この物語、もの凄く、好き。きっと辿り着くまでに、さまざまな物事に気を取られるが、本来の目的地を見失わずにいたい……そんな人間の願望が、たった一話に凝縮されている。時々立ち止まって、読み返したいと思う。
昭和62年生(ゆとり第一世代)下町育ち。 三人姉弟の長女。一男一女の母。 📚️ 思想・信仰・価値観・習わし・・・ そういうものの間を、人は泳いでいる。
ファンタジーで、(良い意味で)ありふれた、とてもよい掌編でした。読了感がふわっとしていて心地よいです。
時には目移りし、寄り道する事もある。時には山の頂を仰ぎ見て卑屈になる事もある。それでも登る。一歩ずつ、ゆっくりと、確かな足取りで。当然、頂に辿り着ける保証はない。途中で力尽きてしまう…続きを読む
少年は本当に目指すべきものに向かって歩く。その途中、様々なものに目を奪われ、寄り道をし、それに夢中になる。でも、それで目指すべきものにたどり着けるのか? まるで人生の縮図のような物語です。
目指すべき先は山頂。この思いは変わらない。しかしその道中、様々な困難が待ち受けるだろう。それは己の心の弱さからもたらされるものなのだろうか。本当に欲しいものは、足元には落ちていない。サブタイト…続きを読む
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