月にはウサギが住んでいる。🌙ムーンライト・セレナーデ🐰
猫の尻尾
第1話:その子は月からやって来た。
異世界からやって来た女の子のシリーズです、がもう何弾目かも分かりません。
お月さんやウサギやメイドに詳しくない人でも読めます。(=^x^=)
昔から月にはウサギがいて餅をついてるってお伽話は有名だよね。
僕は一度も会ったことないけど現在では、お伽話じゃなくて月には、ちゃんと
ドワーフ族ってウサギが住んでるんだ。
異星人系を扱った雑誌に月面に降り立った人類とドワーフ族が一緒に写ってる
写真を見たことがあるしニュースにもなっていたし,S NSでも確認することが
できる。
月の表面に「ネザーランド」って大規模なドームが築かれていて、そこにドワーフ族たちが住んでいるらしい。
ウサギと言っても地球にいるウサギとは違って擬人化していて人間により近い容姿をしている。
ドワーフ族は動物のウサギみたいな長い耳じゃなくエルフみたいな毛のない
尖った耳を持っている・・・で、お尻にはちゃんと毛のある丸っこい尻尾が生えて
いる。
耳のせいで地球人とは見分けがつく。
なんでも遠い昔、地球人が月に持ち込んだウサギが急激に進化して今のドワーフ族に
なったって説もある・・・。
月には生命を急激に進化させる不思議なパワーがあるのかも、それともドワーフ族
の進化に干渉した何者かがいたのか?
人類が気づいた時には、もう月にはすでにウサギが住んでいた。
なわけでドワーフ族と人類とは今や平和協定で結ばれて仲良く交流している。
だから月から地球に移住するドワーフ族もたまにいたりする。
そして、その「ネザーランド」からひとりのドワーフ族の女の子が地球にやって
きた。
なにか重大な問題を抱えて地球にやって来たらしい。
その子の名前は「シナモン・ロール」 って言う。
で、シナモンは今、日本の「
三人家族。
お父さんの名前は「
お母さんの名前は「
そして息子の名前は「
どうしてシナモンが
経緯はこういうことだったのです。
光太は天体観測が趣味で、その夜も望遠鏡で星の観察をしていた時、そしたら
望遠鏡のレンズの中を横切っていった光る物体があったんだな。
なにかと思って急いで望遠鏡で物体を追った、一度は狙いを外したけど、それは
いつものこと。
だから通り過ぎた物体をすぐに望遠鏡に捉えた。
その物体は湖の方に向かって降りて行くのを確認した光太は観測をほったらかし
にて、その謎の物体を探しに湖に向かった。
自転車で15分ばかり走ると湖に到着した。
そこに雑誌やネットで見たことあるような金属に見える丸い物体が湖にプカプカ
浮かんでいた。
「UFO?・・・そうだよな? 」
「このUFO、月のドワーフ族が乗ってるやつだよな、ネットで見たことあるぞ」
若いぶん科学知識があって順応性に長けた光太はさして驚きはしなかった。
自分にもこう言う遭遇がいつかありえることだって日頃から思っていたからだ。
そしたら、その物体の上部がパカッって開いて中から同じくネットで見たことある
ような女?・・・メイドさん?
たしかにメイドに見える異星人?が宙を浮いたかと思うと光太のところまで降りて
きた。
「およよ・・・エルフみたいな可愛いウサギ耳・・・ドワーフ族じゃん・・・
まじで?」
地球人とは違う雰囲気のその子は光太と歳が変わらないくらいの女の子だった。
そしてメイドの衣装を身につけていた。
髪はロングの白髪にツインテールで、特徴的な耳が両サイドにやたら目立っている。
ウサギって言っても、なんのなんの人間の女の子に引けをとらないくらい可愛い。
チャーミング&キュート?
その子は、光太の前までやって来てこう言った。
「あなた・・・地球人よね?・・・って、私おバカな質問してる?」
「地球に降りて来てるんだから地球人に決まってるよね」
「ここに来る前にUFOのコンピューターで少し調べてみたの・・・地球の男子
のこと・・・私、女性には興味ないから・・・」
「地球人の男子ってエッチなのね」
「エッチって・・・いきなりそこですか?まあ当たってなくもないけど・・・
僕、一応そのエッチい地球人だけど・・・君、ドワーフ族だよね」
「そう、私、月のネザーランドってところからやって来ました」
「私の名前は「シナモン・ロール」 って言うの」
「シナモンって呼んでね・・・よろしく、地球の男子」
つづく。
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