おっさん系主人公

 これから書く内容は私の独断と偏見で構成された内容です。

「クソなろう書いてみたいな~、でも主人公ってどうすれば...」そんな人の助けになれば幸いです。

 ですが、あくまで参考資料の一つ程度にとどめることをお勧めします。 

 ※16Personalities(いわゆるMBTI)から引用



 最近増えましたね、おっさん系。

 まずおっさん系は大きく分けて二つあります。


「善人系おっさん主人公」

 もっともスタンダードなおっさんです。

 MBTIで表すと、ENFJ主人公が近くなると思います。

 ENFJとは

 1・自分よりも他人を優先する

 2・感情が表に出やすい

 3・みんなで一緒に頑張りたい

 4・感情的

 5・結果よりも過程を重視する

 6・みんなをまとめるのが得意


 などが挙げられます

 では具体的にどういうものか、例を出しましょう


『俺は36歳の万年Eランク冒険者のおっさんだゾ。

 ぬわん疲れたも~…ん?

 孤児院が借金取りにあーだこーだですごいヤバイぱない!

 そういえば領主を助けて礼として金貰ったな...全額寄付するでよぉ!!』

 ↑

 基本的に善人系は善人という一筋の光のみでごり押しします。

 故に最強だったりしません。

 なぜそんなことをするのか、それは底なしの善人にするためです。

 力を持ち合わせると、「強いんだから助けれて当然じゃん、俺でも助けるわw」

 と、読者の邪念が混ざります。

 故に絶対いないであろうレベルの善人にすることで現実離れさせているわけです。

 現実逃避度も上がる低等テクです。


『なんやかんやあって助けた女児(死ぬほど聞き分けがよくて当然主人公様が大好き) 

 がさらわれちゃったよ~マジっべぇじゃん異世界キチ~↑

 お、道中助けた謎動物も助ける気満々じゃ~ん、よーし、

 力もなくて勝てるかわからないけど悪者退治にいっくぞ~!!」

 ↑

 力がない(弱いとは言っていない)

 善人すぎて女神に加護貰っちゃって瞬殺しちゃったよ~(笑)もある。

 善人なので、ちょっとみかけただけのガキを助けてジョンウィッグぐらい溺愛します。

 犬猫じゃねーんだからさぁ…(蛇足でごめんね❤)

 大抵こういう時は謎動物がさいつよで、その虎の威を借るように恫喝し、

 悪者が「ひいぃぃいん❤ごめんなひゃいい❤」させてから衛兵だかなんだかモブ共に丸投げして「何者なんだあいちゅわああ...」させてからの

 射精しながら帰るのがテンプレ。


 ここでよくある善人の行動パターン

 ・金を与える

 ・何かを助ける

 ・やむを得ない理由で金を与える

 ・善人パワーで湧き出た金を与える


 ほぼこれだけです、擦りましょう。

 なぜこんなのばかりかと言いますと、書いてる人間が善人じゃないからです。

 当たり前ですよね、浮世離れした善人を書こうとしてるだけの一般人間パンピーですから。

 じゃあそのパンピーは何ができるかと言いますと、価値あるものを与える、これしか思いつかないんです。

 そこで一般的な価値の指標となる金銭をドバーッと出すわけですな。

 街中のゴミでも拾えよ。

 なんとなく見かけた子供をなんとなく助けて、なんとなく金に困ってる奴になんとなくあげて。

 おっさん視点で描かれるのでとんでもない善人に見えますが、

 成した事柄だけまとめるとおまwTwitterの前沢友作ですやーんwww

 失礼、小馬鹿にする、ならぬ大馬鹿にしてしまいました。


 それでは次のおっさん


「最強無自覚系おっさん」

 最近多いねーこれ、もうイキリ中学生が最強のブームは過ぎ去ったのかな?

 コイツもMBTIは主人公タイプです、てかおっさんは主人公タイプばっかですね。

 自己犠牲以外にも美しいものはありますよ…(小声)


 例に倣って例をあげましょう。

『俺は田舎で剣を振ってるだけのおっさん、親父が道場でどうたらこうたらで、孤児を拾って、剣を教えてたんだ。

 そしたらいつのまにか弟子たち(美少女)が最強になっていてぇ?

 最強の弟子たち(美少女)が俺を慕ってきてぇ?

 最強の弟子たち(美少女)より俺の方が強くってぇ?

 バースト読んでぇ?まだ入るゥ?

 都合よく悪いことが起きて弟子たち(美少女)じゃ対処できなくてぇ?!

 おっさん 実力 見せつけ キモティーー↑(びゅるるるるるるッッ!)』

 ↑

 善人ベースに最強のエッセンスを香りづけたものとなります。

「最強にしたら読者の邪念は?!」安心してください、

 最強にするにあたって並々ならぬ努力を付け加えておきなさい。

 もちろん弟子たちは子供の頃にプロポーズをしたことがあり、今も結婚したいと思っていますが、おっさんはEDなのか善人なのか、

「俺よりいいひといるよ~」とまともに受け止めないパターンが多いです。

 ホモ受けよさそう。


 物語の進め方としては、

 今まで日の目を浴びなかった最強のおっさんが、

 最初はナメられてわからせて1キモティ。

 弟子(美少女)が自分のために怒ってくれて2キモティ。

 おっさんが凄いことして「いやいや~弟子のおかげだよ~」して射精、着床。

 の繰り返しです。

 どうやって終わらせるんだろうってくらい目標も指標もないですが、最悪「俺たちの冒険はまだまだこれからだ!」すればいいので無問題です。


 といった具合です、イカガカナ?

 今回は少し小馬鹿にしすぎました、不快に思われたら申し訳ございません。

 でも大馬鹿なおっさんも悪いですよ?(ささやかな抵抗)

 それじゃあ、いつものいっくよ~!!

 サバイバルバルバルさぁバイバ~イ!!テレテレテン♪テレテレテンテンテン♪(終わり)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る