第13話 サウジアラビアグランプリFP3,予選

 マックス・フェルスタッペンは見事にポールポジション獲得。

 角田祐樹による空力牽引まで用いてマクラーレンに対し0.001秒の差をつけてのもので、同条件での速さ比べはマクラーレンに分があります。


 そして、角田祐樹はフェルスタッペンより約1秒遅いながらも。


 バーレーンではフェルスタッペンよりもハイダウンフォースのリアウイングで走っていた角田はサウジではフェルスタッペン車とほぼ同等DFのマシンで走れました。


 マシンの空力アップデートに成功したのか、ドライバーが成長したのかは外部的にはまだ判りません。


 決勝での各ドライバーのファステストラップと、それを残り何周で(どれだけ燃料が残っていて重い状態で)達成したのか。


 これを見ればある程度判ります。


 さて、決勝は。


 ジェッダも追い抜き困難なコースですが、さすがに「雨上がりの鈴鹿」よりは容易なのでどう展開するか予測困難です。


 コースアウト即クラッシュのコースですから路面に破片が散りセーフティカーが出る可能性も高い。


 決勝は日本時間では4月21日0200時から。


 見逃し配信で見るのが健康に良いでしょう。


オマケ:ジェッダはいくつかの「追い抜き容易な区間」があります。

 それを図示するあるいは映像から見るには。

 角田ファンには怒りが沸き起こるかもしれませんが。

 昨年、ケビン・マグヌッセンが角田に対して執拗にブロックを続けたときの角田のオンボードを見れば良く判ります。


 マグヌッセンはあのとき、角田に対して「区間によっては引き離し、区間によっては追い付かせる」を繰り返していました。

 この、マグヌッセンが角田を引き離してから追い付かせるまでの間の区間が「並ぶことさえ出来れば追い抜ける」区間です。

 それにしてもヒュルケンベルグが「順位争いに影響しないピットストップ」を実現してからマグヌッセンがブロックを止めてペースアップしたときの、下位集団とは思えない速さを思い起こすと。


「ケビン・マグヌッセンとはなんと、才能を無駄遣いしているドライバーなのだろう」と今さらながら惜しまずにいられません。


「コイツは才能を正しく使わない」と言う当時のマクラーレン首脳陣の判断は正しかったと言うほかありません。

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