第8話

おはよ〜 修斗」  「おはよ!!」

いつも通り修斗は友人の田中との待ち合わせしている駅のホームに向かう

「聞いてくれよ〜昨日......え...だれ?」

友人が驚いたのは修斗の隣にいる謎の美人だった

「ああ これが昨日連絡した新しい友達で...名ァッt」

修斗は瞬間グッと引っ張られる

「テメェ 振られたと思ったら一瞬で次かよ!!

流石にそんなにお前がドライとは思わなかったよ!!!

てか スゲェな!!!!」

田中は怒りと興奮の混じった態度で小声でまくしたてる

「落ち着けぇ いいから」

興奮する田中を必死になってなだめる

「いいか 友達だ 友達 昨日から言ってただろ」

「..........フゥン友達ねぇ.....」

田中は少し考え 耳打ちする

「ま お前はそんなことしねぇか...」

クルッと未来の方に向き 尋ねる

「悪いね...名前聞いてもいいかな?」

「鈴木 未来です...」

「鈴木さんよろしくねー」

「おれは田中 剛志って名前

好きに呼んでね!」

その日は3人で談笑しながら登校した

「やっぱその服 西校なんだ俺そこ友達いるんだよ〜」

(マジでこいつすごいなぁ 見習いたいわ

俺もあんま打ち解けてないのに....)

修斗は自分の親友に羨望の眼差しを向ける


十分後

「じゃあ未来さん俺らこっちだからじゃあね〜」

「うん 修斗くん 学校終わったら迎えに来てね....」

「うん!それじゃ頑張って〜」


「...修斗?」  「なんだ」

「同居はしてないよな?」 

その時  ぺちっ 可愛い音で軽く 田中は叩かれた




「...いい人だったなぁ」

朝の出来事を思い出し未来は席につき本を開く 

(さっきまで話してたから 急に静かになっちゃった)

ふと外を見る

(ちょっと寂しいかも...)

久々に未来は学校の授業をまじめに受けれなかった



一方修斗の方はまだまだにぎやかだった

「お〜い なんだぁ あの美少女はよぉ〜」

田中から小突かれる

「最近ちょっとな...みんなには言うなよ」

修斗がわざわざこんなことしてまで田中と登校しているのにはわけがある

純粋に強いのだ

変な能力持ちでも案外対抗できるかもしれないので

3人で登校してもらっているが

もちろん田中は能力のことは知らない

おそらく話しても冗談だと思われて終わるだろう

田中は柔道高校の部全国大会出場で はたからみると

学生服を着たごついチンピラだった

さっき小突かれた所は あいつは加減したと思っているが

まだジンジン来ている

だが中身はただの気さくな好青年である

(さっきの距離の詰め方...すごかったなぁ)


「まぁ許してよ.......わけがあんだわ いえねぇけど...」

気まずそうに修斗は弁明した

「俺じゃぁなかったら ガン詰めされてるぜ..お前」

「....アザス 田中サン」


2人は学校まで到着していつもの学校生活を過ごした


学校が終わった後の電車の中


「じゃ 俺未来さん迎え行ってくるわ」

「あいよ じゃあな」


早足で彼女の学校まで向かう 

彼女は学生服で校門の前で立っていて

近づくと手を振った

「.....! 修斗くん朝ぶりだね」

修斗の気のせいかもしれないが 未来は少し顔を綻ばせた

「うん じゃあ約束どうり家の近くまでは送って行くよ」

そう言う修斗が見ていたのは未来ではなく

周りの修斗を物珍しそうに見る 他の生徒だった

(まぁ やっぱ目立つよなぁ〜)

「.....やっぱ目立つね...なんかごめんね?」

未来は申し訳なさそうで悲しそうな目をして

こちらを見てくる

その瞬間 修斗は あいつまじか... と言う眼差しを

向けられた.....気がした

「い...いや大丈夫 大丈夫!!! さっさと行こうか!

部外者がいるのもアレだし? ね?」

修斗がその場を離れようとした時

「あっ その前にコンビニ寄っていい?」


五分後


「おっ 出てきた 何買ったの?」

コンビニで買い物をしました未来が出てきた

「修斗くんへのプレゼント」

修斗は意外なサプライズに修斗は目を丸くする

「え 何急に まあくれるならなんでも嬉し....? え?」

未来は修斗にカッターを差し出す

「え?...なぜにカッター? ...死ねと?」

混乱しすぎて訳のわからないことを口走る

「ち 違くて またあいつらに襲われるかもしれないじゃん!!」

「あ...あぁ そういう」

その時ふと見たくない現実に引き戻される

(また あんな変な奴らに追われるのか...)

修斗はカバンに包装を剥いてカッターをしまった


その時

「おぉぉぉぉ!!!」 近くで歓声が聞こえる

「...なんかやってるっぽいから 見ていかない?」

修斗の提案に乗り移動すると芸人らしき人がショーをしていた

「さぁさぁ!もう1度!!よく見ていてくださ〜い!!」

男芸人の近くにはたくさん機械類があり

何に使うかもわからないモニターが沢山あった

その時男芸人がテレビに手をかざした時

急なフラッシュに目を閉じる

「うわっ 眩しっ!」

目を開けると 男は3メートルほど離れたモニターの前にいた

「わぁぁぁぁ!!!!」 歓声が湧き上がる

(????何が起こったんだ?)

修斗と未来が困惑している時 

隣の家族と一緒にいる少年に服を引っ張られる 

「ど...どうしたの?」 精一杯の笑顔で対応する

「なんでおにいちゃん まぶしいの?」

(? 何を言っているんだ...こいつ)

「なんで眩しそうにしてたのテレビついてないよ?」

一瞬の沈黙の後

「未来さん!!」 未来の方に振り向く

「まぁ 考えられるのはそれだけしかないね....」

フラッシュは俺らにしか見えていなかった

つまりあの芸人は  能力者  かもしれない

「で...でも敵じゃないかもよ?」

戸惑いながら尋ねた

「味方ならコンタクトを取っておくに越したことはないと思うんだ...仲間は多い方がいい」

互いに目を合わせ 頷く


ショーの後 芸人の元まで2人で接触を試みた


芸人は道具の片付けをしていた

「なぁ 芸人さん すごかったねぇ あれ感動したよ」

 近くまで急接近したため驚いた表情を見せる

「あぁ...ありがとう」(なんだこの子達急に...)

芸人は不安な表情を浮かべた

(やべっ! ビビらせちゃったか...)

焦ったことを少し後悔する

(逃げられる前に....探りを入れるしかない!!)

「そのさぁ あんたのマジック?って言えばいいのかわかんないけどさ あれ 眩しくて何があったかわかんなかったよ〜...」

(.....さぁどう出るか?)

「......また来たか」

目つきがエンターテイナーから覚悟を決めた目になる

「いや....ようこそ カルト教団さん」

男はモニターに手をつけた

その時 「なっ!」 2人は光に包まれた

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