あとがき

 皆さまおはようございます、こんにちは、こんばんは、初めまして、永倉圭夏です。


 このたびは拙作、「風のSkeið(スケイド)『空の六等星。二つの空と僕――Cielo, estrellas de sexta magnitud y pastel.』スピンオフ」(←わー、最近流行りの長いタイトルだー)をお読みいただき誠にありがとうございました。


 このスピンオフは「空の六等星。二つの空と僕――Cielo, estrellas de sexta magnitud y pastel.」を書いている最中にふと思いついたお話です。このお話から読むと壮絶なネタバレになっちゃってアレなんですがごめんなさい、なんだかすみません。

 思いついてからここまで来るのに相当かかりました。一番書き悩んだお話だったと思います。冒頭と結末は決まっているのに、その間が思いつかない、思いつけても書けない、といったのがしんどかったです。


 その一方で、今回はちょっとだけですが考えながら書く事もありました。初めてじゃないでしょうか、そんなの。

 一番色濃く表れたのが彩佳が森の中で迷うところです。右も左も分からない暗闇の中をさまよう姿が、彩佳の心象風景と重なるようになるといいな、と思いましたが、なかなか上手くはいきませんね。


 それと所々でちょっと都合よく話が進み過ぎちゃったかなあ、ってシーンも多々あり。そこが少し残念でした。

 それと「第28話 正しいフり方、フられ方」の「私が好きな人は、私が自分で選んで見つけます。誰かに告白されたからつきあうって言うのはしないと思います」と言う彩佳のセリフ。これはちょっと言いすぎなんじゃないかな? とも思います。告白されて、「でも、悪い人じゃなさそうだよね?」ってところから始まるお付き合いだってあると思うのですよね。告白されたことないんで分かんないですが🤣


 これからの章太と克也は、彩佳とは少しずつ疎遠になっていく生活にシフトしていくでしょうね。特に克也は。やっぱり男女の友情って、しかもこういう形での友情って難しいと思いますし。


 それと、拙作「月と影――ジムノペディと夜想曲」から入江奏輔、藍、克也一家を登場させましたが、奏輔と藍、特に藍が余計なことをして引っ掻き回さないようにするのにとても気を使いました。息子にだって面白がってウザ絡みをする迷惑なお母さんなんです。


 彩佳、章太、克也、3人ともこれからいい大人に成長してくれると嬉しいですね。いや、きっとなるでしょう。と期待しつつ今回はこれにて。


 改めまして拙作をお読みいただき誠にありがとうございました!

 次回作は「【百合】星の降る庭」全79話です。明日5/4より投稿を開始いたします。がっつり【百合】です。ご了承ください。


 それでは!

                               永倉圭夏

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風のSkeið(スケイド)「空の六等星。二つの空と僕――Cielo, estrellas de sexta magnitud y pastel.」スピンオフ 永倉圭夏 @Marble98551

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