ぼくのなにげないにちじょう
文月
ぼくのなにげないにちじょう
僕の一日は、朝ベッドで目覚めることから始まる。
ベッドから起き上がって、カーテンを開けて、部屋に明るい日の光をたくさん入れたら、部屋から出る。
部屋から出たら、一階に降りて千面所にいく。
顔を洗って、歯を磨く。
僕は顔を洗うのと歯を磨くのが好きだ、なんだかすっきりした気分になる。
顔を洗ったら、ちゃんとタオルで拭くのをわすれてはいけない。
顔を洗ったら元の場所にもどしておかないといけない。
なくしてしまったら大変だ。
次に朝ご飯を食べる。
いつもは、パンと牛乳、それか元気があったら、ご飯をレンジで温めて、みそ汁といっしょにいただく。
みそ汁のみそは僕が作ったものだから、使うとまた作らなきゃならない。
でも腐ってしまう前に使わないといけないから、あまりとっておいても仕方がない。
でもきょうは、顔を洗うので疲れたからパンと牛乳にしておこう。
食べ終わったら、ちゃんと洗う。
洗うのは大切だ。
先延ばしにして洗い物をためておくと、たちまち匂ってきてしまうから大変だ。
食べ終わったら着替えだ。
いつの何を着ようか迷ってしまう。
いつもの白い服がいいだろうか?
それとも黒い服?
迷った末に、今日も白い服を着ることにした。
ちなみに黒い服は一回も着たことがない。
腐っちゃってるから仕方がないね。
ちゃんと洗わないからこうなる。
やはり洗うのは大切だ。
次は外に出てみよう。
外に出ると人間がとてもたくさんいる。
今日は特に人が多い。
お祀りだろうか?
そうだったらうれしい。
少し歩いた。
みつけた
最近は、みんな僕の事を気にしなくなった。
気づいてくれなくなった。
少し寂しい気もするけど時代の流れだから仕方がないね。
人間が多いと、みんな互いを気にしなくなるものだ。
でもいいこともある。
みんな、一人減ったくらいじゃ気づかなくなった。
千一
今日は疲れた、帰ろう。
かえった。
きょうはいつも通りのいい日だった。
帰ったらまず千面所だ。
やっぱり夜も顔を洗う。
あらうのは大切だ。
洗わないとみんな汚くなって、使い物にならなくなる。
君もきをつけた方がいいよ?
それから、夜ご飯だ。
昼ご飯は?って、なにいってるの?もう食べたよ?
まあいいよ、夜ご飯はいつも違うものを食べる。
今日はぎゅうぎゅう丼だ。
たべた。
おいしかったよ、命に感謝だね。
たべたら寝る。
太らないといいけど。
二階に上がって、布団にもぐる。
一日を振り返る。
後悔する。
開き直る。
今日も普段と同じ一日だった。
いい一日だ。
そう自分に言い聞かせる。
あと何回繰り返せばいいんだろう?
そんな考えが頭をよぎることもあるけど、一瞬だ。
すぐに忘れる。
そして眠りにつく。
これが僕のなにげないにちじょうだ。
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ぼくのなにげないにちじょう 文月 @runishipp
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