第5話
それは、人の形をしていた。
それは、漆黒に塗られた木製の面を顔につけていたからだ。
人の顔よりもずっと縦に長くて、目と口の部分にはとぼけたような丸い穴があいていた。
庭の向こうのほうでは、芝生の水やりをしていた奏の父親が倒れていた。
ホースから流れ出る水に薄められた大量の血がその周囲に広がり、アメーバのような不定形にあちこちに流れていた。
それはちいさな
萌音の白い半袖のワンピースは、半分以上が真っ赤に染まっていた。
萌音は大きく眼を見開いていたが、何が起きているのか理解できていない、きょとんとした顔をしていた。
それは、小学生だった
「どっちがこのうちの子だ?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます