第2話:リヴァイアス・ノートの戦場
# 第2話:リヴァイアス・ノートの戦場
赤茶色の砂が果てしなく広がるアストラリアの荒野。灼熱の大地から立ち上る熱気が視界を歪め、砂丘の稜線は風に削られながら新たな形を生み出していく。
その荒涼とした風景の中に、一人の男が立っていた。
リヴァイアス・ノートは砂に半分埋もれた岩陰に身を潜め、前方のドローンを冷静に観察していた。銀髪が乾いた風になびき、緑の瞳が鋭く標的を捉える。手首の携帯型魔法端末だけが、砂色の戦闘服の中で青く鮮やかに光を放っていた。
「対象、3機確認。次元技術庁の新型探査ドローン」
彼は端末のホログラム画面を素早く操作した。指先から青白い光の軌跡が空気中に浮かび上がり、複雑な魔法式を描き出す。コード・マジック――プログラミング言語で魔法式を構築する現代魔法だ。
端末の画面に浮かぶ魔法式の一部が不自然に揺らめいた。リヴァイアスは僅かに眉を寄せた。
「日本の技術が混入している…」彼は細部を分析した。「次元技術庁も研究を進めているようだな。だが、このドローンはまだ不完全だ」
「円陣の形成が甘い」彼は冷静に分析しながら、指先を鋭く動かした。「これなら侵入ポイントは一目瞭然。こういう欠陥は、イリアなら笑って指摘しただろうな」
端末のディスプレイに青い光が反射し、彼の表情が一瞬だけ和らいだ。妹の名を口にした瞬間、心に温かさが広がる。だが、すぐに任務への意識が戻る。
「実行」
リヴァイアスの指が止まった瞬間、空気が震え、淡い光の糸が瞬時に伸びて空中に魔法陣を描き出した。前方50メートルの位置で円盤状のドローンが3機、規則的な隊形を保ちながら砂丘を横切っていた。次元技術庁の監視装置――日本からこの地に送り込まれた「眼」である。
最初のドローンが突然高度を下げ、不規則な動きを始めた。彼の魔法がシステムに侵入したのだ。
「コントロール成功。次は防衛システムの無効化だ」
残りの二機が即座に警戒態勢に入った。ドローンの表面が赤く脈動し、エネルギーを蓄積していく。
「予測通りの反応」彼は静かに呟いた。
ドローンがマイクロミサイルを発射する瞬間、リヴァイアスは素早く次のコードを入力した。指先が蜘蛛のように踊り、空中に青い光の渦が現れる。
「バリア展開」
青いバリアが彼の周囲に六角形の結晶のように広がり、ミサイルが炸裂する瞬間、魔法陣が輝きを増した。砂が火柱となって舞い上がるが、魔法のシールドは見事に耐え、爆発の熱波をすべて弾き返した。
バリアが展開された瞬間、リヴァイアスは異変を感じた。通常のアストラリア魔法では青色だが、今回のバリアには淡い紫色の脈動が混じっていた。日本の次元技術の波長だ。
「共鳴現象が技術レベルにも及んでいる…」彼は瞬時にデータを記録した。「二つの世界の技術が互いに影響し合っている」
砂煙が舞い上がる中、彼の心に一瞬、妹イリアの笑顔が浮かんだ。五年前、次元転移実験で行方不明になった彼女。リヴァイアスは左胸のポケットに触れ、写真の存在を確かめた。
「イリアのためにも、倒れるわけにはいかない」
彼は感情を押し殺し、再び端末を操作した。「敵の配置、3時と10時の方向」彼は素早く判断し、コントロール下に置いたドローンを使って一機を無力化した。
砂漠の空が青と赤の閃光で彩られる。ハイジャックしたドローンが放った魔法強化弾が、相手のドローンを貫いた。直撃を受けたドローンが悲鳴のような電子音を発し、回路から煙を上げながら砂上に墜落する。
残る一機が上空から激しい射撃を浴びせてくる。レーザーの赤い光線が砂を焼き、岩を溶かしていく。リヴァイアスは岩陰から身を翻し、砂煙を味方につけながら位置を変えた。
「正面からの攻撃は想定内だ」彼は冷静に分析した。「だが、このままでは時間の無駄だ」
リヴァイアスは端末を閉じ、両手を前に突き出した。指先から光の糸が伸び、空気中に直接魔法式を描き始める。砂が彼の周りで渦を巻き、魔法の力に引き寄せられるように回転した。
「コード・マジック、フルアクセス」
彼の周囲の空気が振動し、砂が渦を巻いて舞い上がった。魔法の力が凝縮され、彼の手から青白い光の矢となって射出される。
「5年前のあの日以来、一歩も近づけていない」彼は魔法を放つ瞬間、胸に秘めた想いを解き放った。「だが、今回は違う」
一瞬の閃光と共に、青い光の矢がドローンに命中した。ドローンの周囲に青い電光が走り、制御不能となったドローンは砂上に墜落した。
砂煙が晴れると、リヴァイアスは穏やかな動作で墜落機に歩み寄り、記憶ユニットを取り出した。
「これで技術庁の最新情報が手に入る」彼は小さく頷いた。「次元技術庁の腕も落ちたものだな。こんな程度のセキュリティなら、学生でも突破できる」
「イリア、もう少しだ」彼は左胸のポケットに手を当て、そっと呟いた。
戦いの緊張が解けた瞬間、不意に疲労が彼を襲った。額には薄く汗が浮かび、視界がわずかに揺らぐ。
「何だ…この感覚は…」
彼が意識を集中しようとした瞬間、奇妙な感覚が彼を包み込んだ。視界が一瞬だけ揺らぎ、見知らぬ場所――整然とした教室、黒板、制服姿の学生たち――が脳裏に浮かんだ。そして、その中心に一人の女性がいた。黒髪を背中になびかせ、青い瞳で真っ直ぐに前を見つめている。
その周りには、かすかな青い光の輝き――感情が色として可視化されている。その光景に、リヴァイアスは息を呑んだ。
「この光…イリアと同じ…」
共感共鳴の能力――他者の感情を色として視覚化し、共感によって増幅させる特殊な力。妹が持っていた能力と同じものを、彼は見知らぬ女性の中に見出したのだ。
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東京・明陵大学の講義室。霧島遥は量子物理学の講義に集中していた。整然としたノートには複雑な方程式が並び、教授の言葉を効率的に記録している。
彼女のペンが突然止まった。世界の輪郭がぼやけ始めたのだ。
「また…」
彼女は小さく息を呑んだ。先日からたびたび感じる不思議な感覚――現実が薄れ、別の何かが入り込んでくる感覚。しかし今回は、それがより鮮明だった。
彼女の視界に砂漠が広がった。乾いた空気が肌を刺し、耳元で風が唸る。周囲の学生や教授は消え、代わりに無限に続く赤茶色の世界が現れた。そして、砂丘の上に立つ一人の男性の姿が見えた。
銀髪が風になびき、緑の瞳が遠くを見据えている。彼の周りには戦闘の余韻が漂っていた。青い魔法の光、砕け散るドローン、砂に浮かぶ金属の破片――それらの記憶が鮮明に遥の意識に流れ込んできた。
「リヴァイアス・ノート…」
名前が自然と頭に浮かんだ。見知らぬ名前なのに、確かな手応えがあった。彼の冷静な思考、的確な判断力、そして何かを探し求める強い意志が、遥の中に流れ込んでくる。
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砂漠と講義室が融合し、二つの現実が交錯する。リヴァイアスは彼女の感情――不安と好奇心、論理的な探究心と抑圧された感情の波――を感じ取った。彼自身の冷静さとどこか共鳴するものがあった。
「彼女もまた、感情を封じ込めているのか」
リヴァイアスの胸に、微かな親近感が生まれた。同時に、鋭い疑問が湧き上がる。なぜ彼女と繋がったのか。その青い瞳の奥に、イリアを思わせる何かがあるのはなぜなのか。
風が強まり、砂嵐がリヴァイアスを包み込む。彼は本能的に魔法端末を操作し、より強力なバリアを展開した。遥との繋がりが途切れそうになる。リヴァイアスは無意識に手を伸ばした。
「待て…答えが…」
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講義室で、遥のペンが机に落ちた。その音が彼女を現実に引き戻す。教授の声、周囲の学生のざわめき、すべてが戻ってきた。しかし、彼女の意識の中には、砂漠の姿と、リヴァイアス・ノートの名が鮮明に残っていた。
「あれは幻覚じゃない…」
彼女は震える手でペンを拾い上げた。科学的に説明のつかない体験。だが、あまりにもリアルだった。
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リヴァイアスは意識を取り戻し、砂嵐の中を歩き始めた。共鳴は途切れたが、遥の存在は彼の意識に鮮明に刻まれたままだった。
「霧島遥…再び会うことになる」
彼は確信した。それは妹イリアを見つける鍵になるかもしれない。砂嵐が少し収まり、遠くにサンドリアの浮遊都市が見えてきた。魔法の灯りが赤い砂漠の夜を照らし、空中に浮かぶ建物群がシルエットとなって浮かび上がっている。
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サンドリアの浮遊船が砂嵐の上空を進み、魔法の光を纏いながら都市中心部へと降下した。バランサーズ本部は、表向きは古代遺跡研究所という名目で運営されていた。
リヴァイアスは認証を済ませ、地下の司令室へと向かった。部屋の中央には大きな円卓があり、その上には複数のホログラム画面が浮かんでいた。紫と青の光が交錯するデータストリームが、共鳴現象の異常を示していた。
「お帰り、リヴァイアス」
司令官アレクサンダー・ヴェインの低い声が響いた。五十代半ばの男性で、短く刈り込まれた白髪と、鋼のように鋭い灰色の眼を持つ。
「ドローンからのデータは?」
「ここに」リヴァイアスはメモリーユニットを差し出した。「次元技術庁の新型探査ドローンです。共鳴点を調査していたようです」
「気になる現象がありました。ドローンの魔法回路に日本の次元技術の痕跡がありました。二つの技術が混ざり合っています」
ヴェインは眉を寄せた。「技術レベルにまで共鳴現象が及んでいるとなると、事態は予想以上だ」
彼はデータを中央の端末に接続した。すぐに新たなホログラムが展開され、赤い砂漠の上空に浮かぶ紫色の光の渦――共鳴点の映像が映し出される。
「見たまえ」司令官が画面を拡大した。「共鳴点の拡大率が異常だ。通常の3倍以上のエネルギーを発している」
「両世界の均衡が崩れる可能性があります」リヴァイアスは眉を寄せた。
「その通りだ」ヴェインは別の画面を呼び出した。「次元技術庁と魔法評議会の対立も激化している。両者とも共鳴現象の制御権を争っている」
「再び次元戦争が…」リヴァイアスの声には珍しく感情が混じっていた。
部屋に重い沈黙が広がった。5年前の次元戦争――リヴァイアスの妹イリアもその犠牲者の一人だった。正確には「行方不明者」だが、彼には彼女がまだ生きているという確信があった。
「リヴァイアス」司令官が彼の思考を中断した。「君に特別任務を与える」
ホログラムが切り替わり、若い女性の映像が表示された。黒髪、青い瞳――リヴァイアスは息を呑んだ。
「霧島遥」司令官が静かに告げた。「18歳、日本の明陵大学の学生だ」
リヴァイアスは無意識に左胸のポケットに手を当てた。イリアの写真の存在を確かめるように。
「彼女と…共鳴しました」リヴァイアスは思いがけず自分から報告した。
司令官の鋭い眼が彼を捉えた。「何?いつだ?」
「ドローン調査の直後です。彼女の講義室の風景、感情、名前まで…私の意識に流れ込んできました」
「詳細を話してくれ」司令官は前のめりになった。「どのような感覚だった?」
リヴァイアスは一瞬躊躇した。共鳴の体験は極めて個人的なものだった。
「まるで彼女の目を通して世界を見ているようでした」彼は慎重に言葉を選んだ。「彼女の思考、感情が私の中に流れ込んできた。そして、彼女も私の戦闘を見ていたようです」
彼は一瞬、言葉を切った。「彼女には特殊な能力があります。感情を色として視覚化する力――イリアと同じ能力です」
司令官は沈黙し、データスクリーンを見つめた。彼の表情からは、これが想定外の出来事であることが読み取れた。
「興味深い」彼はついに口を開いた。「この女性は特別な存在だ。彼女の能力が共鳴現象と密接に関わっている可能性がある」
「彼女の能力とは?イリアと同じ能力以外に何か?」
「詳細はまだ言えない」司令官は慎重に言葉を選んだ。「だが、彼女は共鳴現象の鍵となる存在かもしれない」
「彼女の生体データと量子パターンが、ある特殊な周波数と共鳴している。それは5年前の次元転移実験時のパターンと酷似しているんだ」
その言葉に、リヴァイアスの心臓が早鐘を打った。5年前の実験――イリアが消えた日の出来事だ。
「司令官」リヴァイアスは珍しく踏み込んだ。「彼女の中に、イリアに繋がる何かを感じました」
「リヴァイアス」司令官の声が彼の思考を断ち切った。「君は日本に転生する。霧島遥に接触し、彼女と共鳴現象の関係を調査せよ」
「転生…」リヴァイアスは言葉を反芻した。
日本への転生――妹の失踪以来、彼が待ち望んでいた命令だった。イリアが失踪した次元転移実験は日本側で行われたのだ。
「了解しました」彼は冷静に答えた。「準備はいつでも整っています」
「警告がある」司令官の声が厳しさを増した。「彼女との共鳴には何か特別な意味があるかもしれない。感情に流されるな。任務を優先しろ」
リヴァイアスの瞳が一瞬だけ光った。「私は常に任務を優先してきました」
彼は表情を変えなかったが、内心では確信があった。この任務は、イリアを見つける手がかりになるはずだ。
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翌日、リヴァイアスは転生の準備を進めていた。
「受け皿となるのは高杉竜也、25歳」専門官は説明した。「魔法適性が高く、社会的接触が少ない。君の潜入には最適だ」
彼は資料をスキャンした。身体的特徴は典型的な日本人――黒髪に褐色の瞳。リヴァイアスは自分の銀髪と緑の瞳が日本人として目立つことを理解していた。
「霧島遥への接触方法は?」
「同じ大学の研究生として潜入する。彼女の量子物理学のゼミに参加できるよう手配した」
リヴァイアスは準備資料に目を通しながら、端末の波形データに気がついた。「この波形は日本の次元技術の基本周波数だな」
「その通り。転生には両世界の技術を組み合わせる必要がある」
転生技術官が続けた。「転生の際、基本的な記憶と技能はすべて保持される。日本語や現地の文化知識は受け皿の記憶も利用することになる」
彼の中に一抹の不安が生まれた。自分の意識が別の肉体に移る――それは理論的には理解していても、実際の体験は初めてだった。だがそれ以上に、遥との共鳴で感じた奇妙な親密さが彼を不安にさせた。
左胸のポケットの写真が、彼の心を落ち着かせた。イリアのために。彼はどんな困難も乗り越える覚悟ができていた。
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最終準備の日、司令官ヴェインが彼の宿舎を訪れた。彼が個人の宿舎に来るのは異例のことだった。
「霧島遥について、伝えていなかったことがある」ヴェインは窓際に立ち、砂漠の景色を見つめながら言った。
「彼女は5年前の次元転移実験の日に、原因不明の昏睡状態に陥った」司令官は振り返らずに言った。「そして意識を取り戻した時、彼女は感情を視覚化する能力を獲得していた」
「イリアが消えた日と…」リヴァイアスの声が僅かに震えた。
「そうだ」司令官は彼を見た。「彼女が昏睡状態に陥った時間は、イリアが次元の狭間に消えた時間と正確に一致する」
司令官はホログラムを展開し、二つの波形を並べて表示した。「これは左がイリアの消失時の量子波形、右が霧島遥の昏睡時の脳波だ。波形パターンがほぼ一致している」
「これは…」リヴァイアスは信じられない思いで波形を見つめた。「二人が何らかの形で繋がっていた」
「単なる偶然ではない」司令官は頷いた。「アストラリアの魔法エネルギーと日本の次元技術が共鳴した結果、二人の間に特殊な量子的繋がりが生まれた可能性がある」
「これはどういう意味だと?」
「分からない」司令官は率直に答えた。「だからこそ、君の調査が必要なのだ。彼女がイリアの行方への鍵を握っているのかもしれない」
リヴァイアスの心に希望が灯った。5年間、イリアを探し続けてきた彼にとって、これは最大の手がかりだった。
「この情報は極秘だ」司令官は続けた。「次元技術庁も、魔法評議会も知らない。知ったら、彼女を実験台にしようとするだろう」
「彼女を守ります」リヴァイアスは厳しい表情で頷いた。
「任務を優先しろ」司令官は冷たく言った。「感情に流されるな。イリアについての真実が、君の望むものではないかもしれない」
リヴァイアスは一瞬だけ躊躇った。だが、すぐに決意を固めた。「はい。どんな真実であれ、受け入れる覚悟です」
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司令官が去った後、リヴァイアスは窓際に立ち、夕暮れのサンドリアを見つめた。太陽が砂漠の地平線に沈み、魔法の灯りが街を照らし始める。
明日の夜、彼はこの風景と別れを告げる。そして日本で、霧島遥という謎の女性と対面する。彼女がイリアにどう繋がっているのか――それを解明するために。
彼は左胸のポケットからイリアの写真を取り出し、窓辺の光に照らして見つめた。写真の中の少女は、風になびく銀髪と輝く緑の瞳を持ち、無邪気に笑っていた。
「待っていてくれ、イリア」彼は写真に語りかけた。「今度こそ、必ず見つけ出す」
月の光が彼の顔を照らし、一筋の涙がゆっくりと頬を伝った。リヴァイアスは慌てて涙を拭い、写真も丁寧に拭いた。戦場では決して見せない彼の弱さが、この静かな部屋でだけ現れた。
「感情に流されてはいけない」彼は自分に言い聞かせた。「だが、君を忘れることはない」
窓の外では、砂嵐が再び強まり始めていた。砂の粒子が風に舞い、魔法の光に照らされて輝いている。まるでサンドリアの精霊たちが、彼の旅立ちを祝福しているかのように。
霧島遥との再会まで、あと24時間。
彼女との共鳴の真実を知るまで、あと24時間。
そして、イリアへの手がかりを掴むまで、あと24時間。
砂嵐の向こうに広がる日本の地。そこには、すべての謎を解く鍵が待っていた。
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