蜜柑の庭への応援コメント
レビューを書いててどうしても「破る」の賞の方の話になっちゃったので☆だけにしてこちらでコメントとして残させていただきます…!
応募された賞のお題に対して考えると整い過ぎてるかなと感じました。
紙を破るととても予想ができないビチビチとした別れ方をします。この物語は裁断されたように整っています。芯が強すぎるのかもしれません。「生きる」という絶対不変の意識が際立っていて光が進むみたいに当然に直進します。
出来事自体にはやむ得ないいきさつがあって、本来はある程度の暮らしが出来た少年が破れかぶれで喰うために行動します。たしかにモラル的には破綻しているのだけど、一方で生物的には当然のいきさつであり彼の精神も屈強で破れてない感じがしました。
単純に物語としてはすごくおもしろいです。でももし賞のために何かを変えるべきであるなら、この主人公の精神をもっと破るべきだと感じます。生きるための当然をするのだけど、精神は紙を破ったみたいに誰にも理解予想ができないような痛々しい裂け目を見せるべきだったのかもです。
私もいじわるな方なのでそんな感性で邪推すると、お題は「破る」です。カッコ書きまでしてます。後の三つは分かり易くするためのもの補足だった気がします。「破るの方向性はこんな感じね!」くらいのものな気がします。でも三つも条件が書かれてるとだいたいみんなそっちに注力しちゃいますよね。なんなら全部無視した方が破るに該当する気さえします。実際に意識してない私の逆三題噺にぴったりですし。良い感じにいじわるな賞ですね。
物語としてはめっちゃおもしろかったです。あんまり破れてはなかったかもですが、祐里さんのキャラクターの持つ強さがアナーキーな環境でも光っていて楽しかったです。いつも素敵な物語をお寄せいただきありがとうございます…!
作者からの返信
ありがとうございます!!
お題について考えてくださって、めちゃくちゃうれしいです。
実は、選考委員の加藤シゲアキ氏に読ませたかったという目的もありましてw
なるほど、整いすぎてる、了解です!
いろいろご意見いただけてありがたいし、すごく励みになりました。
きちんと今後に活かしていきたいと思います。
本当に本当にありがとうございました😆
蜜柑の庭への応援コメント
善悪やリアリティを越えて、絶望的な状況で狡猾さを勝ち得た弘の生命力に驚嘆しました。
現代日本は元より、戦後の日本においても、この狡猾であるメンタルは、正直で誇り高い志とは対極にありつつ、結果として戦後復興の一役を買っています。
あらゆる人が過酷な状況下で、彼と同じ選択はしない所に逆説的な日本人の精神性を感じ、故にこの薄気味悪い逞しさに怖さを感じます。
現代日本の歪みの種火だ、私はそう感じました。勉強になりました。ありがとうございます( ;∀;)
作者からの返信
コメントありがとうございます。
弘の生命力を感じていただけたと、喜んでおります。
本来大事にされてしかるべき子供であるにもかかわらず、身寄りがない、家を失った、そんな理由で浮浪児になった子供を警察が狩るという何もかもが混乱していた時代に、本当であれば伯母に媚びへつらって食べ物をもらう、家を住処として使わせてもらうのが一番の大正解だったでしょう。
でも弘は自分を虐げた人物に媚びるということをしたくなかった。
彼の志はここにあります。
守ってくれる存在はもういない、自分を守れるのは自分だけ、守るべき者も自分以外いないのです。
すみません、私はもともとあまり頭が良くないので、勉強になるようなことは書けていないのではないかとちょっと不安になっています。
でも福山さんがいろいろ考えてコメントを書いてくださったことはよく理解できます。
それが本当にうれしいです。
こちらこそ、ありがとうございました。
編集済
蜜柑の庭への応援コメント
物語の内容に関しては他の方が熱く述べられていますので、私はほんの触りだけでお茶を濁させて下さい………え? だめ?
私も、火垂るの墓批判ではありませんが、あの作品を観た(原作は読んでません)時のわたしの感想は、他の人が感じたような単純な哀しさと感動……ではなかったんですよね。
といいますのも……
終盤で清太が食べてた、コメの入らない大根だけの雑炊……、近所の子たちでさえ馬鹿にしていた食べ物ですが、うちの住んでる地方ではそれが標準だったんですよね💦 当時の北国はコメがふんだんに取れる土地柄ではなかった(現在は農地整備と肥料の改善、コメ自体の品種改良のあわせ技でなんとか競争力を持っている)ので、南の方は戦中でも結構いいもん食ってたんだなぁ……という印象を受けてしまったんです。
おまけに、清太は手伝いもせずにゴロゴロしてただけでしたからね。農村の子供は生まれ落ちたときから労働力なんです、はい。
あの物語は、将校の息子という恵まれた家庭からの転落人生の物語であって、決して貧困の話じゃないんですよね。その辺が、一般の人がちょっと取り違えてる点なんじゃないかなぁ、と。あれで貧しいとか言ってるなら、だいぶお花畑です。日本人内での人種差別です。
それに……私の母は、普通に幼少期にセミ食ってましたしw
もちろん母は、戦後生まれですよ? 戦後もしばらくは寒村の食事情なんて見るも無惨なものだったのです。それを思うと……人の幸不幸や貧富なんてものも、周りの環境次第でどうとでも解釈されてしまうという印象を受けるのです。
翻って、弘が男についていこうとしたときには、頭の中で警鐘が鳴りっぱなしでした。結果、弘は私が思っていたよりずっと狡猾だったみたいですけどw
よく見たら、ちゃんと偽名を名乗ってるんですね。
この文章からだと、本当に人さらいだったか確定はできませんが、生きるために知恵を絞った結果だとするならそれも成り行きかと思います。
すみません、作者の求めているものとは違うよくわからない感想になってしまっていると思いますが、食っているもんは結構いいもん食ってんじゃねえか、でも、それで人を殺すのは違うぞ。という相反する印象でした。
少なくともセミ食ってたあたしの母は食べ物の奪い合いの日常ではあったが人は殺してないぞ、というw ただ、この話をすると当時の他の人は、「セミはむしろ高級品、うちはネズミだった」とか、おかしなマウントの取り合いになるのでw あんまりこっち方向に展開するべきじゃないんですよね💦
どなたかのレビューにもありましたが、作者様の作品には教科書に載っているようなある種の「読みにくさ」を内包しているのが魅力だと思っています。明らかにエンタメやラノベに軸足を置いていない。カクヨムというフィールドにおいては、あまりにアウェーです。
ですが、そこでなお孤塁を守らんとする姿勢に、愛国心にも似た何かを強烈に感じたことはここに伝えさせていただきたいと思います。
これをどう受け取るのか、まさに純文学のど真ん中、それぞれの解釈に委ねる姿勢こそがこの物語に相応しい気がします。いえ、善悪を論ずる物語ですら無いと思います。
それぞれの思いがあって当然だと思います。読み手によっても千差万別。
傑作であることは間違いありません。保証します✨️
上手く表現できませんで、もしかしたらお目汚しかもしれません。
その時は、そっ閉じするようにコメントを消していただければ幸いです。
追記:
なんでだ……💦💦
いえ、本当に押し忘れなんです、信じて下さいw💦
祐里さんの作品の感想は本当に難しいんです、書きながらこれ書いていいんかな??? と自分でも酷い葛藤をしながら書いてるので、コメントを書き終えたときにはぐったりして、それどころじゃなかったという────
本当に申し訳ありませんでした💦
いえ、普通に弘の心情に寄り添って感想を述べればいいのでしょうけれど、戦中戦後の混乱期というのは、仕方なかった、と云えばそれまでという状況ですので。あえて穿った読み方と感想を述べないと、私も他と同じ感想になってしまう危険性があったものですから。申し訳ありません💦 確かに、彼が「ビホウサク」という言葉を知っていなかったら、そのまま攫われていたのでしょうし、私自身が「とりあえず一回やられるまで待つ」というスタンスが抜けきれないので、先手必勝という彼のアグレッシブスタイルに戸惑ってしまった、という要因はあります。
だから、もし私だったらそのままヤられていた……ということなのでしょうね、この場合───。彼は、結果生き残った。
ですので、感想も悩みましたが忖度していませんし、傑作というのも忖度ではないです。どうか信じて下さい💦
作者からの返信
『火垂るの墓』が賛否両論なのはわかっています。
ただ、戦後80年を迎えた日本で時々話題になっていて、清太には節子という守るべき存在がいたけれど、家族全員失った子供はどうだったのだろうと考えたのが、「早生」を書くきっかけになりました。
しかも浮浪児狩りまで始まる気配が……という雰囲気の中で「生きる」子供を書きたかったんです。
作中ではっきり書いてはいませんが、弘の年齢は12歳です。
12歳のとき、私はものすごくたくさん食べていました。
食べ盛り伸び盛りだったので。
男の子の弘はきっともっと栄養が必要だったことでしょう。
伯母や従兄弟に伯父が亡くなったのを自分のせいにされた挙げ句冷たい仕打ちを受けて、どう生きていけばいいかわからない、ずっと暮らしていた土地ではないから他に仲の良い人もいない、学校にも行けていないから先生のような誰かの指示に従う必要はない、そんな状況で弘が倫理観を捨てることを選ぶのは難しくないのではないでしょうか。
自分しか信じられなくなるので。
ほんの少しの食べ物のために人を殺すことになったりするのではないでしょうか。
きれいごとなど腹の足しにもならないので。
(なお、人攫いは実在していたらしく、劣悪な環境で子供たちを盗みなどの犯罪に使っていたそうです)
清太がそうだったように、もしかしたら弘もこの先餓死するかもしれません。
これから冬になるので凍死するかもしれません。
でも今を生きることに精一杯になっている。
頭も体も、使うのは、今を生きることに対してです。
私は弘の心情をあまり書いていません。
心情など、「食べ物がほしい」に決まっているのでわざわざ書く必要はないかなと。
ちなみにコオロギは、11月の横須賀が舞台なので出しました。
夏だったらセミを食べるというエピソードを書いていたかもしれません。
いや、本当は当時も横須賀でコオロギが鳴き始めるのはたぶん9月中旬頃だったと思うし、別に舞台が11月でもセミを食べたことがあるというエピソードを入れてもいいよねぇ?🤔とは思うのですが……。
まあその、ね、いろいろねw
他の作品を参加させることも考えましたが、「感想の相違を楽しむ」のが主旨だと自主企画概要に書かれていたため、「早生」を参加させました。
(「せや!Aマカーに読ませたろ!HAHAHAwww」とも思っていましたwww)
読み手によって感じることは違う。もちろん大アリです。
どんな読み方をされても私は構いません。
現代の倫理観は絶対に必要なものだということを改めて考えてくだされば、より一層うれしいというくらいでしょうか。
あ、そだ、星がつかないほどの駄作ってことでいいですかね……?
(素直にそう思ってます。傑作ってお言葉をいただいているのにw)
様々なことを考えてくださってとても光栄に思います。
ありがとうございました。
追伸
本当に正直なことを言うと、終戦直後なんて難しいに決まってるじゃん、と思っていました。
でも、文学賞に応募するにあたって、自分を追い込みたかった。
だから書きました。
作者の心情としてはそんなところですw
[追記]
大丈夫です、信じます!
「とりあえず一回やられるまで待つ」だとやられちゃうというか、命までは取らないだろうけど、こき使われるようになるでしょうねぇ……。
ただ、男は「チョコレートを持っている」と言いながら甘い匂いをさせていなかったので……
そこで怪しいと気付いて、ついていくフリをしながら逃げるのもアリですね!
こちらこそすみませんでした💧
葛藤しながら書いてくださってありがとうございます!!
編集済
蜜柑の庭への応援コメント
こんばんは。
『わたくしたちは愛国心を忘れないようにしないといけません。きっと日本が勝利を収めるのですから、苦しくとも皆で頑張りましょうね』
『はだしのゲン』を思い出しました。
長野県では戦時中コオロギを粉末にしたり味噌にしたりという食べ方をしていたという記録があるそうですね。
この主人公でしたら焼いて食べることもできるだろうなと逞しさを感じました。
課題はクリアされていると思います。
コメントは朝に、とも思ったのですが。夜分に失礼いたしました。もちろん星⭐3です。
読ませて頂きまして、誠にありがとうございました。
こんにちは。ご返信誠にありがとうございます。
コオロギ 食べる 戦時中 長野県 みたいな感じで検索いたしました。長野県の図書館さんでしたので個人の方の記録とかかも知れません。ご確認頂けたらと思います。
『はだしのゲン』は、戦争賛美がガラッと変わってしまった大人たちに反抗する、ゲンの姿を思い出しました。もちろんゲンは戦争なんて、という子どもですが、それをなんということを言うんだ……と言っていた大人たちの手の平返しです。ゲンの家族は戦争反対などの理由から配給を受け取れないご家庭に食料を分けるなど、ゲンに影響を与えたご家族だった……と思いますがこれがもうすぐには確認できないのですよね。
『火垂るの墓』分かります、分かります!原作者様はとくにそういうお気持ちだったようで、仲のいい文学者様に「映画は映画だからね……」みたいなことを仰っていた(うろ覚えすみません)かと思います。
作者からの返信
こんばんは。
ようこそいらっしゃいました。
弘は子供なので大人が持っているであろう知識を持っていない、本来知識を授けるべき周りの大人が亡くなったり弘につらく当たったりして自分の力だけで生きていかなければならない、そんな状況を書きました。
倫理観を捨てて生きていくというのは、かなり逞しいと思います。
読み取ってくださってとてもうれしいです。
あ、コオロギ食べたって記録があるんですか!
いやぁ、文献に残っていないだけで、食べていたんじゃないかなと……
あの時代の人って戦争のことを話そうとしない人が多かったので、自分の記憶はかなり曖昧というか……むかーしほんのちょっとじいちゃんばあちゃんに聞いただけ、という記憶しかなかったりするんですよね。
なので教えてくださってすごくありがたいです。
残念ながら『はだしのゲン』は未履修なのですが、きっとそういう描写もあっただろうなと想像できます。
にしても、子供に見せるべき本ではないということで学校からは消えてしまったんですよね……?うーむ……。
(残酷であるとか、今の子供にとっては難解な表現があるとかで……)
私が参考資料として思い描いていたのは高校生のときに読んだ『火垂るの墓』の原作でした。
ただ、火垂るの墓では主人公の清太に守るべき節子がいて、賛否はどうあれああいう言動になったと理解できるのですが、では守ってくれる大人がいない、守るべき存在もいない子供はどうだったのだろうと思って書いたものです。
きっとそういう子供も多くいたのではないかと。
終戦80年ということでジブリの映画のテレビ放映もされていた……?はず?(自信がないw)ですが、清太と節子の兄妹ばかりが注目されているようで、何となくモヤモヤしていたところだったんです。
(『火垂るの墓』を悪く言っているわけではありません。豆さんはご理解くださっていると思いますが、念の為)
課題についてクリアしているとおっしゃっていただけて安心しました。
また、評価やコメントをいただけたことに感謝いたします。
私はいつものようにまだ起きていましたw
本当にとてもありがたいです。
まだ夜は寒くなりますので、お体にお気を付けくださいませ。
ありがとうございました!
[追記]
追加のコメントありがとうございます☆
『はだしのゲン』はそういうお話だったんですね。
『火垂るの墓』もそうですが、当時の人々にだっていろんな考えを持つ人がいて、戦争賛美の中でも本当はそんなこと思えないとか、野坂昭如は実妹への懺悔のために『火垂るの墓』を書いたとか……。
映画では描かれない惨状も原作には書かれていますね……。
まあその、いろいろな形で表されているものではありますが、もう80年も経つんだなと思うと何かしら書いておきたいという気持ちになったんですよねぇ……。
(自分でちょっと何言ってるかわかんなくなってきました💧)
あ、コオロギについて追加情報を書いてくださってありがとうございます。
早速ぐぐってみたら情報が出てきました。
とても助かりました。
私も何か豆さんの手助けになるようなことをできれば……
全然思い浮かびませんが💧
とにかく感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にいつもありがとうございます!
蜜柑の庭への応援コメント
コメントを失礼いたします。純文学の自主企画から参りました。民主主義文学から戦後派、昭和30年代の社会文学辺りの作風かと思いましたが、いかがでしょうか。
戦後の悲惨さというのは綺麗事では語れない世界ですよね。弘の動作や緊張感がよく伝わる描写でした。一文が長めなので、言葉を選び抜かないとリズムが崩れるため、難しそうだなと拝読しながら思いました(私は大江健三郎や谷崎潤一郎の作品、海外翻訳文学等の一文が長めの作品が好きです)。
実は以前、「花は咲う」を拝読させて頂きましたが、心に残る作品でした。情景描写も素晴らしくて。あの御作では花と共に読み手も傷つき、それがまた味わい深く、考えさせられましたので、今回もその覚悟をしながら拝読いたしましたが(3つのルールも読んだ上)、結末は主人公にとってはいいものでしたね。
素敵な作品を読ませて頂き、ありがとうございました。
作者からの返信
こんばんは。
ようこそいらっしゃいました。
すみません、実は作風とか何も考えず、ただこのストーリーに合う文体を選んで書いているというだけでして……。
文章が長めなのもそれが原因です。
なんかこう、フィーリング?で書いています。
勉強不足でうまいこと言語化できず申し訳ないです💧
そうですよね、「花は、咲う。」も読んでくださっていましたね。
とてもありがたいです。
「早生」はまた全然違う方向に重い作品だったりしますが、読んでいただけて光栄です。
コメントまで書いてくださってありがとうございました!
蜜柑の庭への応援コメント
祐里さん
どうも、わきのです。Xのポストを見て読みました。
いいですね。純文学が大好きで諦めた身なので、祐里さんの書きたいものには強いシンパシーを感じます。
ところで、私の拝見している作品が『シロ』『煤』『早生』と死傷者が多発中なのですが、別傾向でおすすめのはありませんか?
わきの
作者からの返信
わきのさん、こんばんはー!
Xを見て来てくださるのうれしいです☆
死傷者が多発中ww
死傷者が発生しないのは
『ビートルズなんか大嫌い』(2000文字)
『そんかし』(3313文字)
『土曜日のスーパー』(2862文字)
『コタツ』(1602文字)
ここらへんをおすすめしたいです。
お暇な時にでも覗きに来てくださるとうれしいです♪
素敵な作品をお書きになっているわきのさんに強いシンパシーを感じていただけるなんて、感激です!
私もまた拝読しに伺いますね☆
(特に7/5以降なら時間を取れるので)
励みになるコメントなど、本当にありがたいです。
ありがとうございました!