第28話 最終話
森の精霊 「スピリット・ベア」と呼ばれる熊がいる。
カナダ西部に位置する太平洋に面した、ブリティッシュ・コロンビア州の苔むした森に、白い毛に覆われた神秘的な白いアメリカクロクマがいる。
白い毛の遺伝子を持つ親同士の交配によるもので、10頭に1頭の割合で生まれてくるといわれている。先住民たちはその希少さ・神秘さから、白いクマを恐れうやまい、仲間の間でさえ、話題にすることが許されなかったという。
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この白い黒熊には、古くから伝わる伝説がある。
それは――、
遥か昔、世界が長く、氷と雪で覆われていた頃のことである。
ある日、一羽のワタリガラスが天から舞い降りてきて、白銀の世界を、草木で生い茂る緑の世界に変えた。
そして、世界がかつて真っ白だったことを忘れないようにと、この森の黒熊たちから、白い毛のものが生まれるようにしていったのだという。
それが、精霊の熊、スピリット・ベアなのである。
世の創造主であるワタリガラスが、地球を氷河時代から緑豊かな大地へと変えた際、長い氷河期の象徴白クマとして、氷の世界のことも忘れず平和に暮らすために白いクマを作ったと伝えられている。先住民の伝説では、白いクマは神の使いのような存在であり、「スピリット・ベア」(精霊のクマ)として敬意の対象となっている
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その昔、蝦夷にあるアイヌのシュムクル集落首長の娘カリピアは、ある日馬にまたがり集落とは反対方向の山奥に迷い込んでしまった。
その時に一匹の可愛い子熊に遭遇した。それも……なんとも美しい白クマだった。そして、その美しい子熊を集落の外れでコッソリ大切に育てていた。
集落に連れて帰れば熊送りをされてしまうからだ。そしてシロと名付けてシロの好物タケノコ、 ヤマブドウ、クリ、 クルミなど 木の実など季節によって異なるが、好きなだけ食べさせた。更には虫など、食いしん坊のシロに食べさせるために、山奥に連れて行っては食べさせていた。
1年が経つ頃にはすっかり大きくなったが、雑食でシャケなども家からコッソリ盗み出し与えていたので、何とも凛々しく美しい熊に成長した。巨体に成長したシロだったが、カリピアを襲う素振りなど見せたことのない温厚な熊だった。
それなのに、誰がシロの居場所を知ってしまったのだろうか、シロは捕まり熊送りの犠牲になってしまった。
何と言う罰当たりな「スピリット・ベア」(精霊のクマ)を熊送りにしたことへの怒りが今世に続く不幸の連鎖を巻き起こした。
首長の娘カリピアはシロの居場所を、集落(コタン)に知らせた張本人を見つけ出して、矢を打ち放し復讐として殺して埋めた。
(可愛い我が弟、可愛い友をよくも熊送りにしてくれたなあ。許せぬ!💢💢💢)
この気性の荒さから、ギリシア神話の水の女神(精霊)の生まれ変わりだと誰かが言った。
※ネーレイデスは海の精霊。いずれも美貌の 50人の娘たちで,父とともに海底の宮殿に住むとされる。
実は…ギリシア神話にはこんな恐ろしい話がある。
エチオピアの王ケフェウスには、美しい妻のカシオペアと、さらに美しい娘のアンドロメダがいた。娘アンドロメダの美しさが誇らしく、ことあるごとに自慢する妻カシオペアはとうとう「娘のアンドロメダの美しさは、ネーレイデスですら及ぶことはない」と言いふらしてしまった。これを耳にしたネーレイデスは激しく怒り、海神ポセイドンに頼んでエチオピアに洪水と大津波を起こしてもらった。実は…海神ポセイドンの妻のアンフィトリテもネーレイデスの一人だったので当然だ。慌てたエチオピアの王ケフェウスは、神々の怒りを鎮めるにはどうしたらいいか神に救いを求めた。返ってきた答えは、「アンドロメダを海の怪獣へ生け贄に捧げなさい」というものだった。可愛い娘を生け贄に差し出すことは、エチオピアの王ケフェウスには何よりも辛いことだったが、王として国を守るためにはそうするより他はない。アンドロメダは海岸の岩に鎖で繋がれてしまい、あとは海の怪獣が食するのを待つばかり。ちょうどその時、天の馬ペガスス(ペガスス座)に乗った英雄ペルセウス(ペルセウス座)がエチオピア上空を通りかかった。英雄ペルセウスはエチオピアの王ケフェウスの宮殿へと赴き、事情を聞くと、「わたしが海の怪獣を倒しましょう、その報酬としてアンドロメダ姫をわたしにくださいませんか?」と言った。海の怪獣に食われてしまうよりははるかに良いと思った王ケフェウスは喜んで英雄ケフェウスの提案を受け入れた。英雄ペルセウスはさっそく岩陰に隠れ、海の怪獣を待ち受けた。やがて海が割かれ、そこから巨大な海の怪獣が現れた。英雄ペルセウスは馬にまたがり、岩陰から飛び出すと、ペルセウスによって首を切り落とされ、退治され袋に隠し持っていたメデューサの首を、怪獣の鼻先へと突きつけた。死んでもなお魔力を保っているバケモノメデューサの首は、たちまち海の怪獣を石の塊へと変えてしまった。
カリピアは非常に美しく気性の荒い娘だったが、タイムリープとは、現実の時間から瞬時に過去や未来に移動することだが、不思議に思わないだろうか、ノンノ、ナミ、エリシア、ハル、静子、千秋、そして…竹下通りで会った少女はどの女性も人目を惹く美しい女たち。そして瓜二つ。
カナダ先住民にとって、白クマは神の使いのような存在であり、「スピリット・ベア」(精霊のクマ)として敬意の対象となっている。そして…延々と続く負の連鎖が続く女たちの先祖であるカリピアは、ギリシア神話の「水の女神(精霊)ネーレイデス」と誰かが言った。
シロを熊送りされてからというもの、不幸の連鎖が続いた。ロシアからの追撃の他、和人によって少女たちが強姦されて殺害事件が多発、更にはしけの日が続き漁に出られない為、食糧不足で多くのアイヌが死んだ。
これは神聖な森の精霊「スピリット・ベア」を 本来ならば尊い、このシロクマを仰ぎ敬うのが筋なのに、残酷にいたぶり熊送りなる残虐な儀式で殺害して食した事への怒りが、招いた結果だと言われている
アイヌ集落をコタンというが、コタンは食べ物や飲み水が得やすく、地震や洪水などの災害に遭わないような川や海沿い、あるいは湖岸などの場所に作られていた。人びとは、首長を中心に、コタンの周りにある山や川、湖、海などの決まった場所で狩りや漁、植物採取をしながら生活していた。
海を拠点にするアイヌ民族の悲劇の始まり。
シロを殺害された祟りは延々と続く。そしてカリピアの恨みは延々と続く。それも延々と子孫にはんこで押したように、そっくりで美しい少女たちが誕生している。
ここにはどんな秘密が隠されているのか?
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あれだけ愛妻家だった父亮が、夜遅く帰宅するようになった理由は何だったのか?その頃から母とのいさかいが頻繫になった。
それは父亮が世界有数の自動車メーカー「ホウシン自働車」社長婦人と昼夜構わず頻繫に密会している事への嫉妬だった。たとえ亮と千秋が親戚関係で年齢差が18歳差で有ろうと、相手は絶世の美女だ。妻が怒り狂っても仕方がない。だが、千秋と亮が接触する目的は全く違っていた。
それは、亮の母である亜友美自殺事件の元凶、首謀者があの写真の少女千秋だったからだ。
それはそうだろう。愛する母を死に追いやられて更に父稔はそれが原因で数奇な人生を歩んだ。大学を中退してぶらぶら働かずにグレて、父正治のお金を当てにして遊び呆けていたが、溜まり場にしていた喫茶店「ピノキオ」のマスターの娘と恋に落ちやがて結婚。そしてその店を継いで亮は継母に育てられ育った。
いくら優しい継母と言えども実母ではない。亮は肩身の狭い思いをして生きてきた。そこで…その母の死の原因を作った張本人を知ってしまい黙っていられる訳がない。
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父亮は現在竹部薬品工業東京本社に勤務しているが、20年前名古屋支店に転勤していたことがあった。MR(医薬情報担当者)の仕事は大変で、夜は大体最低でも21時くらいまでは病棟に貼りついて、休憩で医局に戻ってくる医師に話しかけて、という日々だった。
その日もMRとして医大病院で病棟に貼りついて医師を待っていた時だ。その時整形外科病棟でとんでもない人物を見た。そうなのだ。従兄(いとこ)の家で見た写真の少女千秋にそっくりな女性が一瞬で通り過ぎたのだ。
ビックリした亮は仕事もそっちのけでその女の後を追った。するとその女は豊○市の一際目立つ豪邸の前で止まった。表札には豊臣と書かれてあり、何と後で分かった事だが、かの有名な「ホウシン自働車」社長宅だった事が分かった。
あの写真の少女千秋と病院で見掛けた女がそっくりと言う事は、2人には何か関係があるのか知りたくなった亮だった。
こうして…亮は「ホウシン自働車」の家族を徹底的に調べた。
すると自分の誕生年1977年と裏に書いてあったあの写真の少女と、瓜二つの少女が「ホウシン自働車」社報に社長家族写真の一員として写っていた。社長の娘が従兄の家にあった写真の少女とそっくりだったのだ。亮は母の死にあの写真の少女千秋が関係しているという事を父稔から聞いていた。
そこで…「ホウシン自働車」家族と我が家にはどのような関係が有るのか父稔に聞いたが、父は最初は過去の過ちを頑として話したがらなかった。
亮は大切な母が自殺した理由を、父が生きている内にどんな事をしても知っておきたかった。なので亮は頑として全てを知るまでは引き下がらなかった。
こうして…根負けした父稔から想像もできない真実を聞くこととなった。
何とも近づきがたい存在のセレブレティ達と、我が家にはどのような関わりが有るのか?
父稔が語った真実は次のようなものだった。
女中久子の娘亜友美が自殺したことで、義父剛の逆鱗に触れ稔は完全に母静子との縁を切らされて、父山本正治家と母結城静子家は金輪際一切の縁を切ることを、結木家から強く求められ母静子とも完全に会えなくなった稔だった。
亜友美が自殺した原因は、確かに稔が妊娠させて一切の責任を放棄して音信不通になった事が原因かもしれないが、実は…結城家の娘千秋が稔兄さんに強く呼びかけ仕方なく加担させられ、筋書きを作ったのも千秋だった。理由は結城家が余りにも千々に乱れて収拾がつかない状態だったので、千秋が我慢できなくて起こした事件だった。それを稔の責任に転化させられ母静子とも縁を切られてしまった。
「俺が全面的に悪いってこと?」
事件は公にならず内々で片付けられたが、娘亜友美を自殺に追い込んだ稔のことは到底許しがたい行為。女中久子は愛人関係にある剛に「娘を妊娠させて逃げた責任を取らせて!」と懇願した。
この場合、妊娠したと告げた途端に一切対応しない、音信不通になって逃げたなどのケースでは慰謝料を請求できるらしい。
正治は可愛い息子稔の為に慰謝料を払ったが、久子にすれば娘亜友美は生き返らない。許せない気持ちで一杯だ。
これが母亜友美が自殺した原因だと分かった亮は、父稔を許せない気持ちで一杯だったが、一番の元凶は千秋だったのであの時従兄の家で2人は怒りをぶつけ合っていたのだ。
何故従兄の家に写真があったのか?
その理由は従兄の父が弁護士だったので証拠写真を預かっていたのだ。こうして従兄の家に母亜友美を死に追いやった少女の写真があると聞いて赴いたが、言い争う結果となった。
「この時の少女の居場所を教えてお兄さん!」
「それは……それは……教えれない……」
「どうして?」
「それは……それは……絶対に……絶対に……教えれない!」
「酷い!酷い!教えてくれよ!それから……妊娠したってどういう事?」
「うるさい!うるさい!教えれないものは教えれないんだよ!💢💢💢」
この様な争いが起こっていた。
「ホウシン自働車」社長婦人となった千秋は世界のホウシン社長夫人となったのだ。祖父正治は息子稔が娘千秋にそそのかされて、女中久子の娘亜友美を死に追いやったことには心を痛めていたが、世界のホウシン夫人となった千秋にこれ以上傷をつけさせないために、正治の兄が弁護士であるので、万が一にも娘千秋に矛先が向かないように色々事情を聴き出し、その時の写真は証拠として兄が預かっていた。兄の子供が従兄の隆だった。だから……隆の家に千秋の写真があった。
そして…千秋自身もそのことに凄く心を痛めていた。
1977年と写真の裏に書いてあったのは、この年に亮の母亜友美が自殺して亮が誕生していたのだ。そして…首謀者が千秋だと分かったので、あの当時の千秋の写真の裏に自殺年を書き入れ、母亜友美が恨みを込めて死ぬ前に握っていた写真だった。
「ねえ私妊娠したの。助けて!こんな事学校にも母にも言えないじゃないの。唯一言える相手は私と稔の関係を知っている千秋と稔だけなの。稔と会いたいの。何とか連絡取って!」
この様に千秋に頼んだ亜友美だったが、けんもほろろに酷い暴言を吐かれて思い余って自殺した。
「あなたねえ。あなたのお母さん久子がどんなことをしているか知っているの?母が出て行ったのはあなたの母久子が、父との関係を延々と続けていたからなのよ。じゃあ……あなたたちが出て行ってくれたら稔と合わせてあげる。分かった?こっちこそ迷惑しているのよね」
そこで…亜友美は母久子に言った。
「お母さん……何てはしたない真似しているのさ。ご主人様と関係持ってるらしいけど……千秋が出て行って欲しいって言っているの。だから……この家出ようよ!」
「何だい急に……そんなこと……そんなこと……絶対に無いから💦💦💦第一ご主人様が『ここを辞めてもらっては困る!』と言っているのに、何で出て行かなければいけないのさ?」
こんな会話の後亜友美は思い余って自殺した。それは、母に妊娠の話は絶対にできないし、この家を頑として出て行く意思がないと分かり、これでは稔と会って話すこともままならないと分かり、追い詰められて首つり自殺をしてしまったが、直ぐ発見されたのでお腹の赤ちゃんは無事だった。
亜友美がまだ生きていたので人工呼吸器をつけて、すぐに赤ちゃんを取り出して赤ちゃんだけ助かったが、亜友美は助からなかった。その時手に写真が握られていて、救急隊員に死の淵で、「お な か の あ か ち ゃ ん た す け て」とすがりつき言われたので処置が行われた。
こうして無事亮だけ助かった。
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亮は母の真実は何も知らずに時は流れたが、妹が誕生したことで継母の扱いが変わった事で辛くて父に聞いた。
「お母さんが……お母さんが……わああ~~~ん😭わああ~~~ん😭わああ~~~ん😭妹が生まれて急に僕に厳しくなったんだ。わああ~~~ん😭わああ~~~ん😭わああ~~~ん😭本当のお母さんじゃ無いんじゃ???」
「バカ言うんじゃないよ!!!」
だが、益々虐めとも取れる継母の態度に思い余った亮は、とうとう家出を決行友達の家に避難した。
こうして…父稔がとうとう隠し切れなくて息子亮に真実を打ち明けた。稔も可愛い息子が妻に酷い扱いを受けていたことを知り注意したので、その後は改善されて幾分よくなった。
このような理由から母の自殺を知った。そしてとうとう母を死に追いやった、あの時の元凶、首謀者千秋を見つけた。千秋は世界が誇る自動車メーカー「ホウシン自働車」社長婦人に上り詰めていたが、亮にすれば千秋は列記とした血の繋がりのある親戚だったが、最も許せない憎き存在。
自分は何もなかったようにサッサと富と名誉と地位全てを手にして、父稔のその後は悲惨だった。父稔は自分の犯した十字架を背負い子供を引き取り育て上げた。それが海斗の父亮だった。
だから……あの時亮が病院で見た22歳のお嬢様は千秋の娘沙織だった。そして…海斗が竹下通りで会った少女は沙織の娘凜だった。
それでは過去に生きたアイヌの少女たちとどのような接点があるのか
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1875年当時屯田兵として蝦夷地にやって来た隆之介とアイヌ少女ナミは、その後どうなったのか?
アイヌ少女ナミは隆之介と恋に落ち海に出かけたが、ならず者に引きずられた後行方知れずとなっていた。
実は…ナミはならず者3人に引きずられて、ある寂れたかやぶき屋根の中に引きずり込まれて強姦されそうになったが、初夏の6月で熊も活発に活動する時期だ。その時お腹をすかせた熊が、かやぶき屋根に突進して来て侵入しようとした。
それは、かやぶき屋根の中から生ゴミや生もの匂いがしたからだ。
そこで…ヒグマがかやぶき屋根に侵入しようとしたのだが、一方の3人のならず者たちは、何かガサゴソと音がしたので外を見た。すると2mはあろう大きいヒグマが今正にかやぶき屋根の中に侵入しようとしているではないか。
「ギャギャ――――ッ!」
知識にうといならず者は、それにひるみ恐怖で裏から逃げようと必死になったが、焦って余計に手こずってしまい、ヒグマに気づかれてしまった。
そこで…一気に逃げたが、目が合ったとき、突然その視線を外して後ろ向きになって逃げると、むしろ熊は追いかけて来る習性があり、大変危険である。こうして…熊に襲われ食われて3人は命を落とした。その隙にナミは逃げた。
そしてその後ナミは隆之介の元に戻り無事結ばれ結婚して幸せに暮らした。
※明治政府はアイヌの「保護」を名目に1899年「北海道旧土人保護法」制定した。アイヌの土地の没収、漁業・狩猟の禁止、アイヌ固有の習慣や風習の禁止、日本語の義務化、日本風氏名への改名などを強制した
この様な法律の下、アイヌ民族は至る所に散らばり、龍之介とナミの子孫がなんと祖母ハル、母静子、娘千秋だった。
カリピアの子孫、ノンノ、サルコ、エリシア、ナミ、祖母ハル、母静子、娘千秋、孫沙織、ひ孫凜と脈々と続くアイヌの血。
この中のナミだけは幸せを掴んだ。熊に出くわすが、どういう訳か咄嗟のところで助かっていた。きっとクマに愛情をかけて育てた事が、「タイムリープ」時を越えて精霊シロとカリピアに通じたのだろう。
そして…世界の「ホウシン自働車」社長婦人に収まっている千秋は誰もがうらやむ存在だが、まだ人生半ば、これから先のことは誰にも分らない。はた目には雲の上の存在に収まっているが、純粋なアイヌではない。アイヌと和人のハーフなので……。
そして…このナミがカリピアの生まれ変わりと言われているが?
おわり
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