ライブハウスにいると錯覚する程の、まさに読むライブ。
- ★★★ Excellent!!!
本当は小説を読んでいたはずなのですが、目に入ってくるのはあの薄暗くも熱いライブハウスのホールでした。
音楽好き、ライブ好きなら絶対に「分かるぅぅ!!」となる、ライブハウスやバンドへの想いの描写、そしてこだわり抜かれたライブシーン。作者のバンド愛とライブ愛、ラウド愛を火傷するほど感じます。
各キャラクターにそれぞれ抱えている闇や過去があってそれが魅力に繋がっており、応援したい気持ちになります。
文章もとても読みやすく、ライブシーンもドラマシーンもひっくるめ「バンド小説」として凄く完成度が高いと感じました。