第15話 負けヒロインがお泊まりする事になった話し(Ⅱ)

 俺の目の前、エヴァンゲリオンのように暴走したドラゴン同輩。


 ドラゴン同輩、馬乗り。

 

「ドラゴン同輩、見えそうだぞ!!」

「見たいなら見れば良い!!」


「わたくし……いつも泣いて、怒って、笑って……モブとの勝負に負け、屈辱の罰ゲーム……」


「メイド服や、ナース服……チャイナドレス、それに、それにあんな恥ずかしい服まで……わたくしが、姫が……人には絶対見せられぬ姿じゃ」


 たしかに、少々……ゴホン、けっこう過激なコスプレまで拝ませてもらった。


 ツイスターゲーム以外にも、際どさの限界に挑んだエロ勝負の数々。

 詳しくは【近況ノート】で報告しよう。


「でも……それでもずっと、モブと一緒にいるのが楽しかった。心地よかった、ずっと側に居たいと思ってしまった」


「モブと、二人でいる時だけが、龍宮の姫ではない。一人の女の子、本当の自分になったような気がしていたの」


「モブには恥ずかしいところを見られてしまってばかり……」

 そのまま自らパーカージッパーを下ろす。

「もう、モブに隠すものは……何もない」


 ドラゴン同輩が暴走する理由は……それは我が創造主マイマスターにより同輩にのみ、特別な役割が与えられているからだ。


 


 ドラゴン同輩には我が創造主マイマスターにより「恋愛」というキーワードが付与されている。


 愛は、人を狂わせる。



 ******



 ラブコメは元来、LOVE&COMEDYの略であり「恋愛」と「喜劇」の組み合わせと理解している諸兄は多いと思う。


 だが、特に男性向けラブコメは、恋愛よりは性愛、前話でも考察した「エロコメ」に寄った作品の方が圧倒的に数多く創造されている。


 また、欧米圏ではラブコメという和製英語は存在しない。(日本から逆輸入されている可能性はある)


 欧米圏では、ロマンティック・コメディ(ROMANTIC COMEDY)と呼称されるジャンルである。主に女性向け胸キュンメインの恋愛物語。


 ロマンティック・コメディは諸兄がよく知る「ラブコメ」とはニュアンスが違う。


 ラブコメは日本発祥のジャンルだ。

 ここは【創作論・評論】で、少し詳しく考察するとしよう。




 恋愛とは何か? ……明快な答えや定義はない。


 恋愛感情とは人類ホモサピエンスした、抽象、観念的な思考であり、人間関係や社会、或は宗教、更には文化的要素が絡む、極めて複雑な感情だと考えている。


 裏を返せば、人々はと言う事だ。


 人々は神話の時代から延々と……数多あまたの物語を通し「恋愛感情」を定義している。


 故に、一言で「恋愛」とは何か? ……と問われても。男女では考え方に差異があり、文化圏、更には個人の常識ですら相違がある事は諸兄にも理解できるだろう。



 前の話しでも考察した「ヒロインから「愛情表現ラブアタック」と「肉体的誘惑セックスアピール」の波状攻撃」がラブコメの基本型。


 そこに「恋愛感情」が調味料、或はスパイスのように加えられると、創造されくる物語は、複雑で上品な旨味が加えられ、極上の物語へと昇華していく。


 恋愛は、ラブコメを面白くする要素の一つ。


 だが……あくまでも要素、に過ぎないと我が創造主マイマスターは語っていた。



 また、「恋愛感情」は扱いが難しい。一人のキャラが恋愛感情を持つことが出来るのは「一人~二人」が限界だと推察する。


 二人以上の異性に恋愛感情を持つキャラを創造すると、作品が破綻する確率が格段に上昇する。実際見たことが無い。


 我が創造主マイマスター的には三人が限界、それでも一人はサブに回っている作品が多いと語られている。


 例えば「いちご100%」はメインヒロインは「東城」と「西野」の二人であり「北大路 」と「南戸」はサブに回っていると考察できる。(異論は認める)


 ラブコメにおいて「恋愛感情」はキャラ(特に主人公)のキャラをより深掘りし、より物語の魅力を増幅させる。


 ヒロインは主人公に対し「好意」を持っている年下や後輩。または「憧れ」といった感情かも知れない。姉や先輩なら「庇護」の感情を持っているかも知れない。


 それらは「恋」に近い、恋愛感情の入口。


 ある種、恋なら……何時でも誰とでも出来る、手軽さが魅力なのかも知れない。



 だが、本来の愛はとても重い「恋愛感情」の到達点。更に「愛憎」愛と憎しみは紙一重とも言われている。恋愛感情は負の側面も有している。


 主人公を愛するヒロインが登場すると、作品全体の重心が大きく変化する。


 ただし、ラブコメ恋愛は現実の恋愛とは若干……否、相当に異なっていると考えている。


 ラブコメ恋愛は現実恋愛のだ。比喩的な表現をすると、ラブコメ恋愛は加工食品のようなもの。


 恋愛≠ラブコメ的恋愛


 ……故に、現実世界で少子化が進行する大きな原因にもなってしまう。



 ラブコメ的恋愛論は【創作論・評論】の方でもう少し深掘り、考察しよう。



 ******



 ドラゴン同輩には「恋愛」というキーワードが付与されている。


 主人公に対し、命を懸ける、自己犠牲すら厭わない、理性ではコントロールできない強い情動を内に秘めている。


 また嫉妬や独占欲、情緒が不安定になる、人間のみが有するの負の感情も持ち合わせている。真に特別なヒロインだ。


 それは、主人公も同じ。恋愛対象のヒロインには特別な感情を秘めている。主人公を愛し、主人公から愛される。



 人はそれを「メインヒロイン」と呼称する。



 メインヒロインは主人公に愛されている特別な存在。最初からメインヒロインが決まっている作品もあれば、成り行きで変化する作品もある。


 諸兄は「メインヒロイン」と問われれば、どんな作品、どんなヒロインを推すのか。是非「応援コメント欄」に♡添えて書き込んで欲しい。



 ただし、我が創造主マイマスターいわく。本作はラブコメ作品としては極めて特殊なジャンルとして創造されていると語っている。


 たとえ「恋愛」がキーワードとして付与されていたとしても。ドラゴン同輩は、と語っていた。


 ******


 もし、俺達二人の関係が「恋愛関係」だったのなら……主人公はどの様な態度を取れば良いのだろうか?


 俺が、ドラゴン同輩にしてやれることは、ただ優しく抱きとめることなのか?


 己の衝動のまま、突き進んでしまえばよいのか?


 それとも……


 完結を阻止し、ヒロインを救い、物語ストーリーを上手く着地させる。



 不本意ではあるが、俺は「能力」を使用するしか選択肢がなかった。


 ……だがこの状況すら俺の。




「負けたままでいいのか?」

 馬乗りのされた俺がドラゴン同輩に問い質した。


「誇り高い龍姫が、卑怯極まりない伏魔殿パンデモニウムの策略に屈し、侵略者に対し、尻尾巻いて逃げ出すというのか?」


 ドラゴン同輩の身体が一瞬止まった。


「わ、わたくしは……」


 体制を入れ替える。今度は俺が上に、ドラゴン同輩を見つめる。

「同輩は強い!!」


 俺に見つめられるドラゴン同輩、ハッとなる。


「俺が知っているドラゴン同輩は、何時も強く、凜々しく、どんな敵にも屈しない最強の龍姫だったはずだ!! 俺が知っているドラゴン同輩は卑怯な手で勝利した俺に対しも、常に正々堂々、正面からリベンジを挑み、必ず勝利してきたではないか」


 俺も負けて時には……以下【近況ノート】。


「モブ……」


「弱いままでいいのか?」

 俺は再び問い質した。


「負けたくはない!!」

 ドラゴン同輩が叫んだ。


 俺は、ドラゴン同輩を抱きしめた。

伏魔殿パンデモニウムの連中を……黒皇をぶっ飛ばせ。俺のと恋愛しょうぶはその後でも遅くはないはずだ」


 ドラゴン同輩は俺を優しく抱きしめた。


「わたくしは、弱い。 ……わたくしがこれほど弱い女だと気付かされたのは、モブのせいだ……」

「そうだな、ドラゴン同輩は弱い」


 ドラゴン同輩は力強さを取り戻す。


「でも、弱いと気付いたから強くなりたいと願えるようになった。黒皇に勝ちたいと思った、そしてモブにも……わたくしは勝ちたい」

「勝てるさ、ドラゴン同輩なら絶対」


「だが、もう夜遅い、今は休むが良い」


「わかった……モブよ、黒皇に勝った後。もう一度……勝負してくれるか?」

「あ、ああ」


 少し落ち着きを取り戻した、ドラゴン同輩。

 強すぎ負けヒロイン、本来のドラゴン同輩が戻ってきた。


「モブよ、お前といれば、わたくしはもっと強くなれる。だから」

 ドラゴン同輩、俺の頬にキスをした。



 暫くして……疲れていたのだろう、ドラゴン同輩は眠ってしまった。


 だが、暴走ヒロインの物語はで一時停止状態になっているだけ。


「強すぎドラゴンとの一夜、今度こそ……と、その前に」

 黒皇の物語を修正せねばなるまい。


 一人静かに眠るドラゴン同輩を残し、俺は我が家をあとにした。


 ******


 九龍宮クーロンの寮は、学園近く、湖の中心にそびえる城!? 小さな島が丸ごと寮になっている。


 午前零時を過ぎたというのに殆どの部屋に明かりが灯っていた。


「姫は……まだ見つからぬのか!?」

「はい」

「一体何処へ?」


 九龍宮クーロン。ドラゴン同輩に絶対の忠誠を誓う寮生達は、夜通し龍姫を探し続けていた。


 だが、午前0時を過ぎても発見されてと言う連絡は無い。


 最高幹部、側近である四龍騎士も焦りを隠せなかった。


「まさか、これほど裏切り者がいたとは」

 四龍騎士の筆頭、サブリーダーとも言える青龍は、事態が最悪であることを強く認識していた。


 四龍騎士の新人、一学年生、緑龍と黒龍も心配そうに。

「姫が見つかったとしても、このままではボク達は負けちゃいそう」

伏魔殿パンデモニウム……黒皇ってサイテーな奴ですね」


「……ん?」

 そんな混乱した状態でも、超一流の戦士、青龍は尋常ならざる気配を感じた。


 窓の外を見つめる。

「何奴!」


 青龍、そして四龍がベランダへ。


「夜分遅くお邪魔するよ」

「貴様は!?」


 その人物は、シルエット。何者なのか? 良くわからない。

「言っておく、龍姫は無事だ。子細は話せぬが安全な状態でいる事は保証しよう」


「何と!!」

「貴様、いったい何者だ?」


「そうだな……龍姫の友人とでも言っておこうか」

「友人?」

「そうだ、友人だ、龍姫の味方である事だけは誓おう」


「後ろ!!」

 黄龍が叫ぶ。


 謎の人物の背後には、九龍宮クーロンの最高幹部がボコられていた、全員パンツ一丁。皆白目を剥いて無残な姿で気絶している。

「一体!?」

 九龍宮クーロンの裏切り者達、約数十名。

 だが、そこは学園最強の武闘派。皆、腕に覚えのある猛者達ばかり。


「悪党の手下もまた悪党と言う事だ、久方ぶりに暴れ回ったぞ」

 彼等を単独で倒したのであれば、それはもう、四龍騎士並みかそれ以上の武を極めた者である事を示している。


 アニメ化したのならカッコ良く、大立ち回りが演出されていたであろう。


 だが、本作品はあくまでラブコメ、バトルシーンは尺の都合でカット。バトルは我が創造主マイマスター、他の能力バトル作品を堪能して欲しい。


「彼等こそ、一連の事件を首謀した裏切り者。その証拠はたった今、ネットで公開された、伏魔殿パンデモニウム謀は失敗するだろう」


「どの様な手を……」

「それを言ったところで、主等に理解は出来ぬだろう。此度こたびの件はあくまで龍姫の苦境を救うため応急処置に過ぎぬ。伏魔殿パンデモニウムの陰謀、まだ終わったわけではないと心得よ」


「…………」

 皆沈黙。


努々ゆめゆめそれを忘れることなく次の戦に備えよ。騎士達よ、最後まで龍姫を守護するのだ。それが「俺」の願いだ」


 一陣の風……謎の人物の姿は消えていた。


「一体……何者なのでしょう……」

 緑龍と黒龍が首を捻る。

「わからぬ。だが我等を翻弄するほどの実力者であることだけは確かだ」


 青龍は僅かな会話だけで、謎の人物が自身をも上回る強者であることを確信した。

「……姫の守護者……友人……友人??」


 ******


 ラブコメの定番通り、「お泊まり回」は無事、事も無く終了した。



 翌朝、心地よい風と、カーテンから漏れ出た朝日がドラゴン同輩の頬を擽った。

「まだ……まだ眠い……もう少し……」

 ドラゴン同輩が目を覚ました

「ん……んん……」

「なるほど、美少女の寝起きシーンをじっくり堪能する。これもだな」

「!!」


 ドラゴン同輩。昨夜のことを思い出した。

「わ、わたくし!! なんとはしたない!!」

 俺のベッドで超絶美少女が身悶えている。

 枕で顔を隠し、シングルベッドで転げ回……最後は地面に落下。


「うむ、このリアクション、ラブコメ的に合格だぞ」

「イテテ……わたくし、わたくしは」

「俺のベッド、寝心地はどうだった? 俺の香りに包まれてハァハァしたか?」

「言えるか……バカ!!」

 ドラゴン同輩叫ぶ。うむ、寝起きドッキリ大成功だ。


 ドラゴン同輩の汗と香りが染みついたベッド。今夜は俺がハァハァと賢者修行に励む事となるであろう。


「ドラゴン同輩、ヨダレ垂らして気持ちよさそうに眠っていたぞ」

「ウソだ!!」

「証拠写真を見せようか」


 赤龍、ドラゴン同輩。まさにレッドドラゴンの如く赤熱化。暑いぞ。

「消して……下さい……」

「さて、どんな罰ゲームを準備しよう」


 平日の朝は慌ただしい。ラブコメ的イチャイチャしたいのは山々。

 だが時間が無い。


「ドラゴン同輩の制服とスマホ、そこにおいてある」

 制服にスマホ、登校に必要な鞄一式。


「ウソ、下着まで!!」

 ドラゴン同輩驚く。


「わ、わたくしの部屋に忍び込んだのですか!?」

「うむ、しかたあるまい。このまま、裸パーカーで登校するのか?」


 自分が裸パーカーである事に気付いたドラゴン同輩。

「あ!!」

 タオルケットで身体を隠した。


「き、昨日の夜の事は忘れてくれ! わたくし、わたくしどうかしていましたわ」

「確かに、昨日のドラゴン同輩はドエロかったからな」

「言うな!」

 自身が誘惑していたことは自覚しているのだろう。

 恥ずかしそうに、タオルケットで顔まで隠した。


「まぁ良い、これで無事「完結」は回避された」

「完結?」


「俺の都合だ。それよりスマートフォンを見るがよい」

 ドラゴン同輩がスマートフォンを見ると……


「一体!?」

「言っただろう、ラブコメ……否、物語においてヒロインは救われると」

「モブ……お前がやったのか?」


「それは秘密にしておこう。俺はあくまで、この世界ではモブにすぎぬ。目立つわけにはいかないのでな」

 ドラゴン同輩、いきなり俺に飛びついてきた。だから裸パーカーでこのアクションは油断すると「性描写有り」になってしまう。危険すぎる。


「おい! 俺ではないと」

「そうか、そうなのか!! わたくしは助けられたのか……モブに……」

「俺ではないと!」

「なら、それでもいい」


 裸パーカーのドラゴン同輩。俺の胸に顔を埋めた。

「もういいの……わたくしは今、世界一幸せな女の子なのですから」


 事件解決後、女子ヒロインに抱きつかれる。ラブコメでは良くあるシチュエーションだ。だが、現実では……


 ******


 俺達の日常が戻った。


 三人の負けヒロインが部室で、放課後を過ごす。


「「「フラれましたぁ」」」

「……なんだ。またか」


 今回も俺が企画立案したラブコメ的黒皇攻略作戦は失敗に終わった。

 まぁ、これも物語ストーリー上は規定事項。


 可愛く、エロく、そして楽しく。


 ヒロイン達の笑顔が弾けている。


 オーガ後輩が入れてくれた紅茶がとても美味い。


「ハーレム王……悪くない」

 ヒロイン達に聞こえぬよう小さく呟く。

 

 と……今回も、予定文字数を大幅に超えてしまったな。


「どうした、ドラゴン同輩?」

「ちょっとな、青龍が気になることを言ってたのでな」


 ドラゴン同輩は当然のように俺の隣に座る。近い。

「気になる?」

「ああ、あの日……裏切り者達をボコった救世主。九龍宮の手練れを単身で葬った男、いったい何者だろうか?」

「知らんな」


 ドラゴン同輩は笑う。

「その人物……青龍の奴は「黒皇」本人じゃないのか、そう言っていたのだ」

「何故、謀を巡らした張本人が? 面白い冗談だな」

「……その辺は良くわからない、だがわたくしもそう思える」


 ドラゴン同輩は俺を見つめ、ニヤニヤ。

「九龍宮の手練れを見事叩き潰した男、モブよ興味が沸いてくるではないか」

「男には興味が無い」

「ふふ……」


 ドラゴン同輩はその後、何も話そうとはしなかった。



 さて、グループL●NE中で「合宿」の話題が浮上した。

「確かに、「部活」と言えば……「学園物」といえは合宿はつきものだな」

 ラブコメ的考察も捗るだろう。俺も同意だ。と言う事で次回は合宿回だ。


 諸兄も股間を膨らませて……もとい、期待を膨らませ待って欲しい。




 ******




 数日後の夜、PCを操作している「魔女」。


 画面に映しだされているのは、なんと俺の部屋。隠しカメラが仕掛けられていた。


 俺は「魔女」に監視されていた。

 画面には、ドラゴン同輩との会話が盗撮されていた。


 俺に飛びつくドラゴン同輩のシーン。


「…………」

 魔女は沈黙……その後手刀チョップ。PCをまっぷたつ、たたき壊した。




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