第87話
案の定、ユカリさんの質問を最後にピタリと談笑をやめるお兄さんたち。
その様子を目の当たりにして更に内心落ち込みが増した。
「……いや……」
「え!?まだなの!?まだ処女なのー!?いやん、素敵ィー!」
この叫んで話す行為を純粋にやってしまうところが、ユカリさんの長所であり短所でもあるのだとよく耳にするけれど、私は声を大にして余っ程聞いてみたくなった。
……どういうときに長所と捉えるべきなのでしょう?
私の公開処刑を受けて、再びざわめき始めるお兄さんたち。
恥ずかしさをかなぐり捨てるように、運ばれてきていたビールジョッキをあおった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます