第140話

「あーあ!」




秋晴れの空の下、




教科書を放り投げて草の上に寝転がる。




広い中庭にあたしの声が響いた。









「なにが『あーあ!』だよ?」





寝転がったまま、反射的に目だけを声のほうに向ける。





逆行にさらされて顔はよく見えないけど




シルエットすらも様になるその人、







陸があたしを見下ろしていた。

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