僕の彼女は最恐。母さん。
志乃原七海
第1話、最強、転生、
とんでも発奮!マザコン?違う!母さんとの奇想天外ラブストーリー
序章:
悠斗は、自分の感情に苦しみ、占い師うないとうこの言葉に翻弄されていた。母・信子への異常なまでの愛情…それは、まるで泥沼のように悠斗を飲み込んでいくようだった。そして、信子の姿が消え、代わりに現れた美少女ミコ。悠斗は、ミコに恋心を抱きながらも、彼女が母の生まれ変わりではないかという事実に、戸惑いを隠せない。
悠斗(モノローグ):
…どうすれば、この気持ちを消せるんだ…?
(0:01:00) オープニング:
軽快な音楽とタイトルバック。悠斗の困惑した表情、信子の優しい笑顔、そして、謎の光に包まれた美少女ミコの姿。今回は、さらに、若返った父親の姿が加わり、タイトルバックは、よりカオスな雰囲気に。タイトル「とんでも発奮!マザコン?違う!母さんとの奇想天外ラブストーリー」
(0:01:30) 第一話:美少女転生!父もまた転生!?
悠斗は、いつものように学校から帰宅した。しかし、家には誰もいない。
悠斗:
ただいまー…?
いつもなら、温かいカレーの匂いが漂ってくるはずなのに、今日は静まり返っている。悠斗は、不安になりながら、部屋を探し始める。
悠斗:
母さん…どこ行ったんだ…?
その時、悠斗の部屋に、眩い光が差し込んだ。悠斗は、目を覆い、光が収まるのを待つ。光が消えると、そこには…
悠斗:
え…?
信子の姿はなかった。代わりに、そこに立っていたのは、見慣れない美少女だった。
美少女(ミコ):
…あ、あの…?
漆黒のロングヘアに、透き通るような白い肌。まるで絵画から飛び出してきたかのような美しさ。悠斗は、言葉を失い、呆然と見つめる。
悠斗:
…誰…?
美少女(ミコ):
えっと…私は…
美少女(ミコ)は、困ったように、悠斗を見つめる。
美少女(ミコ):
…あなたの…お母さん、だったりする…のかも…
悠斗:
えええええええええ!?
悠斗は、混乱のあまり、大声で叫んだ。美少女(ミコ)は、なぜか記憶を失っているらしく、自分が誰なのか、よく分かっていないようだった。
美少女(ミコ):
…ごめんなさい…全部、忘れちゃって…
悠斗は、半信半疑ながらも、美少女(ミコ)を家に招き入れる。美少女(ミコ)は、信子の面影を微塵も感じさせない。悠斗は、動揺を隠しきれず、ぎこちなく話しかける。
悠斗:
あの…名前は…?
美少女(ミコ):
…わからない…
悠斗:
…じゃあ…とりあえず…
悠斗は、考えて、美少女(ミコ)にこう提案する。
悠斗:
…「ミコ」って呼んでみようか。
美少女(ミコ):
…ミコ…?
悠斗:
…うん。なんとなく…そんな感じがするから。
ミコ:
…ミコ…
ミコは、悠斗の言葉を繰り返す。どこかぎこちないが、愛らしい笑顔を見せる。悠斗は、そんなミコの姿に、ドキドキしながらも、なぜか心を奪われていた。
(0:04:00) シーン:
悠斗は、ミコに優しく接し、記憶を取り戻す手伝いを始める。
悠斗:
とりあえず、ご飯食べようか。何か食べたいもの、ある?
ミコ:
…わからない…
悠斗:
…じゃあ、僕の作ったもので良ければ…
悠斗は、ミコのために、カレーを作ることにする。ミコは、悠斗が料理をしている様子を、じっと見つめていた。
ミコ:
…すごい…
悠斗:
…別に、大したことじゃないよ。
悠斗は、照れくさそうに笑う。完成したカレーを、ミコに勧める。
悠斗:
はい、どうぞ。
ミコ:
…いただきます…
ミコは、カレーを一口食べ、目を丸くする。
ミコ:
…おいしい…!
悠斗:
本当?よかった。
悠斗は、ミコの笑顔を見て、安堵する。その瞬間、悠斗は、ミコに対して、母である信子とは違う種類の感情を抱いていることに気づく。それは、恋心にも似た、特別な感情だった。
(0:05:00) シーン:
悠斗とミコが一緒にテレビを見ていると、玄関のチャイムが鳴る。悠斗がドアを開けると、そこにいたのは…なんと、信夫だった。しかし、その姿は…
悠斗:
父さん…?
信夫(若返り後):
ただいまー。…って、なんだ、悠斗。
信夫は、驚いた様子で悠斗を見つめる。そして、視線の先には…
信夫(若返り後):
…ミコちゃん…!?
信夫の姿は、まるで10歳ほど若返ったかのように、精悍な顔つきになっていた。
信夫(若返り後):
君は…誰だね?
ミコ:
…ミコです…
ミコは、ぎこちなく答える。信夫(若返り後)は、ミコの美しさに、完全に心を奪われている様子。
信夫(若返り後):
…ミコちゃん!君は、一体…どこから来たんだい?
信夫(若返り後)は、ミコにベタベタと話しかけ始める。悠斗は、父親の変わり果てた姿に、困惑する。
悠斗(モノローグ):
…ちょ、ちょっと待って…父さん…何があったんだ…?
(0:06:00) シーン:
次の日、悠斗は、ミコと並んで朝食をとっている。ミコは、悠斗の作ったトーストを美味しそうに食べていた。
ミコ:
あの、悠斗…
悠斗:
ん?どうしたの、ミコ?
ミコ:
その…ありがとう。いつも…
悠斗:
別にいいんだよ。困ったことがあれば、なんでも言ってね。
ミコは、嬉しそうに微笑む。
ミコ:
…あのね、私…
その時、ミコは、ふと何かに気づいたように、眉をひそめた。
ミコ:
あ…また…
悠斗:
どうしたの?
ミコ:
…また、はじまっちゃった…
ミコは、まるで子供を諭すような口調で、悠斗に話し始めた。
ミコ:
悠斗、あなたはね、もっと早寝早起きをして、きちんと朝ごはんを食べなきゃだめよ!それから、ゲームばっかりしないで、もっと勉強しなさい!
悠斗は、驚き、そして、どこか懐かしい気持ちになった。
悠斗:
え…?
ミコ:
だいたい、あなたの部屋は散らかりすぎ!片付けなさい!
ミコの口調は、まるで信子のようだった。悠斗は、ミコの言葉に、信子の面影を重ねていた。しかし、同時に、彼女の言うことに、なぜか納得してしまっている自分もいた。
悠斗(モノローグ):
…また、説教がはじまった…
(0:06:30) シーン:
その日の夕食時、若返った信夫は、ミコに熱心に話しかけ、ミコも困惑しながらも、楽しそうに会話をしている。悠斗は、父のミコに対する態度に、嫉妬と困惑を隠せない。
信夫(若返り後):
ミコちゃん、君の好きな食べ物はなんだい?
ミコ:
…カレー…
信夫(若返り後):
カレー!それはいいね!今度、僕が最高のカレーを作ってあげるよ!
悠斗は、たまらず、割り込む。
悠斗:
父さん!ミコは、僕が作ったカレーが好きだって言ってたんだ!
信夫(若返り後):
なんだ、悠斗。やきもちかい?
信夫(若返り後)は、ニヤニヤと笑う。悠斗は、顔を赤らめ、怒りを露わにする。
悠斗:
…ミコは…僕のだ!絶対、渡さない!
ミコ:
…?
ミコは、突然の悠斗の言葉に、困惑した表情を見せる。
(0:07:00) シーン:
悠斗は、再びうないとうこの元を訪れる。
悠斗:
うないさん!大変なことがあったんです!
うないとうこ:
おお!悠斗殿!泥沼は深まるばかりか!?そして、父上まで転生とは!
悠斗は、ミコのこと、そして、若返った父のミコに対する態度について、うないに話す。
悠斗:
…父さんも、若返って、ミコに夢中なんです!
うないとうこ:
なんと!最強の恋敵、誕生じゃな!
悠斗:
…どうすればいいんですか…?
うないとうこ:
…泥沼から抜け出すには…その愛を、貫き通すしか!そして、父上にも、負けてはならん!
うないは、不敵な笑みを浮かべた。
(0:08:00) エンディング:
悠斗とミコが、寄り添い合う姿が映し出される。悠斗は、若返った父親を睨みつけ、ミコを守ろうと決意する。そして、タイトルバックには、若返った信夫も加わり、3人が入り乱れるカオスなシーンが展開される。
ナレーション:
転生した母、ミコ。現れた最強の恋敵、若返った父。悠斗の恋は、前代未聞の三角関係へと突入する!次回「禁断の三角関係!父の猛攻!ミコの心は…?」お楽しみに!
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