Ⅲ. プレスト(終末への疾走)への応援コメント
ロビンは悩んでしまった。組織の歯車が疑問を抱いてしまった。これは一つの正義の立場では致命傷になってしまう。
シャーロックに殺されてもいい。ヘンリーのやめられるんだろの問いにも心の底で絶望が囁いている。おどけているが、心は既に死を受け入れている。
情報部員なら常に死と向き合っているのだろうが、その使命感から来る覚悟ではない。
これは辛い。
シャーロックは、気づいているのだろう。ロビンもこの男なら受け入れてくれると感じているのかもしれない。
この二人の関係に共感するには、何が必要だろうか。
答えは出そうもないな。
作者からの返信
ニャにゃねこにゃさん、こんばんは!
二人の二年後を記した『PART-TIME LOVER』から本作までお付き合い頂き、本当にありがとうございます。
「組織の歯車が疑問を抱いてしまった」……まさにそれこそがロビンの静かな破滅の始まりでした。「任務」という大義名分のもとで麻痺させていた心が、無辜の親子の姿やあまりに理不尽な命令によって「人間性」を取り戻してしまったんです。国家への絶対服従を旨とする諜報員の彼にとって「正気でいること」は死と同義であり、これほどの絶望はありません。
それでも……
ロビンは、「罪を自覚せずに生きる者」としてのヘンリーと付き合うことで、短期間であれ安らぎを感じていたと思います。「僕も彼のように開き直ってしまえたらどんなに楽だろう」と願うが故に、ずるずると関係を断ち切れずにいたのでしょう。
けれど満たされなかったんです。ただの労りの言葉や金品で示せる愛なら、他に幾らでもあったからです。ロビンが欲しかったのは、そんなお綺麗なものじゃない。狂気の中でもまだ自分を繋ぎ止めてくれる手だったんです。仮初の安寧などではなく。
その点、シャーロックは残酷なほど「正気」を保っています。
彼の前では、世界など積み木の城と変わりません。「土台が崩れていれば、その上に何が建てられるというのか?」――彼はそんな当たり前の事実を、ダークサイドから行動で示しているに過ぎないのです。
つまり、ロビンが世界の醜さを無自覚に引き寄せ、余す処なく映し出してしまう「鏡」だとすれば、シャーロックはその鏡の覆いを剥ぎ取り、容赦なく磨き上げる者。
嘘つきだからこそ何より誠実さを尊ぶロビンにとっては、「見るな」「聞くな」「語るな」と、世界の不完全さに背を向けるよう迫る人間たちよりも、血を吐くような真実しか差し出さないシャーロックの方が、ずっと魂を委ねられる存在だったのかも知れません。
(ただし、ここにはもう一つ見過ごせない皮肉があります。
ロビンがシャーロックを「唯一の正気であり同類」と信頼しているのは、彼が自分を「殺すかも知れない(そこに甘い恋愛感情などない)」という恐怖を抱えているからです。「忖度なしの行為だから彼の宣告は正確」と、逆説的にロビンは安らぎを覚えているのです)
一方で……ヘンリーもまた彼なりに、ロビンを愛していたのだと思います。
愛していたからこそ、世界と己の欺瞞に疲れ果てていたロビンに「トパーズ(=真実を探す石)」を贈れたのでしょうし、最後には自らの罪を償いながら、ロビンの未来を創るための「贄」となったのだろうと……。
私見ですが、真実の愛とは「愛されたい」という己のエゴを超えた先にあるものなのだと思います。誰かを本当に愛してしまった時は、どれほど受け入れがたく理解しがたい展開であっても、身をもって愛を証明する機会に「恵まれて」しまうのだろうと。何故なら愛の究極形は「自己犠牲」だからです。
ロビンもまた言葉にできない領域でそれを直感したからこそ、ヘンリーの最期の贈り物を「微笑んで」受け取ったのではないでしょうか。ある意味でヘンリーの望みだった「I would do anything to make you smile.」は結実したのだと思います。
楽曲としての「クロイツェル・ソナタ」がそうであったように、安易な理解や共感を拒絶し、消えない問いとして心に残り続けること。それこそがシャーロックとロビンの関係における真髄かと思います。
どちらかが勝ってどちらかが負けるような「奪い合い(ゼロサム)」ではなく、己の安寧を捨ててでも互いの理想と破滅に殉じ合う――そんな二人だけの「非ゼロサム・ゲーム」とも言える覚悟の美しさを感じて頂けたら幸いです。
ヘンリーの数字遊びで
何人も死んでしまってるとはΣ(*´Д`)💦
作者からの返信
神室さん、こんばんは。
ヘンリーのような男にとって、死はただの統計データに過ぎないんです。このように、結果を認識しつつ平然と悪事に手を染めることを『未必の故意』と呼びますが、実はこれ、直接手を下すよりもずっとタチが悪いのですよ。
彼の『爽やかな笑顔』の裏にある腐敗に気づけるかどうかが、この物語のひとつの分岐点かも知れません。
企画に参加していただきありがとうございます♪ 非常にお洒落な文章で真夜中に読むにはうってつけです!出版してもいいぐらいだと思います。
作者からの返信
渋谷滄溟さん、こんばんは!
温かなお言葉をありがとうございます。作家冥利に尽きます!
Ⅲ. プレスト(終末への疾走)への応援コメント
すみません。愚人の小生には読切れませんでした。純文学も苦手です。奏でる曲のイメージもトルストイが何と言ったのかも知りません。始まりの余韻も感じとれず、恋愛感情も読み取れず、ただ1.2話の余韻と3話のリアリティのギャップとが印象にのこりました。理解出来たら、とても奥の深い作品なのでしょうね。本当にポンコツなコメントで申し訳ありませんでした。読ませて頂き、ありがとうございました。
作者からの返信
ぱぴぷぺこさん、こんばんは。
とても誠実なコメントをありがとうございます。
私も昔は純文学というものが嫌いでした。あれは文そのものではなく余白を読み解くものだからです。それに加えて、私の小説の主人公は、嘘をつき過ぎてとうとう自分でも本音が分からなくなった……というような信頼し難い語り方をしていますし。トパーズの輝きで未練を感じられる読者はこの世にどれだけいるのでしょう。もし子供の頃の私が今の私の小説を読んだとしたら、きっと「何もかも意味不明だ」と腹を立てて横へ放ったと思います。
しかし、私はもう二十四歳。これまでに様々な死や欺瞞を見送って来ました。学校にはいじめが原因で小学校三年までしか通っておりませんし、現在は悪徳ガス屋に未払金もないのにガスを強制撤去されたり、弁護士に裏切られたりで、災害時のような生活を続けながら裁判資料を準備している所です。
このやり場のない気持ち……こちらには何一つ非がないのに、あちらの都合であらゆる権利や心を蹂躙されるというこの世界に理由を見出したくて、願わくは「汝はいかにも美しい」と感じたくて、祈りの代わりに書き上げたのがあの小説です。理想郷を建てるつもりで自分の墓穴を掘っている可能性も否めませんが。
ですから、普通の日常をお過ごしの方には到底共鳴し難い内容なのかも知れず、それは私も何となく分かっておりました。「私のOSにはこの.exeファイルは対応していません」というようなものですね。あるいは、チューニングの合わない楽器同士で演奏をし合うような。
それでも、この精神の臨界に触れる暴力に、最後までよく付き合ってくださいました。ご期待に添えず残念ではありますが、ただただ感謝しております。
もしも未来でぱぴぷぺこさんの楽器の音が変わったなら、また共演してください。地獄の底で待っています。
Ⅲ. プレスト(終末への疾走)への応援コメント
このたびは企画へのご参加、誠にありがとうございました。
ホームズがバイオリンの名手であることに焦点を当てた小説というのは新鮮で、とても興味深く拝読しました。私はシャーロック・ホームズに詳しいわけではないため、もし勘違いがあればご容赦ください。
大学では少しだけロシア語を学んでおり、トルストイの『クロイツェル・ソナタ』が登場する物語には、個人的にとても心惹かれました。
美しく切ない愛のかたちに魅了されました。改めて、素敵なお話をありがとうございました。
作者からの返信
リョーシリキガクさん、こんばんは。温かなご感想をありがとうございます!
ロシア語をご専攻の方に本作を拾い上げて頂けて嬉しいです。
リョーシリキガクさんのおっしゃる通り、シャーロック・ホームズの音楽家としての側面に焦点を当てた作品は少ないかも知れません。私自身がミュージシャンということもあり、その部分を特に書き表したくなったのです。
もう一つの大きな理由は、トルストイ先生が「芸術は人間の情欲を煽るためにある。精神を高めるだって?嘘だよ!」と作品を通して大批判されていたので、「おっと!全ての芸術家たちのためにこちらも作品で反論しなければ! 出でよシャーロック・ホームズ!」と奇妙な使命感を帯びたまま執筆を始めたからです(笑)
ドイル氏の「青い紅玉」という話の中に、以下のようなホームズの言葉があります。(引用:https://221b.jp/h/blue.html)
「このきらめきと輝きを見てくれ。間違いなくこれが犯罪の核心であり焦点だ。素晴らしい宝石はみんな同じだがね。どれも悪魔が好んで用いる餌なんだよ。こういう大きな古い宝石は、カット面と同じ数だけ血塗られた事件があったとみて良いだろうね」
宝石は自然が生んだ結晶ですが、芸術は人が生んだ結晶です。そういった美しいもの、素晴らしいものが存在するせいで事件が起こるというのは頷けます。しかし、罪を犯すのはそれら「宝石」ではなく人なのです。悪魔は単にそれを餌にして、人はどれだけ正気でいられるのかと試しているだけなのです。やや問題のある例えではありますが、鏡を前に醜態さを晒した人がいたとしても、それは決して鏡のせいではありません。
ヘンリーはロビンに出会ったことをきっかけに、自ら滅びの道へ進みました。でもある意味魂を浄化された状態で死んだのです。ロビンが本当に必要とする死体となることで、己の罪を贖いながら、愛を証明したのですから。
本作では多くの血が流れましたが、中心にロビンがいたからこそ、まだ少しマシな明日へ英国は歩んで行くことが出来る。ロビン本人がそう思わなくても、誰にも感謝されなくても、そうなのです。ここまで読んでくださった読者の皆さんと、最初から全てを見抜いているシャーロックだけがそれを知っています。だからロビンは芸術であり、存在する意味があると、私は書きたかったのです。
Ⅲ. プレスト(終末への疾走)への応援コメント
加筆された部分も含めて、最初から読ませていただきました!
シャロとヘンリーそれぞれの回想が追加されたことで、ロビンの二人に対する想いの対比がより一層ハッキリと感じられました。
"同じ世界にいながら、同じ景色を見ていない"
この感覚こそが、シャロとヘンリーをどうしようもなく決定的に異なる存在としてロビンに認識させている強い想いなのだろうなぁと感じて、とても印象に残りました。だってロビンは初めて会ったレストランでも今回のカフェでも、シャロに自分の本質や本心をひと目で見抜かれちゃっているんですもんね…。そりゃ気に食わないし、気になる存在にもなっちゃいますよねぇ笑。
あと、今回の加筆でシャロとヘンリーがロビンをどんな風に見ていて、自分達にとってどんな存在でいてほしいのか(いてほしかったのか)みたいな二人の気持ちや関わりの違いも、さらにくっきりと浮かび上がった気がします。(あくまで個人的な感想です💦 なんだか上から目線で申し訳ないです🙇)
元々完成度の高いストーリーが加筆によって、それぞれの関係性の奥深さがさらに増したように感じられました! いつも素敵なお話をありがとうございます✨ これからも応援しています❣️
作者からの返信
あけさん、こんばんは!
お返事が遅くなってすみません💦
いつも温かなメッセージをありがとうございます。加筆部分ばかりか、冒頭から再読してくださり感謝の気持ちでいっぱいです。
ロビンは自分が嘘つきだからこそ、人の誠実さに飢えているんだと思います。だからヘンリーがロビンの嘘を黙認するのを許せなかったし、「愛するって、誠実でいるってことじゃないのか?」と疑問に思ったのかもです。
Billy Joelの"Honesty"の歌詞に
「誠実という言葉はこんなにも寂しい
人は誰しもそんな風には生きていない
誠実という言葉を聞くことさえない
いつも僕が求めていることなのに」
……とありますが、ロビンはそういう気持ちなんだと思います。(https://note.com/iketshun_yok/n/nfc0b8080ef81 より引用)
一方、シャーロックは最初からロビンの嘘を見抜いて歯に衣着せず物を言うので、ある意味誠実なのかなと。ロビンは自分を取り繕わなくて良い分ホッとしているのかも知れません。この瞬間、二人の関係は「恋」や「敵味方」の前に、「共に“死の中に生きる者”として付き合おう」という契約として成立したのだと思います。
Ⅲ. プレスト(終末への疾走)への応援コメント
企画に参加いただきありがとうございます。
せっかくなので、「クロイツェル・ソナタ」を聞きながら拝読しました。
穏やかなヴァイオリンとピアノの音、なのに旋律の変化が激しい。
そんな静と動が混在する不思議な曲に合わさるような物語の展開。
言葉選びがものすごく音楽的でもあり、引き込まれてしまいました。
ロビンの中のヘンリーに対する感情は、実際にはどうだったんでしょうね。
愛は受け付けないけど、居心地は良かったのか。
心底うっとうしいものだったのか。
……きっと、最後の微笑みが答えなんだろうな、とは思いますが。
美しくも深い黒、とてもよかったです。
応援しております。
作者からの返信
夢真さん、こんばんは。
本作を読んでくださってありがとうございました。
奇しくも昨日5月24日は、ベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」の初演から222年となる日であり、その興奮が覚めやらぬ内にこのようなコメントや美しいレビューを頂けたことがとても嬉しく、また不思議に思います。
ロビンは「罪を自覚せずに生きる者」としてのヘンリーに、短期間と言えど安らぎを感じていたはずです。「ああ、僕も彼のようにいっそ開き直ってしまいたいな」と願っていたかも知れません。
それに、愛されることは期待していたと思います。でも、金で買った優しさや花を飾るような台詞や夜の温もりではダメだったのです。それだけなら他にも沢山ありますから。彼が欲しかったのは狂気の中で“まだ繋ぎ止める”手であり、ヘンリーではなかった。
シャーロックという絶対的な真実の具現者・カルマを刈り取る者の存在を知りながら、ヘンリーが差し出す仮初の平安に染まることは、ロビンにとって「狂気(ありえない生き方)」そのものであり、嘘つきであるが故に何より誠実さを尊ぶ者として、そこまで腐り切れなかったのでしょう。
しかし、ヘンリーも彼なりにロビンを愛していたと私は感じています。
愛していたからこそ、世界と自分の欺瞞に疲れ切っていたロビンに「トパーズ≒真実を探す石」を贈れたのだと思いますし、最後には自分の罪を償いながら、ロビンの未来を作り出すための贄になったのだろうと……。
うまく言えませんが、本当の愛は、自分が愛されたい気持ちを越えなければいけないのです。そして誰かを本当に愛してしまった時には、到底理解が出来ず受け入れられない展開でも、自覚がなくても、身を持って愛を証明する機会に置かれてしまうものなのです。何故なら愛の究極系は「自己犠牲」ですから。
そしてロビンも、言葉にならないレベルでそれに気付いてしまったから、彼の最期の贈り物を「微笑んで」受け取ったのだと思います。
Ⅲ. プレスト(終末への疾走)への応援コメント
題材に惹かれて読ませていただきました。皮肉交じりのハードボイルドな文体がとても素敵です。殺伐とした世界観と狂おしく奏でられる曲の重なりが印象的で、凄絶な美しさを感じられました。
クロイツェル・ソナタの曲もトルストイの小説も知りませんでしたが、本作を機に興味を唆られました。いつか読んでみたいですね。
作者からの返信
瑞樹さん、こんばんは。お久しぶりです。
私の最新作を読んで頂けてとても嬉しいです!
優しいお言葉をありがとうございます。
私も二月までは「クロイツェル・ソナタ」という曲があること自体、知りませんでした。特にクラッシックが好きなわけではありませんし、「ベートーヴェンと言ったら運命でしょ」という程度。それでも、出会ってしまう時には出会ってしまうものですね。電子辞書に収録されていた「名曲フレーズ集」でほんの数フレーズを聴いた瞬間に憑かれたようになって、「もうこれで小説書く」と文字を打ち始めていました。しかもそれは、トルストイがこの曲を軸に殺人小説を書いたという話を知る前のことだったんです。信じられないような符合でした。
音楽というものはやはり、耳ではなく、心で聴くものなのですね。ベートーヴェンが聴力を失ってからも作曲を続けたという逸話の本当の凄さを、それで知りました。
実はロシアの作曲家ヤナーチェクという人も、トルストイの小説に感化されて、同名の曲を作られています。そちらもおすすめです。
Ⅲ. プレスト(終末への疾走)への応援コメント
天川さんの純文企画でお名前を見かけて参りました。
読み始めたら止まらず、一気読みさせてもらいました。
洒脱な海外ドラマのようで面白かったです。
ありがとうございました。
作者からの返信
朝吹さん、こんばんは。温かなご感想をありがとうございます。レビューまで頂けて、本当に励みになります!
実を言うと「現代英国」の設定は、私がBBCドラマ「SHERLOCK」を見る前に作ったものだったのです。なのであのドラマを観始めた時には「おお、私の考えていたことがとっくに映像化されてるぞ」とびっくりしたのを覚えています。人は集合的無意識の中で同じ宝(インスピレーション)を分け合っているのでしょうか。とはいえ、敬愛するシャーロック・ホームズの物語が形を変えて語り継がれていく……ということは私にとって「生きてるだけでご褒美」にも等しいことです。現代ホームズに、アニメのホームズ、ゲームのホームズ、とても良い時代ですね……。
話は変わりますが、いつの日かまた私の黒いホームズが、朝吹さんの肩を叩きに行くかも知れません。その時はぜひ、振り返ってくださいね。
企画へのご参加本当にありがとうございますっ‼️🥳🍥
わあああとってもおしゃれな文章……と悶えてしまいました😂😂😂
日本の純文学的要素と海外作品の翻訳小説的な要素を両方とも兼ね備えたというか、わたしぜんぜん素人なので適当言ってると思って聞き流してほしいんですけどとにかく唯一無二の文章で憧れます〜(๑´ω`๑)♡
「ヘンリーの外見? そりゃハンサムさ」
みたいな言い回しわたしめ〜〜〜ちゃ好き。
続きも楽しませていただきますね……!!
作者からの返信
蓮沼ぴのこさん、温かなお言葉をありがとうございます。
おかげさまでロビンも、もう少し世界を優しく見つめられるようになると思います。
最後まで読んでくださり嬉しいです。大変励みになりました!
Ⅲ. プレスト(終末への疾走)への応援コメント
一般読者に届かないのが残念でなりません。難しい象徴の使い方があり、みなそれが分かってくれれば良いのですが……
作者からの返信
アタオカしきさん、最後まで読んでくださってありがとうございます。
この作品のあらゆる象徴について、私は他の語り方が出来ませんでしたし、それで良いと思っています。私がこの作品を捧げた人は、分かってくださいました。アタオカしきさんも分かってくださいました。存在に意味を与えてくださったこと、感謝しております。
例えその他の方に届かないとしても、大丈夫です。理解されないことで完成する芸術があるとしたら、それは「クロイツェル・ソナタ」ですから。
Ⅰ. アダージョ・ソステヌート ー プレスト(沈むように緩やかに、そして急速な変化)への応援コメント
おぉー!フレデリック・フォーサイスを思わせるようなMI6を舞台、クロイツェルソナタの調べを通奏低音に、面白そうな出だしですね!
作者からの返信
青山 翠雲さん、こんにちは。
ご覧頂きありがとうございます^^
フォーサイスのような英国諜報機関の陰謀劇に、ベートーヴェンのソナタの響き――重ねて感じて頂けたなら、ロビンも「おや、僕の美学が分かる粋な人がいるね」と上機嫌でモカ・コーヒーをおかわりしそうです。
ロンドンの冷たい雨の下で交差する、互いの嘘と本音。
この「クロイツェル・ソナタ」がどのようなフィナーレを迎えるのか、最後までお付き合い頂けましたら幸いです。