旅先で出会ったJKがチャイナっ娘で陰キャな僕の奥さんになった話

毛 盛明

第1話 JKチャイナとの出会い

これは僕と妻の馴れ初めの話である。

僕が妻と出会ったのは高校3年生のフィールドワークでのこと。

僕が親友と一緒に行動してた初日、

その日は午前中に熊本空港についてそこからはそれぞれ決められた特定の集団で自由行動することに・・・

僕のチームは安谷屋則彦、津嘉山慶融、運天湊陽、名嘉地忠禄の四人だ。

ちなみに僕の名前は運天湊陽、名前はソウヒで苗字がウンテン、

僕はこの三人組以外とは1年のころから誰一人として絡められていないが3人は僕のことを温かく迎い入れてくれた。

そんな3人と一緒に近くのアニメ関連の施設に向かおうとしていたら途中のあぜ道でとある女子高生が倒れているのに気づいて声をかけた

「大丈夫ですか!!!」

「死んでんじゃねーか?」

「慶融、そんなこと言うなよ!」

「そりゃそうだ!則彦の言う通り!失礼に値するぞ!」

「悪りぃ悪りぃ!則彦、忠禄ジョークだよ!」

「はぁ⤵アメリカーフージーはもう少し控えろよ!旅行じゃあないんだからさ!」

「それもそうだな!ハハッ!!!」

「3人とも静かに!もしかしたら起きるかもしれないんだよ!静かに!」

全員静まり返り・・・5分後、

「ううぅ・・・・」

「おい!則彦、慶融、忠禄!来い!起きたぞ!」

「おぉ!そうか!良かった生きてて」

「おい!また何言ってんだこいつは?」

「大丈夫ですか?」

「≪谢谢你帮助我≫シエシエニーバンジョンウォー(小声で)」

「ん?何言ってるんだ?こいつは?」

「なぁ?分かるか?忠禄?」

「俺でもさっぱりわからないよ。則彦、慶融。」

「そうか・・」

女子高生が急に起き上がり立ち上がって、

「谢谢你的帮助♪你们的名字是什么?」

「やっぱり何言ってんだ!このJKは!!!」

「俺でも全くわからん!」

「俺も!」

「私を助けてくれてありがとう♪あなたたちのお名前は?って言ってる・・・(小声で)」

「えっ!湊陽!お前・・・このJKが言ってる意味わかるのか!!!」

「うん!・・・分るよ・・・」

「マジで…」

「なんで?お前さんの親父さんは琉球舞踊の先生なんだろ?」

「あぁ!そうだ!でもこう見えて僕の父さん、結構こうゆうの勉強してるから分かるらしいんだよね!」

「おぉ!そうか!ならこれは何て言う言葉なんだ?」

「これは・・・・・・中国語だね!」

「中国語!!!何だか呪文言ってるみたいだよな…でもどうしてここにいるんだ?」

「観光なんかじゃないの?ほらよく言うでしょ?≪インバウンド≫って!」

「多分そうなのかもしれないけどよ・・・それで湊陽!他には何って言ってるんだ?」

「ん?あぁ!イッターヌナーンカイ教えてチクミソーティってよ!」

「いや!ウチナーグチに直すな!」

「はははっ!それもそうだね!それじゃあ基本の挨拶で!・・・

你好,我叫云天凑与很高兴认识你」

「我也是。」

「ほら皆もやってみてよ!」

「えぇー!それじゃあ・・・你好我叫安屋典彦很高兴认识你(気まずい感じで)」

「俺もやるのか・・・んん!你好我叫冢山圭介很高兴认识你(見え張りながら)」

「えぇ・・・僕なんかができるかな?」

「自信持てって!」

「そう?じゃあ你好!!!我叫仲地忠六很高兴认识你!!!(恥ずかしがりながら)」

「ほらー皆できたじゃん!!!すげーじゃん!」

「おい!湊陽!JKが何か言いたがってんぞ!もじもじしながらだけど!」

(チャイナJK見ながら)

「???怎么了???」

「我想去酒店但我不知道路怎么走,你能告诉我吗?(私はホテルに行きたいのですが道がわかりません、教えてくれますか?)」

「!我明白了。让我给你指路!(分かりました。私が案内しますよ。)」

「谢谢你♪」

こうして僕はそのJKをホテルまで送った後駆け足で急いでアニメ関連の施設にいる3人と合流した。

「・・・てかすごいよなー湊陽は!」

「えぇ!なんで?」

「だってさぁ?あんな初見の俺たちじゃあ対応ほぼ不可なのに湊陽は軽々喋ってその上、対応までできるってある意味相当すごいよ?」

「自称眼鏡イケメンの私でも想像絶するくらい意味不明、理解不能でしたもん。」

「そうだよ!すげーよ!本当に尊敬する!」

「へへへっ//////有難う慶融、則彦、忠禄!」

「どうよ!」

すると・・・?

「あぁ!!!あなた方は!」

「ん?(四人とも)」

同じクラスの女子たちが駆け寄り

「きゃー!則彦様ー♡素敵ー!」

「則彦様!私!私だけを見て!」

「則彦様!私を則彦様の彼女にしてください!」

「いやー・・・やべぇーな!あいつ!流石は自称眼鏡イケメンなだけあるわぁ・・」

「そ・・そうだな!」

「やばいね!・・・」

「あっ!いた!」

「えぇ!・・・(慶融、忠禄、湊陽)」

「慶融様!このアニメグッズ屋一緒に回りましょ!」

「え!あ!ちょ!待って!ああああああ・・・」

「見事に連れていかれたね嵐の様に・・・」

「うん!あはははは💧・・・」

「あぁ!」

「ん?(忠禄、湊陽)」

「忠禄様!私とも一緒に行きましょう?」

「えぇ~!やだよ!めんどくさい!」

「そんなこと言わずに!行きましょうよ!」

「えぇ~!だったら俺の代わりにコイツ(湊陽)連れて行かねぇ~?」

「は?やだ!こんな御託な奴と回るより忠禄様と周った方が楽しいですから!」

「ブゥホォーーーー(湊陽、鼻と口から大量出血)」

「おい!何言ってんだよ!見ろ~!湊陽、透明な涙と紅い涙流しているじゃあないか!」

「でも!そんなの気にせず!一緒に楽しみましょう!?ほら行きますよー!」

「おわぁ!ちょ!ごめん湊陽!終わったら必ず、お前のもとに帰ってくるからなー!」

こうして3人とも行ってしまい湊陽だけが店の前に一人ぽつんと立っていた。

「忠禄のあの言い方は漫才かよ…てか俺一人か……血も涙ももう出ないな…(放心状態)」

すると湊陽の所にある女の子が来て・・・

「あ・・・あのぅ~?湊陽・・君?貴方湊陽君よね?」

「・・・あぁそうだが?それより君は誰なの?」

「・・・姫百合葵羽です・・・」

「えぇ!同じクラスの!葵羽なの・・・か?」

「はい・・・実は私ここ2か月間糖分を必要以上に取らない食事制限をして13くらい減りました。だから驚かれても仕方ないですかね…」

そうこの子は姫百合葵羽、同じクラスの3番目くらいに頭の良い眼鏡をかけた大人しい人だ。

「えぇ!でも葵羽がどうしてこんな所に居るんだ?」

「それは・・・その・・・」

恥ずかしがりながらもじもじしている葵羽を見て

「もし、行きたいなら一緒に行こうか?ちょうど俺も行くところだったし!」

「えぇ!い・・いいんですか!?!」

「おう!もちろんよ!」

こうして湊陽と葵羽は一緒に店を回りお目当ての品を買って帰った。

その日の夜ホテルの4人の寝室で

「んん~!疲れたー!マジでだるかったぜ!お前の方は?」

「ん~誠に濃密で甘やかな時間でしたねぇ~!」

「おめぇーには聞いてねぇ~つうの!」

「なーんだ!そうでしたか!」

「はぁ⤵それよりも忠禄の方はどうだったか?」

「マジで最悪だよ!!!」

「お・・おう!顔を見ればわかる・・マジギレの機嫌斜めの顔だからな…」

「あぁ!そうだよ!あの女ーーー!俺の大事な奴を傷つけたにも関らず!嫌がってる俺を無理やり連れてったあの女!絶対に!許すまじ!!!」

「いやーこれは相当キレてますな~。・・・湊陽は?」

「あぁ!僕?僕は…忠禄が連れ去られた後に葵羽が声をかけてくれて一緒に回ったんだー!」

「あぁ!お前と一緒にいたあいつなんか見おぼえあるなーと思ったら葵羽だったんか!なるほどなー!」

「それより、皆さん大事なものをお忘れで?」

「ん?何が?(湊陽、慶融、忠禄)」

「今日買ったアニメグッズですよ!」

「あぁ!なるほどな!よし!忠禄、湊陽!4人で見せ合いっこしようぜ!」

「いいよ!」

「それじゃあまずは!則彦!お前からな!」

「はいはい!慌てない!それじゃあまず私が買ったのはこのキノコみたいな髪形をした魔法使いのフィギュアです。」

「あぁ~お前それ好きだよなぁ~なんだっけ名前…フィラッシュ?ハラッシュ?なんだっけ?」

「ガディシュです!」

「あぁ~それか!それで他にあるやつはいるか?ちなみに俺はこの千代金丸っちゅう刀を擬人化させたコイツが好きだな!」

「忠禄はこの槍とか銃とか甲冑とかのほんがすきかなぁ~湊陽は?」

「あぁ!僕はこのてーるーとひーなーのアクリルスタンドに、この5人姉妹の三女のフィギュアだね!他にも色々あるけど今日は遅いしまた今度見せるよ!」

「そうだな!もう遅いし寝るかぁ~先生に怒られるのだけは勘弁だからな!」

(部屋の電気を消して)

「おやすみー!(4人共)」

一方その頃あの4人組と一緒に過ごした女子たちは…

「まじで、則彦様カッコ良くなかった?」

「マジそれな!私たちにも紳士に対応してくれるマジでかっこいい」

「それな!それな!」

「慶融様の手温かかったし、何よりごつごつしてて素敵だった・・」

「忠禄様・・・/////////」

「湊陽君カッコよかったなぁ~/////////また一緒に入れるかな?」

「よし!お前ら!」

「はい?(女子全員)」

「さっさと寝ろーーーーー!!!!!!」

「おやすみなさーーい!」

こうして彼女ら彼らの初日は終わった、果たして2日目はどうなるのか?

次回へ続く。

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