KAC2025 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2025～

https://kakuyomu.jp/special/entry/9th_anniversary#event03

以下、参加作品の振り返り

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第1回お題　

『ひなまつり』

とある五人囃子の逆襲～カクヨム愛の劇場～

雛壇の禁忌 〜逃げた囃子は還らない〜

https://kakuyomu.jp/works/16818622170347087978/episodes/16818622170397218884

　お題の中ではかなり直球ですね。ありそうでなかった。

　メタネタと言うか箱庭の世界と言うか、そんな感じ。意思を持った雛人形たちの物語。

　ジャンルがホラーで合ってるのかは若干疑問ですが、雰囲気はそれっぽいので良しとしましょう。

　結局一番読まれたのは最初のこの作品だけでした。

　執筆時点でこれだけ61PV、他は平均15PV程度ですが別に突出して興味を引くタイトルや内容ではないと思うんですが……最初だけみんな読もうとした結果かな。

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第2回お題　

『あこがれ』

海江内あかりは演じたい

『私以外登場人物全員王子様シンデレラ』

https://kakuyomu.jp/works/16818622170582755677/episodes/16818622170620839130

　個人的にはとても気に入ってる作品。

　長編小説として書けるくらいに設定を練っていざ執筆

　↓

　このペースだと終わらなくね？

　↓

　主人公とヒロインだけに絞って書くか

　↓

　すごい中途半端に終わった

　本当はみんなの前で演劇を披露するも主人公の姿が見えなくなる、が部長だけは何故か見えていてその原因を探りながら二人の仲が進展していくラブコメ風な作品を目指していたんですが短編でやるには長すぎると後半部分をばっさりカット。多分1万文字超えてた。

　設定をもう少しうまく考えないと「声優でいいじゃん」になってしまうのが課題点。

　タイトルの『私以外登場人物全員王子様シンデレラ』良いと思うんだけどな。声に出して読みたいし興味も惹かれない？　ちゃんとネタ被ってないか調べたし。ちなみにキャラクター全員王子様なスマホゲーはありました。

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第3回お題　

『妖精』

妖精と精霊の違い

魔法文芸誌『えれめんたるなふぇありぃ』Vol.24

https://kakuyomu.jp/works/16818622170835067676/episodes/16818622170855919210

　ちゃんとした意味で妖精と精霊の違いはずっと考えてました。自然由来の発生源か否か、とか妖精は付喪神のように何かから発生するものだ、とか。世界ではもっと細かく分かれてますね。

　日本で言えば妖怪みたいなものですかね。知らない人からすると妖怪という単語で十把一絡げにまとめてしまいますが、ぬらるひょんとか砂かけばばあとか名称があるでしょ、みたいな。雑草という名の草はない、みたいな。

　それはともかく、内容的にはただの嘘論文です。真面目にふざけた。

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第4回お題　

『書き出し指定「あの夢を見たのは、これで9回目だった。」』

聲の勇者の成り上がり

勇者アポイタカラの高座伝説

https://kakuyomu.jp/works/16818622171085178545/episodes/16818622171085226764

　9回目に意味を持たせないと書く意味がないですからね、この書き出し。そこから逆算して8回同じことを繰り返して9回目に上手くいくストーリーを考えればいい。というわけで思いついたのがヤマタノオロチ退治。

　それとは別に異世界落語というものを思いつき、実は本物の異世界来訪者がネタやってたら面白いんじゃね？　と考えてました。これ自体ははたらく魔王様とかはじめよくあるネタですけど。

　映像なら叙述トリック的などんでん返しができそうだけど、小説ならはじめからわかりやすく読者に伝えた方がいいだろうと設定を隠さないことに。

　落語家なら名前の襲名を考えたい。オリハルコンがいいなと謎のチョイス。あとは流れるようにヒヒイロカネからアポイタカラで。ちなみにアポイタカラはヒヒイロカネの別名です。

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第5回お題　

『三題噺「天下無双」「ダンス」「布団」』

消えたYouTuberを追え！　～別冊霊異記潰しのフォークロア～

深夜廃校でダンス対決（バト）る

https://kakuyomu.jp/works/16818622171285892175/episodes/16818622171484173593

　主人公は あの日の続きは異世界で 他でお馴染みの阿納桧都月（あのひの　つづき）です。KACで使えそうなお題が出たときには積極的に書こうと思います（と去年に引き続き同じこと言いました）。

　三題噺は一行目で全部無理やり全部使ってその後もう一度回収するという流れが好きです。

　実際に近くの小学校が統合されて過疎地の小学校が廃止されてしまったんですよね。そこから思いついたネタ。

　そして違いのわかる方は皆無でしょうが『霊異記潰しのフォークロア』は都月が自ら出向いてその異世界をぶっ潰すことをコンセプトにしています。シリーズ物の中でも一番成長した姿であり、よくないものとの付き合い方がわかった結果ちょっと積極的に異世界ぶっ壊しちゃおうなかってなっちゃってます。物騒ですね。

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　KACは毎年何かしらの数字を合わせてくる傾向にあるので9周年の今年は9にちなんだ何かが来ると思ったら「9」00文字が来ました。やり忘れたんですが。

　全5回と控えめでしたが、来年がどうなるか楽しみですね。書く側としては地獄の一ヶ月になるわけですが、それが楽しいんだ（末期症状）。