第56話

「と、同じ様な感覚で、コウくんも私の名前知らなかったでしょうから"夏実ちゃん"と呼んでくれたんだと思ってました。」


「いや、俺は」


「はい」


「俺は、恥ずかしくて…」


「恥ずかしい?ですか?」


「ーー俺、ずっとなっちゃんの事探してたんだ。会いたくて。で、色々考えて、もしかしたらこの学校に入学してくるんじゃないかって思ってこの高校に入学したんだ。」



「……」


「でも、いざ会ったら恥ずかしくて、覚えてませんとか言われるのも嫌で、聞けなくて。」



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