幼馴染に告白して振られたけど、なぜか身体の関係を持ってしまった件
徒然書
第1章 共通ルート
第1話 好きだった幼馴染に彼氏が出来た
俺、神成和樹(かみなり かずき)と相澤あかり(あいざわ あかり)は幼馴染だ。
家は隣同士で親同士も仲良くなり、家族ぐるみの付き合いで小さい頃からずっと一緒の関係だ。
昔はあかりの一つ下の妹のまなみと3人でよく遊んでいたが、あかりがどんどん俺にべったりになったため、小学校高学年の頃にはまなみは俺たちとは少し距離を取るようになった。
おっとりして目の離せない所があるあかりを助けるうちに、あかりも俺をよく頼るようになりそれが嬉しかった。
中学に上がる頃には、俺はあかりの事を好きだと自覚した。しかし今の関係が壊れるかもしれないのが怖くて、告白せずにいた。
一度それとなく俺の事をどう思っているか聞いたら、『幼馴染の親友だよ!ずっと一緒に居てね』と言われ結局尻込みしてしまった。
歳を重ねるに連れて、あかりは周りの目を引くほど可愛くなっていった。高校に入る頃にはかなりの男子から注目を集めるほどだった。
だが俺とずっと一緒に居た事で、2人が付き合っているものと認識されあかりが告白を受ける事は無かった。
高2に上がった直後、3年の先輩があかりを呼び出して告白した。てっきり断るんだろうと踏んでいたが、なんとあかりはOKを出し先輩と付き合い始めた。
そうして俺の初恋は想いを告げる事もなく終わりを告げた…筈だった。なぜか彼氏が出来た後も、あかりは俺と一緒に居てべったりとしていた。
勿論、彼氏ともデートの時間を取ったりしているようだったがそれでも俺との距離感は変わらないまま。
流石におかしいと思ってあかりと話してみた。
「なぁ、あかり。彼氏が出来たのに今までと同じように俺と一緒にいるのは変だろ?」
『え?彼氏は彼氏で、幼馴染は幼馴染だよ。和樹とはずっと一緒に居たいし』
あかりが大真面目に答えている事に呆然とした。俺が甘やかし過ぎたせいなんだろうか?だがそれでも…未練を捨てきれない俺はあかりの事を突き放す事が出来なかった。
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[あとがき]
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
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