背の低い彼女

男1「なぁ、お前の奥さん背低いじゃん」

男2「うん」

男1「身長差あると大変じゃない？」

男2「大変大変。花織が身長140cmで俺が190cmなんだけど、歩くスピード合わないし、街中を話しながら歩きたくても身長差がありすぎて声聞こえないし、たまに知らない人に誘拐犯扱いされるし」

男1「デメリットしかないじゃん。なんでお前ら結婚したの？　そんなに奥さんの顔が好みなの？」

男2「いや、俺の好みチェンソーマンのマキマさん」

男1「全然タイプ違うじゃん。何、奥さんの財産目当て？」

男2「花織、金なくて奨学金借りて大学通ってたよ」

男1「わかった。セックスの時に締まりが良いからだろ？」

男2「いや、一応やったんだけど入らなかった」

男1「マジなんで結婚したの？」

男2「死んでも悲しくないから」

男1「はぁ？」

男2「俺さ、小さい頃から犬とか猫とかうさぎとかハムスターとかグッピーとかいろいろ飼ってたんだけど、その時に思ったんだよ。体が小さければ小さいほど死んでも悲しくないって。だから、花織と結婚したんだ」