲が広がり雨は止みそうにない。
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