第17話
「俺さ…別れてから、お前が大事だって気づいた。
あの頃友達と遊んだり…バイトに夢中で、お前を大切にしてなかった。
本当バカだったと思ったよ。ガキだった」
ウソ…。
「でも、お前はふっきったような顔でいたし、もう遅いって諦めようとした」
頑張って大人になろうとしていたあの頃、雄斗もそんなふうに思ってくれていたなんて。
「でも忘れられなくて。お前の居心地の良さに甘えてしまった」
「私、都合のいい女じゃなかったの?」
「違うだろ。里沙だから、抱きたかったんだけど?」
さっきとは明らかに違う涙が溢れる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます