　あなたの鼻にある

　薄いほくろを見つめていたら

　話を聞いていないと　拗ねたように

　テーブルのグラスに目を落としたあなた

　いつまでも

　ストローをいじってないで

　話を続けて

　それとも

　最近見つけた　あなたの鼻のほくろみたいに

　新しく知っていく　あなたのひとつひとつが

　愛しいと　私に言わせるつもり

　素っ気なくしないで

　そんなあなたも観察してしまうけど

　やっぱり

　私が笑うと

　待っていたように　すぐに笑うあなたが

　好きだわ

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