第20話 謎の秘策

鈴丘学院に3点を先制されて、

法立女子の後藤監督が焦るで~


後藤「いいか!鈴丘学院は想像以上に手強いぞ!

   総力戦で行く!法立女子の名に懸けて

   必ず、勝て!いいか!」

「はい!」「はい!」「はい!」「はい!」「はい!」


後藤「よし!五甲おろし打線の恐ろしさを教えてやれ!」


その時、怜校長の電話通り、紬ちゃん軍団は

バックネット裏の審判の真後ろに陣取ったのだ


これに対して、マウンドに上がった涼音ちゃんは激しい怒りを


涼音【おのれ、ツム!今度はそこか!

   私と葵から見える位置に!葵は私のものよ!】


「ぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ~」

するとまたまた、もの凄い風と稲妻が走り、地割れが起き


「スーパー涼音Zゼータですわ!」

倫子「投球力が35045! 200倍以上も跳ね上がってる!」


涼音【おのれ!ツム!帰れー!】

  「どぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


もの凄い剛速球だぁー!

空振り!キャッチーが球速に押されるー!

審判「ストライク!」


涼音【くそーツム!ネット裏とは卑怯な!】

  「どぉりゃぁーーーーー!」

審判「ストライク!」


審判「ストライク!バッターアウト!」


審判「ストライク!バッターアウト!」


審判「ストライク!バッターアウト!」

   「チェンジ!」

なんと、法立女子の1,2,3番が三球三振!


キャッチャーの麗奈先輩がミットを外して

腫れあがった手を振ってるのだ

麗奈「痛ってー!手が腫れてるわよ~」


紬 「じゃあ、怜ちゃん時間だから行くね♪」

怜校長「ありがとね~♪」


紬 「葵~♪またね~♪」

葵 「うん♡またね~♡」


紬 「スズ~頑張れよ~」

涼音【何しに来たんだ?】


自慢の打線が三者連続で三球三振に打ち取られ

翻弄ほんろうされる後藤監督であった


後藤「わが五甲おろし打線の1,2,3番が三球三振だと!

   おのれ、鈴丘学院!ここまでとは!

   よく分からん策だが、こうなれば

   坂東監督 助言の秘策しかあるまい」


「もはや誇りも意地も関係ない、ただ勝利あるのみ!

 マネージャー!チア部に例の作戦始動を伝えてくれ!」


すると法立女子のチアリーディング部が

葵から良く見える1塁側でスタンバイ!


葵 「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

   ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

  「小熊ちゃんより♡いい♡」


法立女子の大エース 西門さいもん 冴子さえこがマウンドにあがり

「ふん!美鈴、あんな打線につかまるなんて、

 まだまだね。覚醒なんて必要ない

 エースの力を見ておきなさい!」


瑞穂「葵ちゃん!2回表の攻撃はどういたします?」

葵 「打ってぇ~♪」【チ~ア♪チ~ア♪チアガ~ル♡】


瑞穂「三者三振ですよ。守備はどういたします?」

葵 「守って~♪」 【チ~ア♪チ~ア♪チアガ~ル♡】


瑞穂「10点取られたぞ!3回表の攻撃はどーする?」

葵 「打ってぇ~♪」 【チ~ア♪チ~ア♪チアガ~ル♡】


瑞穂「また、三者三振だぞ。守備はどないすんねん?」

葵 「守って~♪」 【チ~ア♪チ~ア♪チアガ~ル♡】


試合は進み5回表

おいおい、このままだとコールド負けやで~


瑞穂「おい!エロばか監督!この回に8点取らないと

   コールド負けやで(怒)!」

葵 「打ってぇ~♪」 【チ~ア♪チ~ア♪チアガ~ル♡】


バコーン! アヘ


審判「コールドゲーム!」

「試合終了!3―25で法立女子の勝利!」

「整列!」


法立女子「ありがとうございました」 鈴丘学院「ごきげんよう」

法立女子【慣れない・・・】


鈴丘学院の反応

「このエロばか監督ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅー!」 

バット、ベース、グラブ、ボールが葵を襲い


葵・・・ぴくぴく 

「む・ご・い」 アヘ


法立女子の反応

西門「監督。一回と二回以降はまったくの別チームです

   鈴丘学院どう思われますか?」

後藤「分からん。なんだあのチームは?

   本当の実力はどっちだ?2回以降はわざとか?」


   「くそー!練習試合なんか申し込むんじゃなかった!

    逆に対策が分からんくなった」


~その頃、後藤監督に助言した広松西の坂東監督が~

「そ~言えば、後藤に言い忘れたけど

 あの高校生監督に要注意ってのは、津旅監督並みに

 超ド級のエロだから、女子選手をエロから守れよ!

 って、ことなんだけど

 ま、いっか♪」


怜校長「そう言えば、藤ちゃん(津旅元監督)も応援に来るって

    言ってたけど、見ないわね?」

倫子「藤ちゃんならあそこにいますよ」

1塁側 法立女子チアガール横のベンチに座る藤ちゃんであった


怜校長「私、監督の人選を間違えたかしら、

    藤ちゃんといい、葵ちゃんといい」

倫子「そうかもしれませんね~♪」

怜校長【あなたもね】


チーン


~つづく~

覚醒したのは涼音、美鈴だけではないで~

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