堅苦しくなく、親しみさえ感じさせる文章にぐいぐい引き込まれました。はじめ、「◯◯えもん」のパロディかと思って、読み進めましたが、いい意味で裏切られました。小説っていいなあ、と思わせてくれる、とても良い作品でした。ぜひ、より多くの方にお読みいただきたいと思いました。
タイムマシンがある未来のお話です。歴史改変犯罪が問題になり、取り締まるパトロール隊が組織されています。佐賀をこよなく愛するパトロール隊員が主人公ですよ。愛が強すぎて、ちょっとよくわからないところもありますけれど。犯罪者に負けない蒸し熱いハートをもっています。佐賀は永遠に不滅です! 佐賀に思い入れはありませんけれど。
時は22世紀。タイムマシンが出来た世界では、それにともなう過去改変の危険性があった。それを防ぐためタイムパトロールで働いていた佐賀出身の主人公は、太古の佐賀で国を作ろうとする犯人と出会う。だがそこで語られる真の目的は、とんでもないもので…!?佐賀人なら多分だいたい知ってる単語のオンパレード。作者から感じられる佐賀愛を感じます。はたして非佐賀人の読者はついていけるのか…!?