恒河沙
佐瑠未亜綺
プロローグ
「はぁ、はぁ」
暗い夜に息を切らしながら森の中を走る
我が子を抱え、何がなんでもただただ走る
(後もう少し)
そんな事を考えてる余裕もなく一瞬の思考で隙を作りパキリと小枝を踏む
「いたぞ、あそこだ!!囲んで捕まえろ!!」
と後ろから怒鳴る様に叫んだ声が聞こえたと思った瞬間には男達に囲まれていた
「さぁ、来て貰おうか」
とリーダー格の男が女性に近づき手を伸ばした瞬間に女は腰を曲げて男達の間を走り去る。
「だったら死にます」
と静かに叫んで子を抱えて10m先の崖から飛び降りた
「待てぇ!!逃すかぁ!!」
リーダーの男の叫ぶ声は闇消えていく
「さっさと探してこいゴミども」
と怒りをあらわにしながら部下に命令した
女性は民家の前に立ち、扉を叩き赤子の入った籠を置いた
「元気でね響香(きょうか)」
と言って闇に消えてったのだった
時は1942年6月6日
ミッドウェー海戦にて敗北濃厚なところまで進んだが運が良くか悪くか、人類は能力と魔法に目覚めて日本がなんとそこから勝利し、世界中で一時休戦となったのである。
そこから26年経った世界は99%の人類が能力か魔法を持っているが第二次世界大戦は終わらなかったのである。
これからは日本の少年と少女達の一節の話しである。
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