春の季節を感じさせる、爽やかな、とても爽やかな雰囲気を楽しめます。
……序盤まではね!
「あったか漫画倶楽部」というものについて語られ、そこでは「読み専」、「書き専」の他に、「食べる専」というものが存在しているという。
何かの文芸部とか漫研とか、そういう感じの部活なんだろうなあ、と思って読み進められそうな雰囲気です。
……なんか「余計な単語」が一つ混じっている気がするけれども。
その後も、「な~んか引っかかるなあ」という表現がポツポツと。文章全体は本当に、入学シーズンを思わせるようなほのぼの系の雰囲気に満ち満ちて、何かを祝福しているような感じが伝わってきます。
でも、なんか「出て来ちゃいけない系の単語」がちらほら。それでもぼんやりと読んでいると、「まあ、そんなもんかなあ」と見過ごすことも出来なくもない……かも?
とりあえず、本作を読み、途中で「何か」を察せられるか。それとも気づかずに最後まで読み進めてしまうか。
それによって、読者の持つ「危機回避能力」が試されるという側面もあるかもしれません。
気づいてからではもう遅いかもしれない。危険を察知できず、のんびり最後まで読み終えてしまう人。その人に待つのは、一体どんな運命となるのか。
「あばばばばば!」と最後は絶叫すること間違いなし!!