第50話

それにしても今日は本当に厄日だったな。





「あたし、こっちだから」





あたしの家への曲がり角まで来たから、前を進んでいく陸の背中に声をかけた。





イケメンともこれでお別れ。





やっと平凡な生活に戻るんだ。







「…あんた名前なんてーの?」




「あたし?吉田奈津だけど?」




「へー、名前も普通だな」







ムカつく…。







「あんたら兄弟、似てないと思ったけど、いやみったらしいとこが似てるね」

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