最強能力貰ったけど目立たない(願望)

ゲーミング地中海

第1話 転移したらば

 ある日の学校の休み時間。


 ワイワイガヤガヤ


 外が雨だったためみんな教室にいた時、


「うわぁ!?」


 急に床が光り始める!


「えなに───」


 視界が溢れんばかりの白光で埋め尽くされ──


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「素晴らしい!」


 えっなによくあるああ言うのなの?


 気づけば、そこは祭壇のような場所であった。


「急に召喚してしまい申し訳ありません。

 私の名前はクロース・アストリア。アストリア王国の第一王女であります。」


「元にとこに戻れるん────」


「で?そのアストリア王国のお偉いさんは僕らに何をして欲しいわけ?」


 他のやつの重要そうな質問を遮って永住ルートにクラスのリーダー的立ち位置の黒野弦田(陽キャ)が興奮気味に進んでいく。

 この手の話でお前みたいなタイプがのりのりなの珍しくね?


「もちろん現世には戻れません。えー用件はズバリ、この国、いえこの世界を脅かす魔王を討伐して欲しいのです!

 もちろんそのための能力はあるはずです。来てください。」


戻れねえのかよ!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 能力についての軽い説明を受けた。


 まずアクティブ能力とパッシブ能力があるらしい。


 パッシブは詳細が書いてある。そこを読めば良いとのこと。


 アクティブ能力もそのままで、書いてあることが基本能力となるようだが、exアクティブ能力に進化することもあり、その条件は人それぞれなんだとか。



「では、鑑定させていただきます」


 みんな鑑定してもらっている。

ちなみに鑑定で見れるのは両方だけど見られるのはパッシブのみらしい。

基本パッシブでどう言う系かわかるかららしい。


《鑑定》

 黒野弦田

 能力:パッシブ 走力強化B 走行時スピードを30%上昇

  :アクティブ 脚力増強A 脚を使った動きをする時100%の補正


「かなり強いとおもいますよ!」


「お、おう...」


 黒野の奴の反応を見るにあいつは"おもてたんと違う"ってなってんな?!

 そんな小説の主人公でもあるまいし、ねぇ?


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 俺の番だー


 薄谷霧矢

 能力:パッシブ クリエイティブモード クリエイティブモード。

  :アクティブ コマンド この世の全ての事象を起こせる。


「なんですかこれ...?(あんまつよくなさそ...なんか適当なのにすり替えとこ)」


「え...えぇ...(最強やんけッ!何これ。えこんなチートがまかり通ってええんか??)」


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「終わりましたか。でしたら王城にご案内致します。一人一部屋、一人好きな執事やメイドをつけさせていただきます。もちろん、構いませんよ?」


 王女様は微笑みながらそう言った。


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「this is my room⁉︎」


「...?」


「あっごめんなさい」


「ゆっゆゆゆ勇者さミャぎゃあてゃみゃをしゃげるひつようわわわわ」


「すいません、何て?」


「あわわわすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみません...」


「謝罪が多い。

 まあいいや自己紹介してよ」


「あ...ひゃいッ!わ、わわ私ララーシャと申します!あ、えっと、その、勇者様が望むのであれば...使も...大丈夫ですよ?」


「...。」(loading)


「...」


 何を言うんだ。


「もっと自分を大事にしな?」


「え...?私では不満ですか...?」


「いやそうじゃないんだけど...いやじゃ無い?l


「いえ別に...」


「じゃあいいわ...もう」


 こうしてクリエイティブモード系男子の冒険譚が、始まる...!


 ─────────────

 何初心者に癖に何個も作ってんじゃい





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