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進学できなかった訳でもない。
成績は普通。
親からも
「今のご時世大学くらい行っといたら?」
と心配はされたものの
元々放任主義だったこともあり
私がやりたい!と常々思っていた
ホテルへの就職の夢を熱弁すると
「可愛い娘が地元に残ってくれるなら...」
と、納得してくれて今に至る。
そんな私が
ホテリエ、つまり昔で言うところのホテルマンに何故なりたかったかというと
そのホテルでブライダルプランナーの仕事がしたかったからという理由があった。
そんな大層な理由ではないが、小さな田舎町で生まれ過ごした私が県内で一番のホテルへの就職を目指すというのは私の中では一大イベントだった。
けれど、そんな私の気合とは裏腹に面接時点でのブライダル課の空きはなかったらしく。すぐにその部署へは配属できないということなので、入社後は宴会場のスタッフとして社会人がスタートする。
希望する部署への配属は叶わなかったものの、無事県内一のマンモスホテルへの就職が決まった。
誰しも下積み時代はあることだし
私も実際に宴会場で披露宴スタッフとして働くことは後のプランナーの仕事をするに当たってもプラスでないか!
私は何事も楽観してしまう癖がある。
良くも悪くもだが・・・。
さぁ!入社式までは思う存分友達と思い出を作るぞー!!!!
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