第78話

俺の話に納得行ってねぇらしいサキ。



何故か口を膨らましてる。

こういうのも顔がいいヤツは似合ってんだよな。

夏実がやったらーーーー




「ふっ」



「?! なに笑ってんの?!」



「うるせぇ」




ーーー似合わねぇけど、面白ぇな。









「俺が興味無ぇっつったのは、気に入ったヤツ以外は興味ねぇって事だ。そいつ以外に好きも嫌いもねぇ。それだけだろ」






そういう事だ。



もうこれが俺だからしょうがねぇ。

一々色んなこと覚えてられねぇし、俺の事を好きな女の事も、やっぱ一々考えてらんねぇ。


俺は気に入ったヤツの事しか考えられねぇし、気に入ったヤツのためにしか動けねぇ。





ーーでも、


だからって、俺の事を考えてくれてたやつの気持ちを粗末に扱って良いってわけじゃねぇ。



ってのが、ようやく分かったから。



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