第-7章
第12話
今日も
3人は
秘密基地と彼らが呼んでいる場所に
来た
それは
近所の山に
すこし入っていった場所にある
川のほとりの
大きな石と石の間のくぼみだった
そこに入ると
それは自分達だけの
秘密の場所になった
わたし
大きくなったら
じゅんちゃんのお嫁さんになる
綾香は
その言葉を聞きながら
胸のそこから湧き上がってくる
怒りを感じていた
その時
綾香の目に入ったのは
その子が大事にしている
水色のボールだった
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