応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • エピローグ 再建への応援コメント

    完結おめでとうございます!
    作品自体はすでに完成しており、推敲を重ねながらの投稿だったのだと思いますが、とにかく読者目線ではお祝いしたい気持ちで一杯です。間違ってもハッピーエンドは訪れないと覚悟していたとはいえ、この結末にある独特の苦みは、心に焼き印を押されたような鮮明な痛みを伴うものでした。

    終盤の展開はかなり駆け足に感じましたが、これはこれでスピード感もあって流れとしてはいいのかもしれませんね。個人的には大人になった、ひーくんとちーちゃんの対話と気持ちの揺れ動きをじっくりと見てみたかったです。しかしながら結局のところ、ちーちゃんは本質的に獣であり、極めて利己的な一方通行のやり取りしか自己表現の術を持ち合わせていなかった。そう考えると、ひーくんが役目を果たしたことにも肯けます。過ちの生んだ歪みからは、そう簡単に逃げられないと。

    ひーくんも精神が壊れてしまったようで今後が心配です。そういえばエピローグにあった手紙の内容は、実は伏線回収だったのでしょうか。ニュアンスも含めて、文字がすべて平仮名というのも引っ掛かりました。私の勝手な考察ですが、少し前にちーちゃんの書く文体に触れられており、それを実践する形で手紙は綴られていました。そして、エピローグのタイトルは『再建』。これまでの章とタイトルに登場した『国』がちーちゃんの世界の暗喩だとしたら、それが復活する意味とは。

    結論として、ひーくんは精神的にちーちゃんと融合してしまったのではと思いました。数々の出来事と訣別を経て。ただし、ちーちゃんが亡くなった今、もうかつての『国』はない。それゆえに亡国を再建する夢を見ながら、ひーくんは命が尽きるまで彷徨い続ける。という暗い側面も仄めかされているのかな、と読了後に考察しました。熱く語ってしまってすみません。それくらいに楽しい読書体験だったとお伝えしたかった次第です。長文失礼しました。

    素敵な作品をありがとうございました。


    ※一点、誤植を見つけました。
    滅国 12より:そこには、ちーちゃんを羽交い締めにしている田中くんの姿があった。→水谷くん。

    作者からの返信

    流しイモ様

    こんにちは!遠藤です。

    最後まで読んでくださって本当に本当にありがとうございます……!
    『亡国』の一つの区切り(と言ってしまうと続編があるように感じてしまいますが……本当のエンディングは読んだ方に委ねたいと思います)ができて、私自身、正直安堵しています。
    毎日更新がしばらくできなかった時もありましたが、なんとか最後まで駆け抜けることができました。
    それもこれも、定期的にコメントをくださった流しイモさんのおかげです。
    この作品は、流しイモさんに支えられていたと言っても過言ではありません。

    終盤の展開は作者的にもちょっと早すぎるか……?と感じていたり……人を選ぶような進め方をしていると自分でも思っているので「流しイモさんはどう思うんだろう……」と内心ヒヤヒヤでした笑
    最終的に楽しい読書体験ができたとおっしゃってくださって、嬉しい限りです。
    この作品を投稿した甲斐がありました。

    重ねてになりますが、ずっと追いかけてくださって本当にありがとうございました。
    またいつか別の作品を投稿できるようになったら……その時はまたお時間をいただけると嬉しいです。

    (誤植報告ありがとうございます……!流しイモさんが誤字脱字、時間経過の表現の誤りなどを報告してくれなかったら、一生そのままだったかもしれません笑 本当にありがとうございました!)

    遠藤遺言

    編集済
  • 滅国 5への応援コメント

    どうも、ご無沙汰しております。
    久しぶりの連休ゲットで復活しました、流しイモです。

    最新話まで一気読みさせていただきました。
    本来は少しずつ味わうはずだった恐怖や衝撃を、数時間で過剰摂取してしまったので、ひーくんと似た精神状態に陥っています……。それにしても、彼もついに一線を越えてしまったようですね。こうなってくると〝信頼できない語り手〟もあり得るのではと思ってしまいます。終盤に近づくにつれて、新たな顔を表したような、底の見えないスリリングさが物語の中にありました。これが怖いもの見たさ、なのですね!

    ちーちゃんに関しては陰湿さが加わり、したたかな女に成長したようで。真偽は不明ですが、知能犯じみた冷淡さは意外なアクセントでした。とはいえ共感力の欠如と同じ括りで考えるのなら、幼少期とはなにも変わっていないのかもしれませんね。パノプティコンみたいな施設で呪縛の国を作るあたり、完全に歪んだ方向に目覚めている気がしてなりませんが……。

    以前の返信コメントで伺った通り、各所で光るホラー演出にはゾワッとしました。第4話の『影』では特に。ちょうど真っ暗の部屋でパソコンを開いて読んでいたので、背後に気配を感じちゃいましたよ。そして文章表現はもちろん、展開もホラーという……。ちーちゃん本人も終盤まで登場せず、伝聞でしか語られないのは恐怖ではあります。まだ物語が終わってほしくないと思う反面、二人の道の終着点も気になる、複雑な気分です。『滅国』編も最後までお供させていただきます。

    最後にいくつか誤字らしきものを見つけたので、ご報告しておきます。
    あえてそう表現されているのかな、と思うものも一応、拾っていますので、その場合は流していただけると幸いです。

    影 1より:リビングに行くと、父さんが新聞を呼んでいた。→読んでいた。
    影 9より:痛いほどの静寂が僕を責めて立てる。→責め立てる?
    計略 3より:嬉しそうに離す久米を横目に、僕は運ばれてきたコーヒーに手を伸ばす。→嬉しそうに話す。
    計略 4より:知らず知らずのうちの声が出ていた。→うちに?
    計略 6より:~~、頑固として受け入れない。→頑として?
    滅国 2より:使命感にも似た強迫概念が、久米に電話を掛けさせた。→強迫観念。

    作者からの返信

    流しイモさん

    お久しぶりです!
    遠藤です。

    お忙しい中、読んでくださってありがとうございます。
    仕事の疲れを少しでも癒せたら……と思いましたが、この作品はどちらかというと読み手を疲弊させるので、逆に疲れを増やしてしまったらどうしようという気持ちです笑

    感想も本当にありがとうございます。
    ちーちゃんに関して、あまり追及するのも野暮ったいと感じるのですが、流しイモさんの観点で見ていなかったので、すごく新鮮でした。
    したたかな女……確かに一連の流れを見るとそう思うのも納得です。
    個人的なちーちゃんのイメージは「成長しない子供」なので、肉体的に成長し、大人の社会に入らざるを得ない場合は、どうしても我を通すために「作戦」を立てているのかもしれません。

    ホラー演出もうまい具合に刺さったようで良かったです!
    元々ホラー小説が大好きでよく読んでいたので、怖がってもらえてとても嬉しいです笑

    そして、誤字報告もありがとうございます。
    ご指摘箇所はすべて修正しました。
    お手数をおかけします……流しイモさんのおかげで、この作品の誤字脱字がすごく減りました。
    重ねてになりますが、本当にありがとうございます。

    これから一気に話が進み、エンディングを迎える予定です。
    また、お時間ができた時にでも、読んでいただけると幸いです。

  • 興国 12への応援コメント

    『興国』編の更新、お疲れ様でした。
    流しイモです。

    友紀ちゃん、絶対に目をつけられているとは思っていましたが可哀想に。あわよくば生き延びてほしいと願ったものの、そうは問屋が卸さないようですね。それはさておき知らず知らずのうちに、ひーくんにも狂気が伝染していませんか。あるいは資質と呼ぶべきなのでしょうか。そこまで友紀ちゃんに気がなかったとはいえ、抱いていた感情がちょっと冷たすぎるように感じました。ここまで来ると「悔しさ」も深読みせずにはいられません。もしかすると友紀ちゃんの引っ越しにも、実はなにか意味があったのかも……?

    ちーちゃんとひーくんには、歪んだ絆がありますね。二人をつないでいるものは、本当の意味で二人にしか理解できないものなのでしょう。ちーちゃんの痕跡を認めてからのひーくんのウキウキ(?)した様子には、読んでいるこっちまで嬉しくなってきます。おっと、私も世界観に毒されてきたのかも。冗談は隣に置いて、ひとまず『興国』編を堪能させていただいたことをお伝えしておきます。多くを語らない、じめじめとした狂気の幕開けが印象的なお話でした。

    最後に私事で恐縮ですが、二か月ほどカクヨムの方を留守にしようと思っています。ですので、しばらくはリアルタイムで御作を追えません。ただし折を見てまたお邪魔しようと考えているので、そのときはよろしくお願いします。

    作者からの返信

    流しイモさん

    こんにちは。遠藤です。

    「ちーちゃんとひーくんには歪んだ絆がある」という意見、確かにそうかもしれません。幼馴染だからといっても、ここまで執着し合うこともなかなかないと思います。お互いに「大好き!」と言い合えるような明るい関係性ではなく、なんとなく『みはりやく』に囚われ続けているひーくんと、遊び相手という括りを超えた何か(本人も自覚なし?)を抱いている(かもしれない?)ちーちゃんという、なんとも形容し難い関係……。

    第3話も楽しんでいただけたようで何よりです! これからも毎日投稿していく予定ですので、気が向いた時にふらっと立ち寄って読んでいただけると嬉しいです(この作品にふらっと立ち寄れる気軽さは、あんまりないかもしれませんが……)。

    改めてになりますが、感想本当にありがとうございます! とても励みになっていました。カクヨムさんが許す限り、この作品は置いておきますので、流しイモさんのペースで読んでいただけたら幸いです。

  • 興国 10への応援コメント

    なんだかホラー味も増してきましたね。
    恐る恐るページをスクロールする流しイモです。

    ひーくんの家の窓に飛んできたものに関しては、「昔の子どもがよくやっていた、友だちを遊びに誘う合図に家の窓に小石を投げる」的なノリかと思いましたが、そんな生易しいものではなかったみたいです。もっとアグレッシブで狂気を多分に含んでいました……。しかし、ひーくんも流石といったところ。前回の返信コメントにいただいた内容の通り、どうやら踏んだ場数が違うようで。この程度の脅しでは、ちーちゃんのイメージと後悔に囚われた心を折ることは叶わないようです。とはいえ相手もなにやら誘っている雰囲気で、まだまだ双方の出方が読めないですね。

    公園のくだりでは、ちょっと治安が悪すぎてびっくりしました(笑)。石田の屋敷といい、彼らの住む地域は物騒すぎますね。移住地ランキングでは圏外の線が濃いのでは。諸々の事件については、実はちーちゃんとは無関係だと願いたいです。『興国』以前は出来事の規模は今と比べると小さく、主人公たちが渦中にいたので、状況を把握できない緊張感はやや薄れていましたが、この章からはひーくんを置き去りにして不穏な動きや恐怖が膨らんでいくので、それまでとはまた違った趣があると思います。じわじわと日常を染めていく恐怖に、次回の更新が気になるけども怖いような。こわいもの見たさ、とはまさにこの感覚なのですね。

    それでは。

    作者からの返信

    流しイモさん

    こんにちは。遠藤です。

    感想ありがとうございます!
    確かにこの町……というより、主人公たちの住んでいる地域周辺はかなり物騒なことが起こりがちですね。事件の凄惨さでいうと、某小学生探偵団たちが住んでいるところよりもひどいかもしれません笑

    「ホラー味も増してきた」という流しイモさんの感想を読んで、この作品を書いていた時はホラー路線も目指していたな、ということを思い出しました。私はホラー小説が大好きで、昔からさまざまなものを読んでいたのですが、ヤバい描写(とても柔らかく濁した表現)が書きたい!と意気込んでこの作品に挑んでいたような気がします。そのおかげ(?)でヒヨコのシーンも気合が入っていましたね。

    今日の更新も含めて、あと2回で第3話『興国』が終わる予定です。それ以降はさらに成長したひーくんの奮闘が見れるので、楽しんでいただけたら幸いです。

    編集済
  • 興国 6への応援コメント

    謎が謎を呼ぶとはこのことか、と流しイモです。

    謎の対象は移り、今度は水谷くんの出自が気になってきました。ホラー味のあるお屋敷の登場に、物語は見えないところで緩やかに確実に動いている予感がしてきましたね。水谷くんは妾の子、両親は子宝に恵まれなかったなどと邪推してみたり……。まさかここで、ちーちゃんの現在の話につながるとしたら驚きです。回想のシーンで意味ありげな描写があったので可能性はゼロではない、あるいはミスリードなのかもしれませんが。

    それにしても、ひーくんはお屋敷に入っても堂々としていますね。年相応のぎこちなさがあるとはいえ、フラットな目線で調度品を観察していて感心しました。普段から他人の言動にどこか冷めた、倦んだ見方をしている節があるので、彼は物事を批判的に捉える力はすでに同世代よりも身についているのでしょう。流しイモは和菓子屋さんでお茶を出されただけでドギマギしてしまう質なので、こんな場に招かれたら粗相を連発してしまいそうです(笑)。私の場合、そもそも生きて石田の屋敷を出ることは叶わないのかもしれません……。

    色々と想像の膨らむ回でした。
    続きも楽しみにしています。

    作者からの返信

    流しイモさん

    こんにちは。遠藤です。

    いつも丁寧な感想・考察ありがとうございます!
    高校生編で意味深に出てきた水谷くんという存在は、今後結構かかわってくる……? かも……? と言葉を濁しておきます笑 ひーくんは、昔からちーちゃんにいろんなところに連れ回されたり、酷い光景(例:虫を潰す)を目の当たりにしているので、堂々と振る舞えるというより、度胸が自然と身についた感じでしょうか。本人の元々の気質もあると思いますが……。

    和菓子屋さんに行く、というのは風流な趣味ですね! 私はお茶を出してもらえるところに行ったことがないので、想像でしかないのですが、美容室の待ち時間にお茶やお菓子を出してもらう……みたいな感じでしょうか?(俗っぽい例えですみません……)ひーくん、もしくはちーちゃんの度胸は、ネットで知り合った人に会いに行くという名目だけで、東北の地から京都へ1人で行く作者の性格が出ているのかもしれません笑

    これからも楽しんでいただけると嬉しいです!

    編集済
  • 興国 3への応援コメント

    『興国』から一層、物語の謎めいた空気感が増してきましたね。
    ちーちゃんの影を文章の行間に探している、流しイモです。

    さて、高校生になって、ひーくんの人物像にも変化がありました。もともとそうだったのかもしれませんが、卑屈さが目立ってきたように思います。劣等感もあるのでしょうか。相手を労わる(自分の自尊心がそれ以上、傷つかないように繕う)セリフはどんどん出てくるのに、本音はなかなか口にできないところに人間味が表れていました。

    ちーちゃんとかかわることがある意味、ひーくんの精神安定剤になっていたともいえそうです。相手と比べるというよりは、似た者同士でひっつくみたいな感覚ですかね。写し鏡として接していたので、自分が理解できない行動(動物虐待、昆虫採集)には興味を抱いたり、理想との乖離に幻滅したりと一貫性のない反応をみせたのではと考察中です……。

    新登場の水谷くんは、なにやらちーちゃんに執着しているご様子。もしかして、みんなの知らないところで、ちーちゃんはすでに事件を起こしているんですかね。友紀ちゃんとの間柄からして、水谷くんが彼女にプラスの感情を抱くとは考えにくいですし。核心に触れすぎると遠藤さんを困らせてしまうので、ぼんやりと先の展開を想像しておきます(笑)。多感な時期の危うさと、感性の瑞々しさが同居する地の文を楽しませていただきました。新たな角度から進み出した物語の方も、じっくり追いかけていきますね。

    最後に一点、『興国 3』で気になった部分がありました。
    ちーちゃんの見張り役をするようになった経緯を説明する「『みはり役』を頼まれたのは、~~」の台詞内に「千広ちゃん」と「ちーちゃん」の表記が混在していましたが、これは意図的なものでしょうか。ひーくんが無意識にいつもの呼び方を口にした、と受け取れる文章ですが、もしも違ったら……とも思ったので触れさせていただきました。

    作者からの返信

    流しイモさん

    こんにちは。遠藤です。
    丁寧な感想、考察、いつもありがとうございます!
    こんなに読んでいただけて、この作品も喜んでいると思います。

    高校生編からひーくんの心情がかなり詳しく分かるようになりましたが、これは一種の思春期みたいなものだと勝手に思っています(作者がそんなことを言うと変な感じですが笑)。
    思春期を迎え、大人になっていく最中でも、ひーくんの中では「ちーちゃん」の存在がいつまでも引っ掛かっている……的な感じでしょうか。
    これ以上個人的な見解を述べてしまうと、流しイモさんの考察が聞けなくなってしまいそうなので笑、この辺りで留めておきます。
    この物語は「主人公の成長」を地の文で表現するというメタ的な実験目的で書かれた側面もあるのですが、さまざまな部分で成長を感じてもらえたら嬉しいです。

    表記揺れに関するご指摘もありがとうございます。
    該当箇所を確認したところ、「千広ちゃん」と「ちーちゃん」の表記が混在していました。
    その箇所を編集し、修正しました。
    ご指摘本当にありがとうございます……!とても助かります。

    これからも『亡国』をよろしくお願いします。

  • 逃げ水 7への応援コメント

    こんばんは、流しイモです。

    前の話の最後から泥沼の展開が待っているものと思っていましたが、予想よりも衝撃的な展開でした。はじめて二人の関係に明確な亀裂が入りましたね。やはり、ちーちゃんにはセオリーなんていうありふれた存在は通じないようです。とはいえ、もしかすると彼女は純粋すぎるだけなのかもしれません。たしかに行動や倫理観は常軌を逸している一方で、ひーくんにコガネムシを渡したのは本当にただの善意のような。露悪的な考えも加虐嗜好もなく、「喜んでくれると思ったのに、なんで」という部分が大きい気がしますね。そのぶん、自分の歪みや周りとの認識のズレに気づけないのでしょう。

    ひーくんは、なにやら罪悪感を抱いている雰囲気。ちーちゃんや大人に全面的に協力するわけでもなければ、かといって拒絶するわけでもなく。そんなどっちつかずのスタンスが、かえって本人を苦しめていると思いました。実は彼の方が心の闇は深い……? この辺りの心理が、作品タイトルの回収につながってくるのではと勝手に予想中です。『逃げ水 6』の教科書のくだりでクスッとなった反面、最新話はそれを呑み込むシリアスさで引き込まれました。

    次回以降のボリュームのある『興国』編も楽しみにしています。

    作者からの返信

    流しイモさん

    こんにちは。遠藤です。

    丁寧に読んでくださってありがとうございます!
    いつも流しイモさんの考察は鋭いので、私が何か補足をしてしまうとネタバレになってしまいそうです笑
    ですので今回、ちーちゃんやひーくんに関することは伏せさせていただきます。

    以前言った通り、流しイモさんの感想はこの作品の新たな側面を見せてくれる貴重な意見だと思っています。
    この『亡国』(書いた当初は別のタイトルでした)は、私の作品群で初めて10万字を超えた作品で、個人的にも思い入れのある作品です。
    今は文章を削りに削って10万字以下になってしまいましたが、それでも数少ない長編作品のひとつで、書き上げるまでに1年以上(下手したら2年近く……?)かかった記憶があります。
    そんな手塩にかけた作品を丁寧に読み解いてくださって、本当にありがとうございます。感謝の極みです。

    第3話「興国」以降、ストーリーが大きく動きます。
    ちーちゃんとひーくんの行末を、ぜひ最後まで見届けてくださると嬉しいです。

  • 逃げ水 3への応援コメント

    遅れてやってきました、流しイモです。

    ひーくんの言う「こわいもの見たさ」は、実は「こわいもの」ですらないのかな、と思う部分が大きかったです。むしろ「面白いもの」なのではと。そう仮定して読んでみると、ちーちゃんの素行を見てドキドキしているのはワクワクで、使われているハサミの背景を知っているのは彼女の猟奇性の虜になっているから……という風に色々と考えていました。やっぱり、ひーくんには素質がありますね(決めつけ)!

    ここまで人物の心情の詳しい掘り下げが少ないぶん、かえってミステリアスな人物造形が生まれているように思います。直截的な描写や台詞の代わりに、深読みもできる地の文が多く、ヒントを拾い集める感覚で楽しんでいます。さりげなく人物たちの性格や変化を教えてくれるのはありがたいです。先に触れたハサミに関しては、ちーちゃんの愛用品とのことなので、犠牲者はかなりの数なのでしょうね。おそらく本来の用途では使っていないはずなので。着実に猟奇性のステップを踏んでいますよ……。

    最後に一点、『逃げ水 3』で気になった文がありました。
    最初の方に「ヒヨコは数ヶ月に生まれたばっかりで、~~。」とありますが、正しくは数ヶ月「前」でしょうか。成鶏になるまで約五ヵ月なので、「数週間前」の方がニュアンスとしては適しているのかもしれません。差し出がましいコメントで恐縮ですが、真意がわからなかったので質問させていただきました。意図的なものであったのなら申し訳ありません。

    作者からの返信

    流しイモさん

    こんにちは。遠藤です。
    コメントありがとうございます!

    ひーくんの心情の「こわいもの見たさ」というのは、私自身よく経験していた(今もその気がある)感覚で、それを投影させて書いた記憶があります。
    幼い頃、レンタルショップに行っては、ホラージャンルのビデオやDVDなどに書いてある説明文を読んでドキドキしていました(当時ホラー映画は怖くて絶対に見れませんでした。今でも、ジャンプスケアを多用しているものは見れません笑)。
    確かにあれは好奇心からくるものだったなあ、と流しイモさんのコメントで思い出しました。

    のちのちの展開にも関わってくる心情なので、そこに気づいてもらえるのはとても嬉しいです!流しイモさんの考察は、本編を丁寧に読み込んでいることが伝わってくるので、読むのがとても楽しいです。ありがとうございます!

    また、「ヒヨコは数ヶ月に生まれたばっかり〜」という文の指摘もありがとうございます。おっしゃる通り、ヒヨコは数ヶ月であっという間にニワトリになってしまいますよね……書き手側のミスです。すみません……。
    ご指摘を受けた文章は、矛盾が生まれないよう手直ししました。

    誤字脱字や時間経過による矛盾、その他「この文章よく分からない〜!」という報告や指摘、本当にありがたいです。何度読み返しても、スルーしてしまう部分はたくさんあるので……。
    今後もそういう部分があったら、気軽に教えてもらえると嬉しいです。
    ありがとうございます!

    編集済
  • 見張り 7への応援コメント

    ひーくん、ついに脱皮してしまいましたね。
    見張り役のはずが共犯に。詳しい動機はわかりませんが、ちーちゃんのいる世界を一緒に歩きたかったのかもしれないと思いました。無自覚なデリカシーのない発言をしたために学校で孤立する、ちーちゃん。家庭ではどこか空気のように扱われる、ひーくん。形は違えども、二人の抱える悩みや葛藤は似ている気がします。それが好ましくない趣味で共有されたので、今後はより不穏な展開が待ち受けているのでしょうね。

    バッタの脚を千切るシーンは、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の終盤を彷彿とさせました。あちらは共感力のないレプリカントが鋏でクモを弄ぶシーンですが、徐々に好奇心や感情を失って凶行が作業に変わっていく部分が共通していました。フィクションでありながらも読者の様々な感情を煽る場面でしたね。ちーちゃんの収集癖は犬みたいで可愛い一方、集めているものとのギャップで風邪を引きそうです……。

    面白い導入で、かつ考察の材料が細部に散りばめられていた印象です。
    二人のこれからが怖いような、興味深いような。目が離せません。

    作者からの返信

    流しイモさん

    こんばんは。遠藤です。
    コメントありがとうございます!

    「脱皮」という表現は言い得て妙といいますか、ひーくんのこれからを読んでいく上で結構重要な要素かもしれないな、と作者ながらに思いました。丁寧な感想、考察、本当にありがとうございます。私自身、気づけなかった本作への新たな側面を見たような気がします。

    『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を意識して書いた記憶はありませんが、遠い昔に読んだことがあるので、無意識下でそういった要素を取り入れていたのかもしれません。ちょうどいい機会なので読み返そうかな……。

    明日から第2話が更新されますので、そちらも楽しんでいただけたら嬉しいです!

  • 見張り 4への応援コメント

    ご無沙汰しております、流しイモです。
    『グローリー・ウィッチズ・ハンド』を拝読して以来、本当に久方ぶりにお邪魔しました。SNSのタイムラインの方で、遠藤さんが新作を投稿されると知ったもので。あれから年月が経ったので、どんなテンションで絡みにいけば(いや、絡むべきなのか)を考えましたが、純粋に作品の雰囲気が好みだったのでコメントを書いています。

    まだ序盤も序盤でありながら、地の文が際立っていますね。淡々としつつも仄暗いものを感じるというか。共依存、アダルトチルドレンなども今後のテーマになってくるのかな、と読みながら思いました。ちーちゃんが靴の踵を潰して履く癖があったり、人を叩いた音への所感であったりと、さりげない描写にリアルさがありました。

    一人称視点ということで主人公の年齢に合わせて漢字をひらかれている風にみえましたが、これは彼の成長に合わせて単語選びや思考が変化していくというギミックなのでしょうか。もしもそうならば革新的ですね。彼らが何歳になるまでの足跡を辿るのかはわかりませんが、物語を直感的に楽しめるギミックの一つになるかと。いずれにしても続きが待ち遠しいです。

    またお邪魔しようと思います。
    新作を投稿してくださり、ありがとうございました。

    作者からの返信

    流しイモさん
    お久しぶりです。遠藤です。

    「作品の雰囲気が好み」と言っていただけて、本当に嬉しいです。
    おっしゃる通りまだまだ序盤ですので、多分私がやりたいこと(主人公が成長していく過程を文章で表現する)は分かりづらいだろうな、と思っていました。
    流しイモさんは、既にそこまで見越して読み込んでいてすごいな、と感服いたしました。
    読んでくださって本当にありがとうございます。

    完結したものを分けて掲載していますので、今後も毎日18時に更新予定です。
    ぜひ、またいらしてくださいね!

    編集済