ゾワッと恐ろしさを感じると共に、「たしかにこれは許されない」とも強く思わされました。
主人公は、妻である咲乃と二人で暮らしていた。そんな中で三十年勤め上げた会社が倒産し、就職活動をすることになる。
その後は納得のいかない仕事を続ける羽目になり、ストレスばかりが募ることに。
そんな彼の苛立ちは、家で園芸に勤しんでいる妻に向かうことに。
はけ口として咲乃の大切にしていた植物たちを滅茶苦茶にする。翌日には反省するも、彼のしたことは「取り返しのつかない結果」を招くことに……。
その後、彼の身には変化が立て続けに起こり続けます。
彼の犯した罪。それにふさわしい「罰」とは何か。彼は命を奪ってはいない。だが、「心」を踏みにじってしまった。
命よりも大事な何かを奪った者には、どんな罰が下されるべきか。
彼がこれから味わい続ける苦悩を想うと、気が遠くなるような絶望感があるのが予想されます。でも、それも仕方ないと思えてしまう。
やっぱり、「心」はとても大事なもので、それを破壊することは許されない。そんな事実を改めて思わされました。