九條凌の東京外送、TG: @tokyo232

@14566jj

第1話

こんにちは、九条 凌(くじょう りょう)です。

私は東京で快適な風俗デリバリーサービスを提供しています。

かわいい女の子はみんなここに揃っていますよ。

お好みのタイプ、どんなスタイルでもご用意できます。


先輩、今日は一杯のイチゴミルクにしますか?

それとも、私の香りをひと口味わってみますか?




彼がホテルの部屋に入るなり、乱暴にドアを閉めた。

薄暗い照明の下、ベッドの白いシーツが無防備に広がり、まるでこれから起こることを待っているかのようだった。


「待たせたな。」


彼女は甘く微笑みながら、ゆっくりと近づく。

つややかな唇がほんのり開き、挑発的な瞳で彼を見つめる。

指先がそっと彼のジャケットに触れ、それを丁寧に脱がせていく。

まるで大切な贈り物を開封するように。

彼女の淡い香りが彼の感覚を刺激し、理性が少しずつ溶かされていく。


「ふふ……我慢できるかな?」


耳元でくすぐるような囁き。

わざと吐息をかけながら、唇が彼の耳たぶをかすめる。

彼女は迷いなく彼のネクタイを引き解き、素早くシャツのボタンを外していく。

露わになった肌に指を這わせ、爪先で優しくなぞる。

その仕草には、明らかな誘惑の意図があった。


「どうしたの?そんなに固くなっちゃって……。」


彼女はいたずらっぽく笑いながら、彼の手を取り、そのままベッドに押し倒した。

しなやかな指がシャツの中へと滑り込み、彼の肌を撫でるたびに微細な戦慄が走る。


唇が触れ合い、貪るように絡み合う。

互いの息を奪い合いながら、舌先が遠慮なく侵入し、支配するように絡みつく。


「ん……もっと乱暴にして……?」


彼の背中を爪がかすめる。

微かな痛みとともに、痺れるような快感が広がる。

彼女はさらに密着し、身体で貪欲に求めてくる。

彼の全てを燃やし尽くそうとするかのように。


彼の手が彼女の腰を強く引き寄せ、滾る熱が互いを包み込む。

彼女は細い喉を震わせ、彼の背中に腕を回す。

指先が彼の肌を滑り、熱を帯びた吐息が絡み合う。


「……もっと……いっぱいちょうだい……?」


彼女の甘い囁きが、最後の理性をかき消していく。


彼の手が彼女の柔らかな曲線をなぞり、身体のラインを描く。


ベッドが軋む音。

乱れる呼吸。

熱を孕んだ視線が交わり、さらなる衝動を掻き立てる。


彼女は突然、彼の髪を掴み、ぐっと引き寄せた。


「……もう焦らさないで……待ちきれない……。」


掠れた声に込められた切望。

それが、彼の最後の理性を吹き飛ばす。


彼は迷うことなく彼女を押し倒し、肌を貪るように這わせていく。

指が肩から鎖骨、そしてさらに下へと滑り、彼女の全てに自分の印を刻むように。


彼女は震えながら、無意識に足を絡める。

腰をわずかに浮かせ、さらなるものを求める。


「ねぇ……ちゃんと言わないと、くれないよ?」


彼の低く、かすれた声。


彼女は彼の背に爪を立て、震える息を吐きながら、それでも目を逸らさずに囁いた。


「……あなたの全部……私にちょうだい……。」


その瞬間、世界は熱に支配される。

交錯する吐息と、狂おしいほどの鼓動。


揺れる照明の下、絡み合う影。


夜の闇に燃え盛る情欲は、決して消えることはなかった——。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る