高校

律「恭介数学の課題やった?」

恭「終わってるー」

朔「見せて」

芽「恭ちゃんって不良に憧れてオレンジに髪染めたのに根が真面目だからただの痛い人だよね」

恭「う‥うるせぇ!」


同じ高校の、同じクラスの、隣同士の彼らは今日もいつもの日常を送っている。


恭「お前、そんなこと言ってると課題見せてやらないからなー」

芽「いいもーん。りっちゃんに見せてもらうからー!」

律「私もまだだよー」

芽「え!?りっちゃんらしくない!」

律「昨日は遅くまで電話しててそのまま寝ちゃったんだよね」

朔恭「誰と」

律「ネトゲの友達」

朔「それ男?」

律「女の子」

芽「あ〜!この間言ってたゾンビ狩るゲーム??」

律「そうそう。どうしてもクリアできないところがあってね」

芽「ゲームといえば、この間みんなでやったメリカー恭ちゃん劇弱だったよね」

朔「恭は昔からゲーム弱いから」

芽「あ〜確かに、今に始まった事ではないね〜どうしたらそこまで下手くそになれるの?って思うもん」

恭「ゲームできなくても勉強できるからいいんですぅ」

芽「だから中途半端なんだよなぁ、髪の色も人生も」

恭「人生は中途半端じゃないだろ!!え?中途半端に見えるの…?ねえ…?」

芽「りっちゃん課題一緒にやろ〜!」

律「いいよー」

朔「俺も混ぜて」

恭「無視すんじゃねえーーーー!!!」

律「朔、そこ違う」

朔「どこ?」

律「ここ。芽衣は答え写さないで自分で考えて」

芽衣「む〜り〜だ〜よぉ」

恭「………」

朔「りっちゃんここ分かる?」

律「どこどこ?」

芽「わ〜か〜ら〜な〜いぃ」

恭「…………寂しい」


これは4人のほんの一ページなのである。

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