疲れた世界を救いたくて…SNSの「いいね」を変えませんか?
冒険者たちのぽかぽか酒場
第1話 世界に愛を!SNSのあの言葉をちょっと変えてみたら、ステキになれそうなのにな~って、思いませんか?
SNSって、便利だね。
「どうも~!今、これをしています。ここにきています」
だれかに見てもらうため、つぶやいたり、写真に撮ったり。
そんな SNSのネット投稿には、いやがる人もいる。
「単に、私を見てオレを見ての自己顕示」
「ひまなの?」
「他人がどこで何しているのかなんて、興味ないんですけれど」
「 SNSのいいねボタンが、いや」
でも…。
こんな気持ちで投稿してくる人もいて、批判しずらい。
「人は、いつ死ぬかわかりません。私は、 1日 1日を無駄にしないように投稿しているんです」
「精いっぱい、生きた記録として」
「 SNSの投稿で、失敗も成功も、楽しいこともそうでないこともある 1日 1日を大切にして生きなければならないという目標ができます」
何も、言い返せなくなってしまうな。
「私は生きています」
そうまわりに知ってもらいたくて投稿しているなら、「いいね」よりもこんなボタンが必要になる日がくるかもしれない。
「生きていますね」
「安心しました」
生存の確認にも使え、便利そう。
「 1日 1日を大切にして生きていきたいから、投稿しています」
そういう人は、安心できる。
ぜひ送りたい。
こう言う人には、安心できそうにないけれど。
「私、今、友だちだけに見てもらいたいと思って投稿しています」
わかっていないなぁ。
その気軽な投稿、実は、全国の人に見られていますから!
ああ、不安。
このボタンは、まだ押せないな。
「いいね」
そもそもそのボタン、気持ちの強い(?)正直な人にとっては納得がいかないかもね。
「いいねって押してあげたいけれど…、それって正直、本当に良い映像?」
そう悩む人には、こういうボタンのほうが好まれそう。
「だいじょうぶです」
こんな感じで使いなれていて、楽だから。
「おはし、お付けいたしますか?」
「だいじょうぶです」
そこに、一工夫。
「そういうの、だいじょうぶですから」
どう?
「私、今話題の店にきています」
「そういうの、だいじょうぶですから」
「これ、見てください!」
「そういうの、だいじょうぶですから」
ただし、連発に注意。
「私のこと、好き?」
「そういうの、だいじょうぶですから」
SNSからリアルなケンカにならないよう、上手く使ってください。
疲れた世界を救いたくて…SNSの「いいね」を変えませんか? 冒険者たちのぽかぽか酒場 @6935
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