第6話

「その顔は思い出したようだな。まぁ元婚約者と言っても一言の会話もしていないからな無理はないな」




バタバタバタ……――。






気づいたら体が勝手に走っていた。





怖い……。




だけれど動かずには居られなかった。





スナイパーに狙われているならそのまま殺してくれる。






それでもいい。





でもそれ以上に目の前の男が怖い。





あの男に連れ去られたら死ぬ以上の恐怖を見る。






絶対に見てはいけないものだ。





外に出ようと必死なのに誰ともで合わない。





助けを呼べる人がいない。






どうすれば……。

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