第5話
雄斗は私が1年生だった頃、わずか半年の間つきあっていた。
オクテだった私の初めての彼。
手を繋いだのも、キスをしたのも雄斗が初めてだった。
私を女にしたのも雄斗。
初めてすぎて、本気すぎた。
子供だった恋。
加減がわからなくて、たくさんの嫉妬や不満で雄斗を困らせた。
そんな私に嫌気がさしたんだろう、別れを切り出したのは雄斗だった。
別れたくなくて泣いてすがったけど、どうしようもなくて、結局は別れることになった。
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