気力
眠たい。ひたすら眠たい。家から一歩も出たくない。それができる環境を作りたい。なるべく人と関わりたくない。
嘘。本当は私を肯定してほしい。受け入れてほしい。認めてほしい。承認欲求の塊。私は生きていてもいいと言ってほしい。
「つらい」「しんどい」「生きるのに疲れた」
簡単に言うことができる。大してつらい思いをしていないと言われるかもしれないけれど、それでもつらい。誰でもそれなりにつらいのだと思う。つらさを比較することなど、できないのだから。そう思うけれど、思考は飛ぶ。
生きることへの執着はどこから湧くのだろうか。
私の存在を認識されていないのに。そこにいるのに。
認められないことがつらい。
生きていることに意味が見出せない。
そう考えながら生きることも自分本位なのだろう。
生きたくても生きられない人はたくさんいる。
何度も聴いたし、読んだ。
そんな考えの世の中では、生きたくなくても生きるしかない人は批判されるのだろう。
それがつらい。
生きることを断つ選択をするのは難しい。自分で断つことのできた人が、私は羨ましい。こんなことを書くことも駄目なのだろう。
ままならない。
それでも生きている。生きるしかない。終わらせることができないのなら。
こんな私を認めてほしい。
存在 @kknnk
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