第100話

見ると、第1走者の中に陸の姿。




スタートこそ横一線だったのに、陸上部の子と陸がいつの間にか先頭で競り合っていた。






早…っ!!




いや、感心してる場合じゃないから!





グングンと加速する二人にだいぶ遅れて、あたしのクラスの橋本も3番手でがんばっていた。




とりあえず1位じゃないことに安堵する。







陸上部の子をかわした陸は、先頭でバトンパス地点に近づいてくる。




周りからは大歓声。






さっきからうるさいほどのこの歓声は陸に向けられていたんだ。

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